energy１１：スピン
Ａ地点・・・リンネスＶＳマスク・オブ・ゴールデン
マスク・オブ・ゴールデン「フッフッフ・・・」
ゴールデンは分裂している両手からビームを出した。
フワッ・・・ ビィィィッ
リンネス「くそっ！！」
バサッ
リンネスは避ける。
ゴールデンの猛攻撃はまだ続いていた。
リンネス（何も攻撃できない・・・でも・・・あいつは翔の仇・・・絶対に・・・勝つ！！）
バッ
リンネスは腕を上にあげた。
ゴールデン「何のマネですかな？」
キュルキュルキュル・・・ギュルルルルルッ・・・・
するとリンネスはドリルのように回転を始めた。
リンネス「ロック・・・ウィング・・・」
ゴールデン「一体・・・」
リンネス「スピニィィィング！！！」
ギュルルルルルッ・・・
リンネスはゴールデンの胴体に向かっていった。
ゴールデン「いたって直線的ですな・・・」
フワッ・・・ ビィィィッ
ゴールデンは分裂してある両手と骸の杖からビームを出した。しかし・・・
ヂィッ ギュルルルルッ・・・
ビームは回転によってはじかれた。
ゴールデン「ほう・・・」
リンネス「これで終わりよ！！」
ギュルルルルッ・・・ ズボッ・・・
リンネスは胴体を貫いた。リンネスは勝利を確信した。しかし・・・
ガチャ・・・
ゴールデンの胴体から首が外れた。そして油断しきって回転を解いていたリンネスに・・・
ビィィィッ バチィッ
リンネス「ぐわぁっ！！何で！？」
ビームをお見舞いした。
ゴールデン「フッフッフ・・・私の本体は胴体ではなく・・・この頭部なのです。
フワッ・・・
骸の杖がゴールデンの前に現れた。そして・・・
髑髏「カカカカカッ・・・」
カパッ ゴゴゴゴゴ・・・ カァァァッ
ゴールデン「紫光・・・」
髑髏の口が開き紫色のビームを放出した。ビームは一直線にリンネスに向かっていく。
リンネス「はっ！もう避けられない・・・やるしかない！！」
バッ ギュルルルルッ・・・
リンネス「ロック・・・ウィング・・・スピニィィィング！！！」
リンネスは回転し紫光に突撃していった。
バヂヂヂヂヂィィィィ・・・
互いに押しつ押されつの状態だが明らかに不利なのはリンネスだった。
リンネス（負けるわけには・・・いかない！！）「うああああああああっ！！！！」
ギュルルルッ ガガガガガガッ
リンネスは回転速度を上げ紫光を弾き飛ばした。そして・・・
リンネス「これで・・・終わりだぁぁぁぁっ！！！」
ゴールデン「そんな・・・」
ギュルルルルッ バキンッ ズドッ
リンネスはそのまま突撃し骸の杖とゴールデンの頭部を貫いた。
ゴールデン「私もここまでのようですな・・・・それも・・・よいでしょう・・・」
ドサッ ドサドサドサッ
ゴールデンのありとあらゆる部分が地面に落ちていった。
リンネス「ハァハァハァ・・・仇・・・とったよ・・・」
スタンッ ピッ バァァァン フラッ・・ドサッ・・・
リンネスは地面に降り立ち変身を解くと、その場に倒れた。
香（体が・・・動かない・・・）
香は意識を失いそうになった。しかし・・・
トントントン
？？？「おい！！起きろ烏丸！！」
香「え・・・？」
香が目を開くと伊能が立っていた。
伊能「お前も幹部を倒したようだな。」
香「お前もってことは・・・」
伊能「ああ、俺もだ。」
香「じゃあ、あの２人も・・・」
伊能「あいつら、まだ戦ってるぞ。」
ピッ ヴォン
伊能はチェインジビジョンのとあるボタンを押した。すると画面に地図のようなものが出てきた。
伊能「赤い点が４つあるだろ？このＡ地点にある２つが俺達、Ｂ地点にある２つが藤崎らだ。おそらくまだＢ地点から動いていないからまだ戦っていると思う。そして２人でなおかつ苦戦しているということは・・・」
香「ワタシ達が戦った敵よりも・・・」
伊能「ああ、強いということになる。お前どうする？俺は助けに行くけど。」
香「ワタシ・・・今、全然動かないから先にいってくれない？後で行くから。」
伊能「わかった。後でこいよ。」
タッ
伊能は走っていった。
香「さあ、行くか！」
香はトボトボと歩いていった。
[ブラックジーベン]アジト・・・
・・・マスク・オブ・ゴールデン、戦死イタシマシタ・・・
機械がそう伝えた。
総統「そうか・・・とうとうゴールデンまで死んだか・・・」
Ｂ地点・・・
インバルト「ショックガトリング！！」
ドドドドド・・・
構成員たち「「「「「ぐぁぁぁぁっ！」」」」」
ドササ・・・
サージルグ「くそーー！！」
ガチャ ガガガガガガッ
構成員たち「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁっ！！」」」」」
ドササ・・・
ゾロゾロゾロゾロ・・・
構成員Ａ「なかなか倒れね〜な。」
構成員Ｂ「まあ後少しさ。」
インバルト「ハァッハァッ・・・くそっ・・ハァッ・・キリがないな・・・」
サージルグ「フゥッ・・・フゥッ・・・どれだけいるんだ・・・」
エナジースーツは長い時間戦闘をすると疲れてしまう。今２人は構成員たちを５０人ほど倒している。普通のテロ組織は１０人ぐらいで構成されるが、[ブラックジーベン]は５０人倒されても尚現れてくるのだ。
構成員Ｃ「そ、そろそろ総統が来られるぞ！！」
構成員Ｄ「な、何だと！あ、ああ・・・」
ゴーーーーッ
構成員たちの周りに黒い煙が立ち込めた。
インバルト「そ・・・総統・・・？」
サージルグ「この状況で・・・？」
シューーーッ バッ スタッ
煙が一箇所に集まると、そこから１人の男・・・総統が姿をあらわした。
総統「ここはお前達を誉めるべきなのか・・・？」
構成員Ｅ「総統閣下！！申し訳ありません！！この２人、なかなかしぶといようで・・・」
総統「幹部は全員死んだ。お前達が苦戦するのも無理はない。」
構成員Ｆ「アイゼン様やゴールデン様が・・・」
総統「お前達はアジトに帰っていろ。後は私がやる。」
構成員たち「「「「「は、ははっ」」」」」
タッタッタッタッタッ
構成員たちは帰っていった。
総統「１００人以上もの我が構成員たちを倒すとはな・・・」
インバルト「このエナジースーツあってこそだな。」
サージルグ「ま、まあそうだな。」
総統「エナジースーツか・・・私は元人間だ。」
インバルト「何？」
総統「私は数ヶ月前・・・ある奇跡をこの目で見た。見た瞬間、私の心の奥に秘めていた狂気が目覚めた。」
サージルグ「そ、その瞬間っていうのは・・・？」
総統「エナジースーツ誕生の瞬間だ。」
終
