35/53
水月35 詩:模様
~ 模様 ~
声なき声が聞こえないのなら それは模様となって必ずあらわれる
どんな模様だろうか 耳を澄ませても聞こえない声は どんな模様になるんだろう
悲しい声は 深い緑色で塗られた点々とする泡模様
涙の声は 透き通るような水色の雫
嬉しさの滲む声は 黄色が放射線状に広がって
楽しさの溢れる声は 真っ白な色が雨のように落ちて弾けた模様
じゃあ この模様は
灯火のような揺らぐ色に どこまでも境界のないこの模様は
声なき声が見た さいごのいろ
~ 模様 ~
声なき声が聞こえないのなら それは模様となって必ずあらわれる
どんな模様だろうか 耳を澄ませても聞こえない声は どんな模様になるんだろう
悲しい声は 深い緑色で塗られた点々とする泡模様
涙の声は 透き通るような水色の雫
嬉しさの滲む声は 黄色が放射線状に広がって
楽しさの溢れる声は 真っ白な色が雨のように落ちて弾けた模様
じゃあ この模様は
灯火のような揺らぐ色に どこまでも境界のないこの模様は
声なき声が見た さいごのいろ
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。