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守口市立第壱中学校―3年1組教室―
ガヤガヤ・・・
生徒A「この壱中の生徒の誰かが、B級組織を倒したらしいぜ!!」
生徒B「倒したファクションの内2人は[列強]になったってよ!!」
生徒C「そうか、お前ら2人能力者か・・・でも[列強]って能力者の中でもかなりレベルの高い奴のことを言うんじゃなかったっけ?」
生徒A「そうだぜ![列強]っていうのはあの帝王にあたえられた称号なんだぜ!!」
生徒C「ああ、あいつか・・・」
2人の[列強]が生まれたことは、壱中でも話題になっていた。
正也「おい、三島ってたしか、能力者だったよな?」
春樹「うん。」
正也「お前のファクションに[列強]いるんじゃねえの?」
???「野木、三島、なにを話してるんだ?」
2人のもとに来たのは、栄己興、2組の生徒だ。
正也「おう栄己、[列強]の話、みんなその話で持ちきりだぜ?」
興「けっ、能力者でもないお前がそんな話したってなにが面白いんだ?」
正也「うるせえな。オレはこれでもエナジースーツを何回もみたことがあるんだよ。ていうかお前は能力者なのか?」
興「ああ、能力者だ。でもB級組織は怖いな。」
正也「意外とビビリか?」
興「自分の命を守るためだ。悪いか?」
正也「ま、大体の能力者はそんなもんなんだろ?で、[列強]ってそんなにすごいの??」
興「毎回テストでワースト10にいるお前にはわからねえだろうな。」
正也「シバくぞ栄己!!」
興「ハハハハハッ!」
興と正也は小学校からの仲で、こうしていがみ合ってあるが、非常に仲はいい。
春樹「・・・そういえば、みんながいってる帝王ってだれ?」
正也「ああ・・・帝塚 王史・・・通称[帝王]だ。」
興「日本政府の大物の息子で、成績は俺らの比じゃねえ。[列強]にも一番乗りでなったし、B級組織をいくつも潰してる。」
春樹「とても強いんだね。」
興「俺もいつかは帝塚を倒し、能力者のトップになろうと日々がんばってるってわけよ。」
正也「B級組織を怖がってるのに?」
興「なっ!!それはまた別だ!!」
その日の夕方―C級組織[血聖団]のアジト―
構成員A「ボス!これが新しい兵器でございます。」
ボス「そうか・・・これでエナジースーツのガキどもに対抗できるわけか。」
構成員B「どうやら我が組織は、C級組織という扱いを受けているようですが。」
ボス「C級組織と油断してやってくるバカな能力者たちに目にもの魅してくれるわ!!」
???「それは俺みたいな奴のことか??」
ボス「ん!?誰だ!?」
漆黒のエナジースーツに身を包む男がアジトの入り口にいた。
???「俺はボナパルトだ。さあ、目にもの魅してくれ。」
エナジースーツの名前は自由に決めることができる。どうやら彼はナポレオン・ボナパルトにちなんでつけたようだ。
ボス「ふっ、哀れな奴だ。やれ!!」
構成員たち「「「「「おおーーーーっ!!!!」」」」」
20人近い構成員たちがサバイバルナイフでボナパルトに襲い掛かった。
スラッ・・・
ボナパルトはステッキの形をした鞘から剣・・・バロンソーを抜いた。
ズバッ! ズバッ! ズバッ!
構成員たち「「「「「ぐぁぁぁぁっ!!」」」」」
構成員たちは倒れた。
ボス「貴様・・・剣だけで倒したのか・・・」
ボナパルト「この剣は特別な素材でできている。普通の能力者が持つ剣より硬い。まあ、このエナジースーツの取り柄はこれしかないがな。ハハハハハッ!!」
ボス「ふざけやがって・・・」
構成員C「こうなったらあれを撃ちましょう!!」
ボス「おうよ!!覚悟しろ!!」
バサッ
ボスは、布に包まっていたある兵器をボナパルトに向けた。それは巨大な大砲のような形をしていた。
ボス「この巨大ビーム砲[バリエント]は対エナジースーツ用に作られたものだ!C級組織と侮ったな!」
ボナパルト「じゃあ、撃ってみるか??」
ボス「言ったな・・・てぇぇい!!」
グゥゥゥゥン バァァァァァッ
[バリエント]からビームが放たれた。しかし、数分後・・・
ドサッ・・・
ボス「ぐはっ・・・」
構成員たち「「「「「げはっ!!!!」」」」」
ボナパルト以外は全員倒れた。
ボナパルト「ふふふ・・・やはりこの能力は強いな・・・」
ザッ
???「先客がきてたか・・・」
ボナパルト「ん?誰だ?」
???「私はパトリカス、能力者ですよ。」
ボナパルト「そうか。残念だったな。」
パトリカス「ここで会ったも何かの縁、お手合わせ願いましょうか?」
終
エナジースーツ紹介
ボナパルト
武器 バロンソー