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数日後、朝、3年2組―

ガラガラガラッ

興「うぃーす。」

興が登校した。

鋼健「おう。どうだ?メンバー選びの調子は。」

興「思ったより見つからねぇな。そっちは?」

鋼健「こっちもいねぇよ。てか俺としては最悪3人だけでもいいと思ってるんだがな。」

興「まあな。」

ガラガラガラッ

興「ん?・・・おう。おはよーさん。」

???「あ、栄己くんおはよう。昨日はメールブチってごめんね。」

興「いや、いいよいいよ。それぐらい。」

???「眠たくなったから・・・」

興「遅い時間にメールした俺が悪いだけだっての。あ、そうそう・・・」

教室にきた女の子・・・尾津おづ弓香ゆみかは興と少し話をして自分の席へ向かった。

鋼健「意外だな。栄己にいつのまにか女友達がいたとは。」

興「まあな。別に不思議じゃねえだろ。」

鋼健「俺もいるしな。てかお前尾津のこと好きなのか?」

興「何でそんなこと聞くんだよ?」

鋼健「態度があきらかに違うだろ。で、どうなんだ?」

興「・・・気になるだけだよ。てか尾津には彼氏いるんだろ?」

鋼健「そうだったな。悪い悪い。変な質問したな。」

興「ったく・・・」(あ、そういえば最近、別れたって言ってたな。ま、気になるだけだしどうでもいいか。)


夕方―河川敷―

弓香「すごい・・・これがエナジースーツの力なんだ・・・」

能力者でもあった弓香は、エナジースーツの力がどんなものなのか、C級組織で試してみた。すると予想以上の力を発揮したので、変身を解いた後、驚いていた。

弓香「帰ろか。」

弓香は家に帰ろうとした。しかし・・・

ザッ

???「ゆ・・・弓香・・・」

エナジースーツに変身した男が弓香の前に現われた。

弓香「えっ・・・誰?」

???「お前も能力者だったんだな。それより・・・何で・・・別れよなんて言ったんだよ・・・」

弓香「まさか・・・茂琉しげる!?」

弓香の元彼、宇田うだ茂琉は

???「ああ・・・俺だよ・・・」

弓香「だって・・・もう好きじゃなくなったから・・・」

???「・・・・・・・ふざけんじゃ・・・」

ダッダッダッ

???「ねぇっ!!!」

ブンッ!!

弓香「きゃあっ!!」

茂琉のエナジースーツ・・・ロスノフは手に持つ大きな鎌・・・シリアルサイズを弓香に振るった。幸いにも弓香には当たらなかったが、弓香は転んでしまった。

弓香「あ・・・あ・・・」

弓香は自分が能力者であるということを忘れ、怯えている。

ロスノフ「勝手なこと言うなよ・・・俺はまだ好きなんだよ・・・」

弓香「そんなこと言ったって・・・」

ロスノフ「うる・・・せぇっ!!!」

ブンッ!!

ロスノフはシリアルサイズを弓香に向けて振るった。しかし・・・

ザッ ガキィィン!!

ボナパルト「・・・」

弓香は助けに現われたボナパルトによって救われた。

ロスノフ「何だお前・・・関係ねえだろ!!」

ボナパルト「関係なくもないな。俺は[列強]なんでね。エナジースーツに変身して生身の女襲うか!?おかしいだろ?」

ロスノフ「お前に何がわかるんだよ!!」

ボナパルト(俺の正体知らねーだろ。何勝手なこと言ってんだよ。)

ザッ

ロスノフ「くらえぇぇっ!!!」

ブンッ

シリアルサイズの一撃がボナパルトに向かっていったが・・・

ボナパルト「・・・」

キィィィン!!

ボナパルトのバロンソーがそれを弾いた。そして・・・

ボナパルト「一撃で終わらせるぞ!・・・大公グランドデューク!!!」

ズバァァァン!!!

ロスノフ「ぐあぁぁっ!!」

ドサッ

ロスノフは吹き飛ばされた。

ロスノフ「はあ・・・はあ・・・くそぉっ!!」

ダンッ!

ロスノフは逃げた。

弓香「あ・・・ありがと・・・」

ボナパルト「・・・さっきまでエナジースーツに変身してたのに、何でさっきはしなかったんだ?」

弓香「え・・・」

ボナパルト「まだまだ[列強]には程遠いな。フッフッフ・・・」

弓香「だって・・・初めてだもん・・・」

ボナパルト「あっ、そうだったのか・・・ファクション作らないか?」

弓香「えっ?・・・でも・・・」

ボナパルト「聞いてみただけだ。いやならいい。じゃ、俺帰るわ。」

タッタッタッ

弓香「あのっ!」

ボナパルト「ん?」

ボナパルトは足を止めた。

弓香「あなた・・・誰・・・?」

ボナパルト「・・・俺か?[列強]のボナパルトだ。じゃあな!!」

タッタッタッ

ボナパルトは去っていった。

弓香「・・・」


―興の家

興は今日の事をとても後悔していた。

興「何言ってんだろ自分・・・はずかし・・・」

サッ   ピッピッピ

興はチェインジビジョンを取り出し、[ファクション作成]の項目をクリックした。

興「ファクション名は・・・不明としとくか・・・まだ一人だっての。」

メンバー探しは本格的に始動した。


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