表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/53

水月33 詩:木漏れ日

2019年3月9日 土曜日


~ 木漏れ日 ~


 ある朝 新緑の葉が茂る木漏れ日の道に 青い風船が迷い込んだ


 風に吹かれて あっちへ こっちへ 枝や葉に引っかかっても 身じろぎするだけ


 気づいた人は大勢いた でも 手が届かないから どうしようもない


 憐れに思った烏が その鋭い嘴で えいっと(つつ)くと 青い風船は ありがとう とだけ言って 去って行った


 木漏れ日の世界に 何も残さず 波紋のように去って行った




 君と僕 横たわる影に 今日もまた 静寂(しじま)の蛍光灯 何処かのサイレン

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ