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energy12:エスケープ

総統「私は元々政府の科学者だった。そしてエナジースーツを創ったのだ。」

サージルグ「お前が創ったのか?」

総統「正確に言うと私を含んだ十数名の科学者たちだ。そしてこの目で様々なエナジースーツを見た。私は正直怖かった・・・こんなに恐ろしい力を我々は生み出したのだと思うようになったのだ。そして私の中に狂気が生まれた。この能力チカラさえあれば世界を手にすることだって不可能ではない、そう思うようになったのだ。」

インバルト「それで[ブラックジーベン]を結成したのか・・・」

総統「その通りだ・・・エナジースーツは元々、人間が変身する、という前提の元で創られた。だが私は、人間が進化する、そういう能力を[ブラックジーベン]結成後創ったのだ・・・」

サージルグ「それがあの幹部たちか・・・」

総統「そうだ・・・マスク・オブ・ゴールデン・・・マスク・オブ・サン・・・マスク・オブ・アイゼン・・・そいつらは全員、私が進化させてやったのだ・・・だが勘違いするなよ。あの3人は自ら望んで進化したのだ・・・」

サージルグ「自ら・・・望んで・・・」

インバルト「進化だと?」

総統「そして私も・・・進化した・・・」

インバルト「さっきから進化進化というが、ただの人体改造じゃないのか。」

総統「まあ、そうとも言えるかもしれん。・・・それにしても・・・我が幹部は全員お前らに敗れた・・・完全に進化しきれなかったというわけか・・・」

サージルグ「それで敵討ちってわけか?」

総統「それもあるな。だがそれだけじゃない。この後、私が新しい進化を創るに至って・・・お前らは目の上のたんこぶなのだ。」

シャキィィン

総統は腰の剣・・・滅刀を抜いた。刃は黒ずんでいた。

ザザッ

2人は構えた。

総統「見せてやろう・・・これが進化というやつだ・・・闇滅ダークエスケープ・・・」

ヒュンッ

総統は滅刀をなげた。

インバルト「ふん・・・」

サージルグ「よっと!!」

2人はかわした。そして・・・

ドスッ

構成員A「ぐはぁぁっ!!総統・・・何を・・・」

後ろの構成員に刺さった。

2人「えっ!?」

総統「よく見ていろ・・・」

ズズ・・・ズズズ・・・ザァァァッ・・・

構成員A「うわぁぁぁぁぁっ!!!」

構成員の体が消滅した。

インバルト「何だ・・・今のは・・・」

総統「この滅刀にはあらゆるものを消滅させる力を持つ・・・エナジースーツはどれもこれも生易しい。人の体一つ、消滅することができないのだからな。」

構成員たち「「「「「う・・・うわ・・・うわぁぁぁぁっ!!!!」」」」」

ダダダダダダッ

構成員たちは逃走した。

総統「逃げたか・・・まあいい。次はお前らだ。」

タッタッタッ ガシッ スッ・・・

総統は滅刀を拾い、剣先を2人に向けた。

サージルグ「ち、畜生!!くらいやがれ!!」

ガチャ ドガガガガガッ

サージルグは腕にあるライフルで総統を撃った。

総統「ふん・・・」

バッ タッタッタッ

サージルグ「なっ・・・!!」

総統「くたばれ・・・」

総統は弾丸をかわした。そしてサージルグに向けて滅刀で斬りかかろうとした。

インバルト「危ない!!」

バッ ガキィィィン

インバルトはサージルグを庇う形で、ソニックブレードで受け止めた。

サージルグ「す・・・すまない。」

ジリジリ・・・

総統「何だこれは・・・衝撃波の刃か・・・だがいつまで耐えられるかな?」

ザァァァァッ

ソニックブレードがだんだん消滅してきた。

インバルト「・・・クッ!!!」

ガキィィィィン ザザァッ

インバルト「くらえ!!ショックα!!」

サッ ドゥゥン・・・

インバルトは総統と間を離し衝撃波を総統に向けて放出した。ちなみにショックαとは一直線状に発射される衝撃波で、まるで光線のようである。

総統「滅びよ・・・」

ブゥン・・・ ザァァァッ・・・

総統が滅刀をショックαに向けて振るとショックαが消滅した。

総統「無駄だ・・・この滅刀はあらゆる物質を消滅させる。どんな攻撃をしても無駄だ・・・」

ザッ ザッ ザッ

インバルト(滅刀か・・・厄介な武器だ・・・)

総統が歩み寄ってきた。しかし・・・

ボカァァァン

総統「ぐおっ!!何だ・・・」

総統の足元が爆発した。

サージルグ「意外と無駄じゃなかったよ。」

爆発したのはサージルグが仕掛けた地雷だった。

インバルト「ふっ・・・でかした・・・ショックα!!」

サッ ドゥゥン・・・  ドガァァン

総統「ぐぁぁぁっ!!」

地雷に怯んだ総統にインバルトはショックαをお見舞いした。

総統「く・・・くそ・・・」

インバルト「自分の能力チカラを過信したな・・・お前の持ってるその武器以外が何ら他のエナジースーツと変わりはない・・・」

サージルグ「戦い方によってはお前なんてたいしたことないかもよ。」

総統「ふん・・・これぐらいで調子にのるな・・・」

スクッ

総統は立って反撃しようとした。その時・・・

バリィィッ

総統「なっ・・何だ!!」

バチィィッ ザァァァッ

総統に向けて電撃が向かってきたのだ。総統はなんとか滅刀で防いだ。

ライトロン「何だ?あの武器??」

インバルト「ライトロン・・・」

ライトロン「待たせたな・・・」

サージルグ「リンネスは??」

ライトロン「結構深手だったからな。ま、そのうち来るだろう。」

インバルト「そうか。」

総統「お前がマスク・オブ・アイゼンを倒したのか・・・」

インバルト「ああ。結構強かったぜ。」

総統「あと1人揃えば[ヴァンデミエール]が揃うということか。」

インバルト「お前の負けだな・・・」

総統「何??」

ライトロン「[ヴァンデミエール]が全員揃ったら、お前何か敵じゃねえよ。」

総統「ほう・・・その言葉、おぼえておけよ。」

総統との戦いは新たなる局面をむかえていた。


 

敵紹介


[ブラックジーベン]総統

武器 滅刀

外見 全身が黒い装甲で固められている





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