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安心感と不安感

作者: 名雪

カーテンの隙間からこぼれるわずかな日の光で目が覚める。

目が開いてから最初に見る物は隣で寝ている彼。

静かな寝息をたてる彼の唇にただ触れるだけのキスをした。

心地好い安心感。

同時に不安感。

もしも彼を失ってしまったらという不安。

考えたくはない。

けれど頭の中の隅の方で不安は在りつづけている。

ふと我に還ると彼が目を擦りながらいかにも怠そうに上半身だけ起き上がる。

おはようと私が彼に向けて言うと彼もおはようと私に返す。

私はまだ眠そうな彼に向けて先程感じた不安感のことを話してみた。

すると彼はなるほどと言って私に深くそして長いキスをしてくれた。

そして彼が言う。

どう?不安感消えた?と笑いながら。

私は深く考えこんでいた自分が急にバカらしくなり彼につられて笑う。

そう。考え込まないでいいのだ。ただ今のこの時間と彼を感じていれば私はこの先ずっと笑ってられるから。

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