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第13話:初めてのライバル出現

晴れた午後の校庭に、不意にざわめきが走った。

 柊、澪、そして少年の三人が練習しているところに、一人の少年が現れた。


「君たち……噂の共鳴チームか?」


 鋭い視線と威圧感を放つその少年。

 柊は瞬時に警戒を解かず、しかし表情を崩さない。


「そうだけど……君は?」


「俺は新しい挑戦者だ。君たちの共鳴を試すために来た」


 言葉に隠された自信と、どこか挑発的な空気。

 澪は一歩後退しつつも、冷静に観察する。


「挑戦……?」


「共鳴の実力を比べるんだ。勝てば、君たちの立場を認める。負ければ……覚悟してもらう」


 少年の眼差しが、三人を鋭く射抜く。

 新しい敵――いや、新たなライバルの登場だった。


 柊は胸の奥で静かに息をつく。

 昨日までの練習、そして絆。

 それが試される瞬間が来たのだ。


「……わかった。受けて立つ」


 澪もすぐにうなずく。

 心は少し震えているが、逃げる気はない。


「私たち、三人で力を合わせるって決めたんだから」


 少年は不敵な笑みを浮かべ、背筋を伸ばす。


「なら、見せてもらおう。君たちの共鳴の力を」


 三人の呼吸がそろい、心の波が自然にリンクする。

 ライバルの存在が緊張感を生み、共鳴の光が微かに強くなる。


 柊は目を閉じ、全体把握の力をゆっくり立ち上げる。

 澪の声が少年の心の揺れを捉え、共鳴を補強する。

 そして、新しく加わった少年も、自分のリズムで波に乗る。


 その瞬間、校庭の空気が張り詰め、三人の絆が初めて外部の脅威に試されることになる。


 ――初めてのライバル出現。

 そして、共鳴チームにとっての真の試練は、ここから始まった。

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