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energy26:バトル

ステーナ「あんた誰?てかボナパルト知ってる?」

???「誰でもいいだろ。お前らなにやってんだよ。」

その男は・・・ロスノフだった。ちなみにデュナークからは見えない位置にいた。大ダメージをうけているため当然動くこともできなかった。

S-1A「おい、姐さんが聞いてんだ。返事したらどうなんだ?」

ロスノフ「・・・ああ、知ってるよ。」

S-1B「ほう、なら教えろよ。教えねえと、こいつみてぇになるぞ。」

ドゴォッ!

デュナーク「がはぁっ!!」

ロスノフ「なっ!?」

S-1Bはデュナークの脇腹を蹴った。

S-1B「さあ、話してくれるか?・・・???」

S-1Bが再びロスノフに目を向けたとき、彼はいなかった。

ステーナ「!!・・・あそこだ!?」

ロスノフ「うぉぉぉらぁぁぁっ!!!」

ロスノフは空高く飛び上がっていた。そしてS-1Bに向かってシリアルサイズを振り下ろしていた。

S-1B「な、なにぃぃぃ!!」

ズバァァァン!!

シリアルサイズがS-1Bの体を大きく切り裂いた。ロスノフはS-1Bを一撃で倒した。

ステーナ「ちっ!お前たち!やりな!!」

3人「「「ははっ!!!」」」

サッ ダダッ

3人は剣を構えて、ロスノフに斬りかかった。しかし・・・

ロスノフ「デス舞踏ダンス・・・」

タンッ ザッ ブゥンッ ズバァァッン!!

3人「「「ぐぁぁぁっ!!」」」

ロスノフは高く飛び上がり、3人の中心に降り立ち、シリアルサイズを全周囲に一閃した。3人はダメージを負い、倒された。

ロスノフ「次はお前だ。」

ステーナ「チッ、めんどくさいことになったね。」

シャキーン

ステーナはクレインネイルを出した。

ロスノフ「お前がボスか。絶対許さねえ!!」

ステーナ「フッ、アタシには敵わないよ。」

2人の戦いが始まろうとしていたその時・・・

ザッ

ボナパルト「お前ら何やってんだ!?」

ボナパルトがやって来た。

ロスノフ「ボ、ボナパルト!!」

ステーナ「へえ、あんたがボナパルトかい。」

ボナパルト「ああ・・・ところで、そこに倒れてるやつは?」

デュナークはいつの間にか気を失っていた。

ステーナ「こいつを知らないのかい!?この前喋ってる姿を見た奴がいるらしいけど。」

ボナパルト(喋った?・・・まさか、尾津!!?)

ステーナ「その女にあんたについて聞き出してたら何も知らないって言うもんだから、アタシがやったのさ。」

ボナパルト「何だと!?ていうか俺について聞き出してどうするつもりだったんだ!?」

ステーナ「あんたを今のうちに潰しておこうと思ったのさ。アタシら『真華学園』の勝利のためにね。」

2人「「『真華学園』だと!?」

ステーナ「そうよ。模範戦闘の前に潰しておきたかったのよ。あんたらは知らないと思うけどさ、模範戦闘ってその学校のランクを決めるのよ。」

ロスノフ「どういうことだ?」

ステーナ「政府はその学校の能力者の強さで治安の善し悪しをギリシャ文字の順番にランク付けするのよ。あんたらのところは[帝王]がいるから当然ランクはαよ。ちなみにうちらはβよ。」

ロスノフ「そんな情報どこでわかるんだ!?」

ボナパルト「クックック、『光和』以外は皆[チェインジビジョン]の使い方を熟知しているようだな。」

ロスノフ「[チェインジビジョン]にだと!?」

ボナパルト「ま、俺は知っていたがな。」

ステーナ「でも政府は実際にこの目で判断しようとしないのさ。要は強ければランクは高く、弱ければ低い。だから・・・」

ボナパルト「どんな手を使ってでも、ランクを上げたかったわけか。」

ステーナ「そういうことよ。」

ボナパルト「関係ない奴をいたぶってもか・・・本当は今すぐお前をぶん殴りたいところだが・・・今日は見逃してやる。」

ステーナ「ふっ、そうかい。じゃ、遠慮なく帰らせてもらうよ。」

タッタッタッ

ステーナは去っていった。

ロスノフ「何で今戦わないんだよ?尾津がやられたんだぞ!」

ボナパルト「模範戦闘まで待て、あと二週間だ。それに、俺たちは状況の把握がまだできてないようだしな。」

ロスノフ「確かに、俺たちの知らないことがありすぎるな。でも・・・」

ボナパルト「[列強]が他校の生徒と無闇に戦うのはやめといた方がいいしな。てかお前が助けたのか。意外だな。」

ロスノフ「そ、そりゃあ・・・そうだ、もし尾津が目覚めたときはお前が助けたことにしてくれないか。」

ロスノフにはまだ後ろめたい気持ちがあった。

ボナパルト「・・・わかったよ。」


―『真華学園』特別室

???「主席、江島様がボナパルトの始末に失敗いたしたとのことです。」

主席「別に様をつけなくてもいいぞ、呼び捨てでいい。来島、お前は総司令だ。名前だけの私とは違う。」

『真華学園』総司令、来島周くるしま あまねは主席、沢田 紅貴こうきにそう言われた。

周「そんなことはございません。あなたはれっきとした『真華学園』の王でございます。」

紅貴「ふっ・・・恩に切る。江島がしくじったか・・・想定内ではあるが、これでは二週間後の決戦ではどちらが勝つかわからんな。」

周「戦局は・・・互角ですか。」

紅貴「ああ。だが、我々は勝つよ。我々が最強であることを教えてやる。」


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