ユダヤ人
前回の投稿から一週間以上間が空いてしまい、申し訳ありませんm(__)m
失踪はしないので、ご安心ください。
1939年8月。
帝都の省庁外の一角で、総理大臣米内光政をはじめとする政府の主要人物、陸海軍の主要人物が集まっていた。これからの外交方針を決めるためである。
「現在アジア各国では欧米による植民地支配が続いています。これを黙認することはできません。」
「欧米に植民地政策をやめるように通告し、聞かなければ、開戦しましょう。」
「しかし今現在、日本と友好な関係の国は中華民国しかありません。しかも彼らも、中国共産党のゲリラ作戦に悩まされています。」
「一つ案があります。ヨーロッパでナチスに迫害を受けているユダヤ人を救出、彼らを中心にして、人種平等を掲げて満州国を建国するのです。ご存知の通り、ユダヤ人は欧米の様々な場所で絶大な権力を持っています。ナチスから彼らを救出すれば、多少は日本に有利になるように働きかけてくれるでしょう。」
「救出するユダヤ人は誰にする?」
「莫大な財産、世界中のユダヤ人と人脈を持つフォン・クリューゲは如何でしょうか?」
「賛成です。救出はどのようにしましょうか?」
「高速で索敵能力が高い、ミサイル艦隊から、2、3隻で向かわせましょう。事前に特殊部隊を数名送り込んで、救出日まで護衛させましょう。
こうして、ユダヤ人救出計画が決まった。