energy3:ヴァンデミエール
2日後・・・
学校はいつもと変わらない。しかし一つ変わったことがある。それは・・・
義景「やあ、伊能。」
隼人「よう、藤崎。」
義景と隼人が仲良くなったことだ。
隼人「今日は久しぶりに戦わねえか?」
義景「私もそう言いたかったところだ。」
ライトロンは隼人だった。2日前インバルトと初めて会い、昨日正体を知ったのだ。
義景「そういえばファクションがあることを忘れていたな。」
隼人「あっ、そうだったな!名前は何にしようか・・・」
キーンコーン カーンコーン
義景「放課後また考えよう。じゃあな。」
隼人「ああ!」
この2人の会話を不思議そうに見ていた2人がいる。
正也「あの2人こんなに仲良かったか?」
治樹「僕はよくわからないけど・・・」
ガラガラガラ
先生「おーい!早く座れよー!」
こうして今日の授業は始まった。
昼休み
正也は食堂で治樹ら友達数人と食事をしていた。そして食事を終え、教室に帰ろうと出口に近づいた時・・・
タッタッタッ
???「あ〜やばい〜早く運動場に行かないと〜」
ドカッ
???「いた〜。大丈夫?」
正也「いや別に。どうしたんだよ、何か急いでるのか?」
???「うん、ちょっと委員会の仕事があって・・・じゃあね!」
タッタッタッ
正也にぶつかった女子・・・烏丸香は走っていった。
治樹「あの人確か同じクラスの・・・」
正也「ああ。烏丸か・・・」
友達A「確か最近弟が死んだとか・・・」
友達B「よく元気でいられるな・・・」
放課後
インバルトとライトロンは連携プレーで早々に過激派団体をたおしていた。
ライトロン「やっぱり1人より2人にほうが潰しやすいな。」
インバルト「あまり潰すとかいう言葉は使わないほうがいい。」
ライトロン「まあ、そうだな。」
フラ・・フラ・・
???「おい・・・お前ら・・・」
ライトロン「あ、まだ倒せてなかったか。」
テロ組織や過激派団体を「倒す」というのは殺すわけではなく警察が来るまで気絶させておくことである。で、そのまだ倒れてなかった過激派団体[革新起]の隊長は2人に何かをしゃべろうとしていた。
[革新起]隊長「おまえらかなり強い方だと思うが[ブラックジーベン]には敵わないな・・・」
インバルト「ブラック・・・」
ライトロン「ジーベン・・・」
隊長「そうだ・・・この[革新起]は[ブラックジーベン]の下部組織。足元にも及ばん。」
ライトロン「おまえらの組織は結構苦戦したほうだっての・・・」
インバルト「たしかに・・・2人だからこそ勝てたな・・・」
隊長「それは総統がお力添えしていたからこそ・・・グフッ」
ドサッ
隊長は倒れた。
ライトロン「[ブラックジーベン]か・・・聞いたことあるか?」
インバルト「私がいつもチェインジビジョンでみているのはB級だからな・・・」
チェインジビジョンにはA級・B級・C級の組織リストをリアルタイムで見ることができる。
バサッ スタッ
???「今[ブラックジーベン]って言った?」
壁の上に立つ者・・・エナジースーツを着ている者は2人に[ブラックジーベン]について聞いてきた。
インバルト「女か・・・なぜそんなこと聞くんだ?」
ライトロン「何者かを名のらずにいきなりそんなこと聞くってことは何かあったのか?[ブラックジーベン]はおそらくA級の大型組織で、今倒れているやつは[ブラックジーベン]の下部組織だ。」
???「ワタシはリンネス。今[ブラックジーベン]を追っているんだ。理由は言えない・・・」
ライトロン「手を貸してやろうか?B級組織に飽きていたところだ。」
インバルト「私もそう思っていたところだ。」
リンネス「いや、いい。追っているのは個人的な理由だ・・・」
ライトロン・インバルト「「その理由というのは?」」
リンネス「・・・弟が殺されたんだ。」
バサッ
リンネスは腕から腰にかけてついてある翼で飛んでいった。」
ライトロン「あいつ飛べたのか。」
インバルト「弟が殺されたってことは・・・まさか・・・」
ライトロン「あ、そういえばファクションの名前考えるの忘れていたなぁ。何にする?」
インバルト「[ヴァンデミエール]・・・」
ライトロン「何だそれ?」
インバルト「ナポレオンの異名だ。かっこよくないか?」
ライトロン「ナポレオンか・・・よし!それにしよう!!」
インバルト「それじゃ早速登録するか・・・」
2人はチェインジビジョンを開きファクション登録画面を出し[ヴァンデミエール]と登録した。
ちなみにファクションとはテロ組織などに対抗するための組織である。登録することで。現在の仲間の状況などがわかり、連携性が強まる。
終
エナジースーツ紹介
[リンネス]
装着者 ???
能力 空を飛ぶ