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鏡花水月17 詩:白い犬(大きめ)

2018年12月23日 日曜日


▽今日もきみは屋上で


 ごぅっと風が吹いてしまって 想いを乗せたきみの電波は 飴細工のような夕焼けに溶けていった


▽雨でしたね


 雨合羽着込んで待つ童の手に大きな傘


~白い犬(大きめ)~


 お前は勝手で においは嗅ぐのに空気は読まない


 お前は甘え上手で やすやすと人の懐に飛び込む


 お前は無鉄砲で きっと何も考えずにボールを追っている


 お前は少し不格好で 毛並みが悪くてもたぶん気にしてない


 お前は大胆で 泣いてる人が泣き止むまで寄り添える


 お前はせっかちで いつも人の前を歩いてしまって 待てという間もなく 向こうへ行ってしまう


 真っ白で真っ黒な瞳を持ったお前は 少し駆け足がすぎて


 真っ白で真っ黒な瞳を持ったお前は 少し俺には大きすぎた

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