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全ての始まり


・・・


・・・ここは・・・?


「やあ。人間」


少女の声が響き渡る。


「まあ、私も人間だった・・・けどね」


私の・・・名は・・・


「無理に思い出さなくて良いんだよ」


緑色の空間・・・。


「いや、必要が無い、かな。

思い出す必要が」


必要が無い?


「そうそう、だってね・・・」


? 何が起こるの・・・?


「貴方の名前は、今から”霧雨 緑野”だから」


黒服の少女が一瞬・・・!









・・・私の名は、緑野。

人間である。


―――霧雨きりさめ 緑野りょくの、6歳。―――

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