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水月35 詩:模様

~ 模様 ~


 声なき声が聞こえないのなら それは模様となって必ずあらわれる


 どんな模様だろうか 耳を澄ませても聞こえない声は どんな模様になるんだろう


 悲しい声は 深い緑色で塗られた点々とする泡模様


 涙の声は 透き通るような水色の雫


 嬉しさの滲む声は 黄色が放射線状に広がって


 楽しさの溢れる声は 真っ白な色が雨のように落ちて弾けた模様


 じゃあ この模様は


 灯火のような揺らぐ色に どこまでも境界のないこの模様は


 声なき声が見た さいごのいろ

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