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energy1:エナジースーツ

西暦20XX年 今とそれほど文明はかわっていない。

しかし世界は少しかわった。

 日本の過激派や外国テロ組織の活動が活発になっていた。毎日と言っていいほど事件が各地で起こり、首都東京も廃墟寸前となっていた。そこで日本政府は首都を大阪に移した。そこに国会議事堂や総理官邸を建てた。今までとは比べものにならないほどのハイテクさで。事件は極端に少なくなった。日本政府は国会議事堂周辺を守口まもりぐちと呼ぶことにし、最近は正式に市になった。

 事件は極端に少なくなったが組織は一向に減らなかった。そこで日本政府は「エナジースーツ」なるものを開発した。これはそのスーツを着ることで自分の身を守れるという物だ。今はまだであり守口市内の十五歳の中学生にのみスーツを与えている。ちなみに最初から使えるわけではなく不意に訪れるという。


20XX年5月14日


ここは守口市立第壱中学校。守口市の学生は栄光ある未来が与えられたエリートたちがいる。

???「あ〜、ヤバイ!遅刻したかも!」

この男は野木正也。エリートの中でも悪いほうかもしれない。

正也「えっ・・・」

朝礼が始まる時間は8時30分しかし彼が学校に来たのは7時30分だった。

???「おや朝早くにえらいねえ。」

後ろから来た男は藤崎義景。読書好きである。

チャリンチャリン

義景「カギがないと教室は開かないぞ。」

正也「そ、そうだな・・・」

ガチャガチャ ガラガラガラ

義景はカギを開け正也と共に教室に入った。

それから2人は仲がいいわけでもなく。沈黙の時を過ごした。ちなみに義景は1人本を読んでいる。

数十分後・・・1人、また1人とやってきていつしか教室はしゃべり声でいっぱいだった。

そして・・・

「よっ!お坊ちゃま!」

「天才!」

「ハンサムボーイ!」

1人の男が現れるとそんなことを言う人たちが出てきた。

???「おいおい、俺は天才じゃないって行ってるだろ?」

彼の名は伊能隼人。エリート中のエリートだ。そんな中藤崎は・・・

藤崎「732年、フランク王国はトゥール・ポワティエで・・・」

数人の友達に囲まれ延々と歴史の話をしている。どうやら本で読んだ内容を話しているらしい。

その中に1人の男がいた。その男に正也が声をかける。

正也「おい、こんな話聞いてたら耳にタコできねえか?」

???「いや。結構楽しいと思うけどなあ・・・」

彼の名は三島治樹。数日前に転入してきた男だ。

正也「はぁーっ。」

ため息をついた正也は自分の席に座った。

正也「ん?これはたしか・・・」

不意に気になったのはかばんについてあるキーホルダーだった。このキーホルダーはエナジースーツになるための変身道具だ。といっても、まだ力が使えない正也にとっては何の関係もない。

正也「エナジースーツか・・・」


放課後


正也はいつものように家に帰っていた。すると・・・

ガタガタガタ・・・・

一台のトラックが走っていた。荷台はマントに包まれている。

正也「あれは確か[革命のメス]の・・・」

[革命のメス]とは武装テロ組織の一つである。そのトラックは突然止まり、荷台から数人に男達が降りた。すると突然・・・

ドガガガガガッ ババババババッ ガガガガガッ

マシンガンを空にぶっ放った。

革命のメス隊長「出てこい!!エナジースーツの奴!でないとここにいる奴殺すぞ!」

明らかにエナジースーツを使えるやつへの挑発だった。どうやら大勢の仲間がやられたらしい。

隊長「早く出てこい!さもないと・・・あっ!」

隊長が驚く顔の先には1人に黄色いスーツを着た男が壁の上に立っていた。そのスーツは手の足に赤い手袋のようなものをはめておりその手袋にスピーカーのような物がついていた。

隊長「てってめえは!」

???「私はインバルト。また会ったな。[革命のメス]。」

隊長「ぶっ殺せ!!」

ガガガガガガッ

一斉掃射だ。しかしインバルトは・・・

インバルト「フッ・・・」

ダンッ 

いたって冷静だった。インバルトは突如飛びあがった。飛びあがる際に爆風がおこり、飛びあがったというよりは跳ね上がったという感じに近かった。

バッ    ドゥン

そしてインバルトは腕を前に伸ばし何かを放出した。

[革命のメス]隊員「ぐわっ!!」

隊員たちは吹っ飛んだ。

隊長「いま何をだしたんだ!!」

スタンッ

インバルト「知ったところでどうなるわけでもないがな・・・空気の衝撃波だ。」

隊長「空気だと?」

ドゥン

隊長「ぐっ!」

ドガーン

隊長は衝撃に飛ばされ、壁に激突した。

インバルト「さぁ・・・どうする?」

隊長「どうするもくそもねえだろ!!!」

ガガガガガガガゥン

隊長はインバルトに向けてマシンガンをぶっ放った。しかし・・・

ビシビシビシビシィ   カランカラン・・・

インバルト「このスーツは衝撃吸収スーツでね。大して効かんよ。」

隊長「そんな・・・」

プルプル

隊長が震えている内にインバルトは一歩一歩近づいてくる。そして・・・

ドン

腹にパンチをもらい隊長は気絶した。

インバルト「当分は起き上がってこないか。2分も経てば警察もくるな・・・」

バッ

インバルトは去っていった。それを見ていた正也は開いた口が塞がらなかった

正也「・・・これがエナジースーツってやつでそれを着ているやつがオレと同い年だなんて・・・」



エナジースーツ紹介


[インバルト]

装着者 ???

能力 手足から衝撃を出す

外見 スパイダーマンのショッカーに似ている









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