焦燥と理由
更新遅くなりましたが更新です。
仕事があると中々集中して書けませんね。
《月曜日・朝~昼》
松宮先生が来てホームルームをしたら挨拶で終わった。
「海斗君…おはよう」
話しかけてきたのは楓だった。
「おはよう…楓さん」
笑顔で応えてくれた楓さん。
そして何時もしていない2人が挨拶を始めた事はクラスで少し注目を集めていた。
「昨日の夜は大丈夫だった?」
「うん…しっかり食べたよ」
「そっか」
「なら明日からも大丈夫だね」
「あ…それは昨日は家に美彩が泊まりに来てたから作ってもらいました」
「……」
無言になる楓。
「今夜は?」
俺は目を逸らしながら答える。
「適当に?」
ため息をついて楓が叱りつける様に喋る。
「反省してる?」
「してます」
「海斗君は最近倒れていたんだよ?」
「ありがとうございました」
「で…ちゃんと食べるよね?」
圧が凄いよ楓。
「料理出来ないから断言はその…難しいです」
「覚えた方が良いよ?」
「思い始めてる……そう言えば今もまだ美彩の荷物家にあるから今夜はまだ美彩が作ってくれるかも?」
「でも彼女じゃない女の子に毎日料理を作らせてるなんて知られたらどうなるか…」
「でも彼女として好きって訳じゃないのに付き合っても失礼だ。それに今は彼女を作っても上手くいかない気がするから」
そして思い出した事を相談する事にした。
「そう言えば昨日美彩から相談で結子について未寄子に教えた方が良いんじゃないかって言われたんだけど楓はどう思う?」
「私は余り2人の事知らないから何とも言えないかな……」
楓は知り合ったばかりの自分の判断をこんなに大事な意見に混ぜてもいいのか分からないから答える事を遠慮した。
「ごめんね……五十嵐君」
「聞けたら良いなって思っただけだから考えてくれてありがとう楓」
ニヤニヤと2人のやり取りを見てる輪島さんの視線を無視しながら話していく。
一限の授業の先生が来て授業が始まった。
………………………………………………………
そして授業を受けていた時にスマートフォンに通話が掛かってきた。
「美彩?」
とりあえずワイヤレスイヤホンを耳にセットして声を聞く。
そして返答はキーボードで打って答えて行く。
「は?」
「何だ?五十嵐?」
不意な先生の声に怪しまれる。
「大丈夫です。すみません」
言ってる事が本当か確かめる為にスマホで文字を打つ。
そして海斗の心臓が止まるかと言うかのように激しい衝撃の一言が送られてきた。
……未寄子学校から失踪……
「何だ…これ?」
失踪?何故?美彩に何も言わないでって事は孤児院に戻ったとは考え難い。
「まさか…結子の家に向かった?」
学校に来ていない……そして家にも居ないと分かれば流石に未寄子は怪しい思わない事は無理じゃない。
未寄子は結子の家の鍵は持ってないから出逢わなければ開くことは無い……待て何で今消えた?
「駄目だ。情報が無さ過ぎて予測も立たない」
諦めると決めた。
「先生!!具合悪いので早退します!」
大きな声ではっきりと言う。
「五十嵐!!そんな元気な早退者がいる訳!!」
俺は鞄を持って教室から勢い良く飛び出す。
………………………………………………………
そんな姿を見送ると楓のスマホが鳴る。
「先生……その五十嵐君の知り合いから電話が来たので出ても良いでしょうか?」
「とりあえずあいつが何で出てったのか聞いてくれるか?立河」
「はい!もしもし美彩ちゃん?」
「今は…海斗君いないんだよね」
その後も聞いてるかえでのセリフを聞いてるクラスメイトと先生。
「何か早退するって走ってたよ?遅かったって何が?え?それホント?」
楽しそうなトーンが消えた事に教室の人は話さない。
「美彩ちゃんは未寄子ちゃんの場所分かるの?知らない!!じゃあ何処に?って探しに行ったの!」
感情豊かに電話をしてる楓の話の内容に興味津々な教室の面々と千恵が待ってると楓が1度話を区切る。
「美彩ちゃん少し待っててくれる……うん。ありがとうね」
「え…っと今海斗君の妹さん?が学校抜け出して行方不明だそうです。今の海斗君はその子とある理由で仲違い?してまして精神状態的にネガティブな発想の連続で心配し過ぎて居ても立っても居られず飛び出したのかなぁ〜って」
「そんなもんは保護者のする事だろ」
先生が言う。
「海斗君は!」
今何を言おうとした?プライバシーを言ってしまう所だった。
しかし…楓の何故怒りを覚えてるのかを見て先生は海斗の事情を思い出した。
「……そう言えば五十嵐はそうだったな。今回は目を瞑る。立河!もし同じ事をするとしても次回からはちゃんと自分で説明する様に五十嵐を躾ておけ!良いな!!」
「は!ハイ!」
つい驚いて返事してしまったけど
……躾って何ぃぃぃぃっと内心は乱心していた。
「美彩ちゃん教えてくれてありがと……美彩ちゃんまで躾頑張れって言わないで!!もぉ〜」
これも全部海斗のせいだと少し拗ねる楓だった。




