energy１３：エンド
総統「ならば[ヴァンデミエール]が全員揃う前に潰せばいいわけだ・・・」
ライトロン「へっ、揃わずとも・・・ハァァ！！」
インバルト「フン！！」
サージルグ「ウォォォォッ！！」
バリィィッ ドゥゥゥン ドガガガガッ
三人の波状攻撃が総統に襲い掛かる。
総統「・・・」
ドスッ
総統は滅刀を地面に突き立てた。そして・・・
ザァァァァッ
三人の放った電撃・衝撃・銃弾がすべて消滅した。
総統「地域消滅・・・この能力のどこがお前らエナジースーツと同じだというのだ？？」
サージルグ「・・・うそだろ？・・・」
インバルト「怯むな、サージルグ。行くぞ！！」
ライトロン「ああ！！」
サージルグ「う、うん・・・」
インバルト「ソニックブレード！！」
ライトロン「エレクトロソード！！」
二人はそれぞれの剣で総統に立ち向かった。
総統「地域消滅・・・」
インバルト・ライトロン「「わっ！！」」
二人は目前の滅刀から離れた。そして総統の左右にまわった。
総統「くっ・・・」
グッ ズボッ
総統は滅刀を構えた。
ライトロン「滅刀を手に持ってる時はさっきのように大規模な消滅はできない！！」
インバルト「自分も消滅してしまうからだ！！」
ギギィィン・・・
二人の剣が滅刀にふれた。刃が少し欠けていたが。すぐに直った。
インバルト「この刃はエナジーで作った刃・・・すぐ元に戻る。」
ライトロン「おまえがいくら消滅させようが俺達のエナジーが続く限り、元に戻るってわけだ。・・・オラァァァッ！！」
ガギッ！ ギィィン！
２人の剣が容赦なく総統に襲い掛かる。しかし・・・
ギィィン！ ドサッ ドサッ
２人は倒れた。
総統「口ではそう言いながらも妙に慎重だな。そうか、これまで幹部たちと戦ってきたダメージで体力が持たんのか。お前らの言うエナジーとは体力。疲れとともにエナジーもなくなっていくというわけだ・・・」
ライトロン（あいつ・・・剣術も強い・・・）
インバルト（刃の再生後２、３回が限界・・・どうすれば・・・）
一方、サージルグは・・・
サージルグ（一体・・・どうすれば・・・）
カタカタカタ・・・
サージルグは怯えていた。すると・・・
リンネス「サージルグ。サージルグ。」
木の陰に隠れたリンネスがこっそりサージルグを呼び出した。
サージルグ「リンネス・・・いつからいたんだ？」
リンネス「さっき来たばっかりよ・・・それよりワタシ、作戦思いついたから、手伝ってくれない？」
サージルグ「あ、ああ・・・で、どうするんだ？」
ギィン！ ガキッ！
インバルト「ハァ・・・ハァ・・・」
ライトロン「ハァ・・ハァ・・ハァ・・」
総統「この２人しぶといな・・・だがもう終わりだ。」
総統が剣を大きく振ったその時・・・
ギューン・・・
リンネス「クロス・・・ウィング・・・ストラァァイク！！」
バサァァァッ！！
リンネスが三人の間を割って入るようにあらわれた。
ライトロン「リンネス・・・ケガは大丈夫か？」
リンネス「もう大丈夫だ・・・」
総統「４人目が来たか・・・」
ドスッ！
インバルト「！！！」
ライトロン「！！！」
リンネス「・・・」
総統は、さっきのリンネスの突撃によってできた間合いを利用して、地域消滅を仕掛けるつもりだった。
総統「間合いはとった・・・エスケープエリ・・・」
サージルグ「スピニングファイヤ！！」
ズドォォン！
総統「グァァァッ！！な・・・なにぃ！！」
リンネス「地域消滅を使うとき、お前は無防備になるのさ！！」
ライトロン「よっしゃ！！インバルト、止めは任せた。」
インバルト「ああ・・・マクスインパルス！！」
ドゥゥゥゥン・・・ ガガァァァァッ！！
総統「グ・・・グァァァァァァッ！！！！」
ドサッ・・・
総統は直撃を喰らい、倒れた。
総統「１５才のガキ４人に・・・[ブラックジーベン]を壊滅させられるとは・・・だが、覚えておけ、いずれ、エナジースーツ同士で、殺し合いが起きるとな・・・」
ガクッ
総統は死んだ。[ブラックジーベン]壊滅・・・
ライトロン「ついに倒した・・・」
インバルト「Ｂ級組織・・・[ブラックジーベン]・・・」
サージルグ「リンネス・・・もう弟の仇はとったんだろ？じゃあ・・・」
インバルト「[ヴァンデミエール]を・・・抜けるのか？」
リンネス「ま、考えておくわ。」
４人は変身を解き、それぞれの家に帰った。
第一部 完
敵紹介
[ブラックジーベン]総統
武器 滅刀
外見 全身が黒い装甲で固められている
