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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

零時の溺渦セッション-死者の拍と恋が交わる水鏡ライブ-

作者:NOVENG MUSiQ
※本作には、死を連想させる表現や異形の存在による恐怖描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。


――その湖は、“死んだ声”を沈める。

廃寺澪火は、歌詞を書くことでしか自分を保てない17歳の少女。
文化祭ライブに向けてバンド活動に打ち込む中、転校生の憂河暁斗に誘われ、深夜の溺渦湖へと向かう。

そこで拾われた音は、音楽ではなく……**死者たちの“叫びの残響”**だった。

湖面の裂け目から姿を現す亡霊たち。
心拍に反応する“音を喰う存在”。

襲いくる異界《こちらがわでないもの》に抗うため、澪火は音楽と恋の鼓動を武器に
“水鏡の裏側《アクア・ノクティルカ》”で閉ざされた扉を開こうとする――

怖い。だけど、それ以上に叫びたい。

「鼓動が止まるまで、これは“ラブソング”だ」

水と音と恋が交錯する
五感で震える異世界青春ホラー。


登場人物紹介

◆ 廃寺 澪火
主人公。17歳の女子高校生。
内側に怒りと焦燥を抱えながら、それを“ことば(歌詞)”に変換して世界と対峙している。
自分の声が誰にも届かないのではという孤独と戦う日々の中、音楽とある出会いが彼女を変えていく。

◆ 憂河 暁斗
転校してきた謎めいた少年。澪火と同じ17歳。
口数は少ないが、ギターの旋律に深い情熱と想いを秘めている。
湖に“音”を拾いに行こうと澪火を誘った張本人。
どこか《水鏡の裏側》に属するような、現実と幻想の狭間を歩く存在。

◆ 揺師 太弄
澪火の幼馴染み。ベース担当。
頼れる兄貴分だが、どこか影を帯びている。
澪火への想いを心の底に沈めながらも、彼女の“低音”を支えようと演奏を続ける。
リーダーシップと判断力を兼ね備え、危機的状況でも冷静に周囲を守る存在。

◆ Doloris・Ashwyn
ドラマー。皮肉屋で毒舌だが、最も早く異変に気づいた鋭敏な観察者。
澪火たちの“バンド”のリズムセクションであり、異界と現実の間にある「拍」の歪みに敏感。
不気味な状況でもあえて軽口を叩き、恐怖を和らげる役回り。
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