energy4:ブラックジーベン
翌日・・・
学校で義景と隼人は真剣な表情で話し合っていた。
義景「やはり、あのリンネスという奴は・・・」
隼人「あいつしか考えられないな・・・」
義景「伊能。君は何を考えているんだ。」
隼人「あいつを[ヴァンデミエール]に加えようと思ってな。」
義景「[ヴァンデミエール]に加えるということは[ブラックジーベン]といずれ戦うということだぞ。」
隼人「それならそれでいいだろ。」
義景「やれやれ・・・」
その頃烏丸は・・・
烏丸「・・・でさー・・・ハハッ・・・」
友達としゃべっていた。
そして放課後・・・
バサッ ヒュゥゥゥ・・・
リンネスは空を飛んでいた。そして着陸した。すると・・・
リンネス「あんたたち・・・確か・・・」
ライトロン「やっぱりな。[ブラックジーベン]の下部組織っぽい組織の所に行ったら来ると思ったんだよ。」
インバルト「リンネス・・・いや・・・烏丸香。私たちの組織に入らないか?」
リンネス「え・・・何でワタシの正体バレてるの・・・?」
リンネスは動揺していた。図星だったらしい。
インバルト「やはりな・・・お前が烏丸香なら話はわかる。弟を殺したのは[ブラックジーベン]か?」
リンネス「何でそんなこと聞くんだよ?だからどうだというのよ?」
ライトロン「味方を1人でも増やそうと思ってな。」
リンネス「味方?何の?」
ライトロン「[ブラックジーベン]を潰すためのな。」
リンネス「[何のために潰したいの?[ブラックジーベン]はおまえらじゃ絶対に勝てない組織よ!?」
インバルト「絶対に勝てない組織か・・・お前はその絶対に勝てない組織に挑もうとしているのだぞ。」
リンネス「わかってるわよそんなこと。でも・・・」
インバルト「でも?」
リンネス「おまえたち2人が守口第壱中学校のどこのどいつかは知らないけれど、ワタシの気持ちなんて絶対にわからないわよ・・・」
ライトロン「そんなの俺らには関係ねえよ。組みたいから組む。ただそれだけだ。」
リンネス「・・・」
インバルト「・・・」
ライトロン「・・・」
一瞬の沈黙が流れた・・・その時
バッ
???「君達が我が[ブラックジーベン]の下部組織を次々と潰しているやつらかね?」
3人の前に日輪の仮面をつけたマントの男があらわれた。
ライトロン「誰だお前は?」
???「俺の名はマスク・オブ・サン。[ブラックジーベン]幹部よ。」
リンネス「[ブラックジーベン]幹部・・・!!」
マスク・オブ・サン「話は聞かせてもらった。リンネスと言ったかね?貴様の弟を殺したのは我が[ブラックジーベン]最高幹部マスク・オブ・ゴールデン様だ。」
リンネス「・・・」
インバルト「どうしてそんな事言うんだ?」
サン「どうせお前らは死ぬからさ!!アポロンロッド!!」
サッ
サンは手に持っていた先端に日輪が付いている棒・・・アポロンロッドを構えた。そしてアポロンロッドを地面に刺した。
サン「あがれ!!火柱!!!」
3人の真下に火柱が上がった。
インバルト「クゥ!」
ライトロン「うぉっ!」
リンネス「はあっ!」
バサッ
インバルトとライトロンはなんとか避けた。リンネスは空を飛んだ。
サン「フン。よけたか・・・だが!」
ダッ ガィン ギィン キィン
サンはまずインバルトにアポロンロッドで襲った。火柱にあっけをとられていたインバルトは驚いたが
すぐにソニックブレードで応戦した。
サン「何だそれは?」
インバルト「衝撃波だ・・・」
サッ ドゥン
サン「衝撃波!?」
バッ ・・・バリリリリィィ
サンは避けた。しかし今度はライトロンの電撃が襲い掛かった
バジィィッ ガクッ
サンの背中に直撃した。
ライトロン「ヘヘ・・・」
サン「おのれぇ・・・調子に乗るなよ・・・」
シュゥゥゥゥゥ カァァァッ
サンの仮面が赤く光りだした。そして・・・
サン「くらえ!!アポロンシャイン!!!」
ビカァァァァァッ
サンの仮面から赤く光り輝く光線が放たれた。
ライトロン「うわぁぁっ!!」
インバルト「なっ!!」
油断していた2人は直撃とまではいかなかったがダメージをくらった。
サン「ふふふ・・・これが[ブラックジーベン]幹部、マスク・オブ・サンの力だ!ふふ・・」
ズバッ
リンネスが後ろから急降下し、翼で背中を斬り裂いた。
サン「グアァァッ!!!」
リンネス「調子に乗っているのはどっち?」
サン「まだ貴様がいたか・・・逃げたと思っていたがな・・・」
リンネス「弟を殺されたのにここにいる無関係の2人より逃げると思う?」
ライトロン「・・・まるで俺達が弱いみたじゃねえか・・・」
リンネス「そういう意味じゃないけど。」
シュン
リンネス「クロス・・・ウィング・・」
サン「見・・・見えん!!」
リンネス「ストラァァァイク!!」
リンネスは高速低空移動をし、サンに近づき、翼で×字状に斬り裂いた。
スタンッ
ガクガク
サン「今回はまだ小手調べだ・・・ハァ・・・これから[ブラックジーベン]は本格的な活動に入る。」
リンネス「逃げるんだったら勝手にすれば?ただし次に来るときはマスク・オブ・ゴールデンも一緒にね。」
サン「フン。貴様ら如きにゴールデン様の力を借りなくても・・・また会おう。」
ジュウウウッ
サンは水蒸気になって消えていった。
インバルト「[ブラックジーベン]幹部、マスク・オブ・サンか・・・」
ライトロン「これで幹部か・・・笑わせるぜ・・・」
リンネス「何よ!?ワタシがいなかったらあんたら死んでたかもしれないのよ!?」
ライトロン「そんなこたあねえよ。」
インバルト「・・・で、私たちの組織に入らないか?」
リンネス「・・・・ま、いいわ。名前なんていうの?」
インバルト「[ヴァンデミエール]。ナポレオンの異名だ。」
リンネス「あっそ。」
こうして[ヴァンデミエール]に新しいメンバーが加わった。
終
リンネス
外見:スパイダーマンのヴァルチャーの翼が青く、仮面を付けたような感じ
敵紹介
名前:マスク・オブ・サン
所属:ブラックジーベン
武器:アポロンロッド 最大1000℃まで熱くすることができる。