昼休みとお誘い
書くのが遅く更新が遅いですが気長に待って貰えると嬉しいです。
午前の授業は終わり様々な生徒達が仲のいい友達と歩き回る。
俺は購買がある事は知ってるのでパンを買いに歩みを進める。
そこには人の塊が蠢いていた。
こそこそと前に進むとパンの耳があった。
と言うよりもこれしか無かった。
「パンの耳下さい」
「あいよ…惜しかったね。次は早く来な」
笑顔で渡してくれる購買のおじさん。
結子のお陰で授業は今はついて行けてる。
「結子が居なくても生活出来てる様にならないとな」
一先ずは晩御飯から昼の御飯をどうするかだな…
細々とパンの耳を齧る。
自動販売機で珈琲牛乳を購入して啜る。
栄養面を何も考えない昼食だ。
「あ!五十嵐君は購買なんだ!!」
後ろから名前を知ってる事から恐らくクラスメイトだろう。
「……千恵さんでしたっけ?」
「輪島でお願い。彼氏じゃないしね!ま…居ないんだけど」
1人で話して1人で落ち込んでいる。
忙しない人だと思った。
「楓〜もおいでよぉ〜」
「昨日もだけど千恵先走り過ぎだよ!」
そうか…この2人は昨日の俺を見てた2人か。
「だって楓は五十嵐君好きなんでしょ〜」
「は?」
「ちょっと!!それは根拠は何!!」
「昨日意味ありげに五十嵐君の机見てた後に五十嵐君に会ったんって運命じゃない??」
「運命じゃない!」
確かにそれなら運命と呼ぶには少し軽い気が俺もするけど。
何か楓さん?と輪島さんは昨日会ったはずなのに仲良いんだな。
そんなを会話をしながらお互いにお昼を食べているとパンの耳が無くなったので珈琲牛乳を一気に飲んだ。
楓さん?と輪島さんもお互いのお弁当を食べ終わったようで包んでいた。
そして午後も終わり放課後の始まりだった。
「五十嵐はこの後暇なら遊ばないか?」
クラスメイトから誘われたが断った。
「付き合い悪くって申し訳ないけど別に用があるから…」
「そうか…じゃあまた明日な!!」
「うん…誘ってくれてありがとう」
そう言うと俺は教室から早足で出る。
そして行く先はとっくに決まっていた。
「五十嵐です。棗結子さんの様子を見に来たんですけど可能ですか?」
「棗さんですね…可能ですね」
「ありがとうございます」
「場所の方は?分かりますので確認頂きありがとうございます」
そして触れる事は出来ないそれでも少しでも結子の傍に居たかったと思いここに来ていた。
向かう途中に中山先生と会った。
「五十嵐君か…結子ちゃんの様子見かい?」
「はい」
「今も変化も無いけどきっと結子ちゃんも喜ぶだろうね」
「結子の事お願いします」
「私に出来る最大限の事をすると誓いましょう」
「はい」
その言葉がとても心強かった。
そしたら中山先生が笑う。
「良かった…今の五十嵐君はとても良い笑顔ですから」
「そう…ですか?」
「こういった場合残された方の精神に負荷が大きくなり過ぎてしまいます。笑えなくなる可能性も有りましたからそちらの方も懸念していました。精神科の先生にも相談したのでしたが不要そうですね…何かあれば相談に乗りますから抱え込まない事が大切ですよ」
こういう人がいたら俺の両親だったら良かったな…
「わかりました」
「ではお気を付けて。私は他の診察に向かいますので」
「はい」
中山先生はとても親切なのだろう。
彼が歩く周りには患者の保護者なのか挨拶をしに行く者もいる。
そんな人が見てくれて本当に良かった。
俺はそんな事を思いながら結子の元に向かった。
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