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発見と電話再び

 《月曜日・朝~昼》

 そして楓が拗ねている少し前の海斗は……


「未寄子が行く場所が何処かだ」


 未寄子が行きそうな場所を考える。

 だがいまいち予測出来ない。


「余り未寄子と仲が言い訳じゃ無いからな…結子なら見つけられるのかなってそもそも結子が居たら失踪しないか」


 とりあえず走らなければ。


「手当り次第に探してる可能性がある」


 そしたらもう言うしかない。


「次に何をし始めるか分からないからな…」


 駅前、自宅の前、病院の前、そして美彩達の中学の前、商店街、住宅街……そして気付く。


「美彩に未寄子の写真貰おう」


 そう考えると直ぐに美彩にコールする。

 暫くして美彩が出てきた。


「もしもし海お兄ちゃん?」


「ごめん美彩に頼みたい事があって」


「何?」


「未寄子の写真無いか?」


「あるけど……」


「それを送ってくれ」


「変な事に使わないでよ?」


「しねぇよ!」


 そう言うとすぐに未寄子の画像が送られてきた。


「ありがとうな美彩」


「それ言うなら楓さんに言った方が良いよ海お兄ちゃん」


「…………」


 聞かなかった事にして通話を切った。

 そして新たなピースから未寄子を探す。


「すみません……今少し妹とハグれてしまいまして探しているのですがこういう子見ませんでした?って丁度今妹は携帯置いてきてしまっていて……はいそうですか…」


 会った人に確認を取っていく。

 しかし、新たな情報は手に入らない。

 写真が手に入った時はもう少し状況が好転すると思ってたんだが……


「結子がいたら聞けたのに……クソ!!」


 自分がどれだけ未寄子の事を見ていなかったかを痛感した。

 そして自宅の前に通ったけど玄関の前までは行かなかったから最後の希望として結子の部屋の前まで行く事にした。

 そこには制服姿で学校の荷物を持った未寄子が地面にお尻を付けて座っていた。

 そして見つけた瞬間に海斗の心は安心感と焦燥感等の様々な感情に締め付けられていた感情が緩み出す。


「海斗さん……」


 未寄子が海斗を見つけた時にはもう既に海斗の両目からは涙が溢れていた。

 その時既に海斗は未寄子に走りよって抱き締めていたのだった。


「ごめん!あの後も未寄子に傷付けないようにって言わないって勝手に周りで決めてた。昨日の夜に真実を告げたら美彩には未寄子にもしっかりと伝えるべきだと言われたんだ」


 未寄子は美彩が自分の話をしてるとは思わなかった為に流石に驚いていた。


「まだ言うべきか朝の時点では悩んでたんだ……」


 海斗の台詞を聞く未寄子。


「それで学校で携帯を開いたら未寄子が失踪って書いてあったんだ。結子を探す為なら危険を犯しそうな未寄子だから更に怖くなった」


 もしもこれが自分の責任で俺達が隠したりしなければ未寄子は危険を犯さないのではと……俺も院長も未寄子がそこまで成長してると思わなかった。


「ただ、美彩だけが全ての話を聞いて未寄子にもこの話は受け止められると言われた」


 それで俺は未寄子に向き直る。


「結子の事を聞く覚悟はあるか?」


「あります」


 覚悟を決めた未寄子の思いに応える。

 そして、俺が入学する筈だった日の説明から始めたのだった。


「未寄子は辛そうに聞いていた…しかし、心の整理をした上で冷静な判断をしていた」


 未寄子は結子以外の人に心を本当に開いてはいないと思っていた。

 でも違った。


「俺が思ってるよりも遥かに成長してたんだな」


「海斗さん…私を結子お姉ちゃんのところに連れて行って下」


 そんな事を話してると電話が来て話が途切れたのだった。

 その電話の相手は橋本病院だった……


この辺りでイチャイチャ感出せる様な進み方にシフトしていきたい所存です。

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