energy９：ウィップ
ライトロン「そもそもお前達は人間なのか？」
マスク・オブ・アイゼン「・・・元々はな。」
ライトロン「元々って・・・」
サッ
アイゼンは三叉槍を構えた。
アイゼン「そちは戦いに来たのだろ？早く構えろ。」
ライトロン「えっ・・・」
アイゼン「構えろ。」
ライトロン「構えろったって、俺はあんまり武器は使わないんだよな〜」
サッ バリィィィッ
アイゼン「ん？」
バチィィィッ
アイゼン「ぐわぁぁぁぁっ！！」
アイゼンは直撃を喰らった。
ライトロン「モロだな。」
アイゼン「ええ、確かに。」
ライトロン「え？あんまり効いてない。」
アイゼン「この鉄の鎧はあまり電気を通さぬ。悪いな。」
ライトロン「ちっ・・・」
アイゼン「今度はこちらから行かせてもらうぞ。」
ダンッ シュッ
アイゼンは三叉槍を繰り出してきた。
サッ バリバリッ
ライトロン「エレクトロソード！！」
それに対してライトロンはエレクトロソードで対抗した。
キンキンキンッ ブンッ ガキンッ シュッシュッシュッ
２人の攻防は一進一退だった。ここでライトロンが
ライトロン「エレキウィップ！！」
ヂィッ ヂィッ
ライトロンはエレクトロソードの刃である電撃を鞭のようにしなやかにしてアイゼンに繰り出した。
アイゼン（鞭・・・か・・・）
バッ
ライトロン「そこだぁ！！」
ビュッ バヂィッ
アイゼン「ぐっ！！」
アイゼンはかろうじて避けたがすぐに次の一撃が待っていた。
ライトロン「よしっ！」
ビュン グルル・・・バリィィィッ！！
アイゼン「グァァァァッ！！！」
ライトロンは鞭をアイゼンに巻きつけ、電撃を浴びせた。
アイゼン「グゥゥゥ・・・」
ガクンッ
アイゼンは膝をついた。勝負はライトロンが明らかに優勢だ。しかし・・・
ライトロン（おかしい・・・あまりに弱すぎる・・・）
ライトロンは心配していた。
アイゼン「ふっ、強いな。」
アイゼンは立ち上がった。
ライトロン「お前、本気を出してないな。」
アイゼン「出してほしいのか。」
ライトロン「やっぱり本気を出してなかったんだな・・・出さないのか？」
ヒュン バシィィッッ
ライトロン「ぐぁっ！！」（何があったんだ！！何も見えなかったぞ・・・）
アイゼン「今から本気を出そうと思っていたところなのだ。」
彼の手には鞭が握られていた。
ライトロン「鞭・・・だと・・・」
アイゼン「ああ。鉄の高度を持った鞭・・・柔鉄鞭だ。」
ヒュッ
そう言うとアイゼンは柔鉄鞭を振った。
ピシィ バシィィッ
ライトロン「ぐぁぁぁっ！！」
ライトロンは一撃目はかわしたが二撃目は肩に直撃した。
アイゼン「鞭祭・・・」
バシッ ビシッ ピシピシピシピシピシッ
柔鉄鞭が容赦なくライトロンに襲いかかる。
ライトロン「・・・！！」
ガクンッ・・・
ライトロンは何も言わずその場に倒れた。
ライトロン「全く・・・見えない・・・」
アイゼン「随分使い込んだ鞭なのだ。そろそろ死んでもらおう。」
サッ
アイゼンは三叉槍を構えた。
アイゼン「この槍は・・・止め用にある。」
バシュュッ ゴーーーー
三叉槍の刃はミサイルだったのだ。一直線にライトロンに向かってくる・・・
ライトロン（ちくしょう・・・）
一方Ａ地点
バサッ
リンネス「くらえ！」
シャッ
リンネスは空からリンネスフェザーを出した。しかし・・・
マスク・オブ・ゴールデン「ふっ・・・前は油断しましたが、今度は通じませんよ。」
髑髏「カカカカカッ」
ビィィィッ ボゥッ ボゥッ
ゴールデンは骸の杖の髑髏から赤いビームを出した。ビームはリンネスフェザーと相殺した。
ゴールデン「さて、そろそろいきますか。」
バッ
髑髏「カカカカカッ」
フワ・・・・ ユラ〜〜
ゴールデンは髑髏を浮遊させた。
リンネス（来た・・・）
バッ バサッ
するとリンネスは急降下し、ゴールデンの頭と同じぐらいの高さで飛行しだした。
ゴールデン「何の真似ですかな？」
リンネス「おまえのその戦い方は離れた敵に対してするものでしょ。」
ゴールデン「ほう・・・なぜそう思われるのです？」
リンネス「あの髑髏の目から出すビーム、あれここで放ったらおまえも危ないよね？」
ゴールデン「ほう・・・よく気づきましたな。」
カシャン
ゴールデンは髑髏を骸の杖に戻した。
リンネス「小細工なしの勝負ができそうじゃない？」
ゴールデン「空中戦が得意のリンネスが一騎打ち・・・珍しいですな。」
リンネス「それは勝手でしょ？」
シャキィィン
リンネスは手の甲から爪を出した。
リンネス（翔・・・敵は絶対取るからね・・・）
終
敵紹介
名前：マスク・オブ・アイゼン
所属：ブラックジーベン
武器：三叉槍
柔鉄鞭
外見：全身鉄の鎧で顔に仮面がある。
