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拷問にも似たり

2018年11月5日月曜日


東大病院17回目の診察

発症から118日目


前回から今日に至るまでの1週間はあまり右目の調子は良くなかった

今日の掻爬があるからだろうか

少なからず笑顔になったのは

唯一週末孫の顔が見れた時くらいだろうか

漢字で書くこの「掻爬」という

文字まで恐ろしく感じる


安田純平さんの受けていた拷問を聞いて

それに比べたら俺なんか・・・

いやいや俺の拷問も結構凄いぞなんて

不徳なことを心で思いつつ

まだ病気から解放されない


微かながらの手術中止を期待しつつ

診察を受けると先生が僕の顔をじっと見つめて

やっぱりやっておきましょうか

覚悟して来ましたんで大丈夫ですと

弱弱しく答える僕


嵐のような拷問が終わり

会計をしていると麻酔が切れ

ガツンと痛みが襲ってくる


約2時間会計の前のソファーに倒れこんだ後

外を見たらもう暗くなっていた


暗い病院の構内を歩きつつ

いつかは解放、いや完治する日を

待ち続けるのみ



〜つづく

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