8話 迷宮探索・1
今日はレイナとの初めてのパーティ迷宮探索である。待ち合わせ時間に遅れない様にしないとな。忘れ物は・・なさそうだな。新しい槍も持ったし、他の装備、ポーションも持った。待ち合わせ場所に行くか。
待ち合わせ場所にはレイナが先に待っていた。
「レイナ、待ったか?」
「待ってないわ、今来たところよ」
「それじゃあ行くか」
話し合いの結果この間の2階から始める事にした。元々前衛、後衛はオーク戦の時にできていたがステータスの詳細を教え合ってなかったな。
「パーティを組むにあたりステータスを教え合わないか?」
「探索者はいつ敵同士になるかわからないから基本的にはステータスの詳細とかは教えたりしないのよ」
「そうなのか、ならどうする?」
「私が言ったのは基本的にはよ。私は教え合ってもいいと思ってるわ、これから背中を預けながら戦って行く仲間同士隠し事は無い様にした方がいいと思うの、玲央が見せていいなら見せ合いましょう」
「わかった、俺は問題無い。見せ合うとしよう」
名前:白川レイナ
性別:女
年齢:18
種族:人間 レベル9
職業:魔術師 レベル1
称号:ジャイアンキリング 才色兼備
【ステータス】
HP:51
MP:135
STR:13
VIT:17
DEX:20
INT:45
AGI:15
SP:0
【スキル】
支援魔法:レベル1 魔法:フィジカルエンチャント MP10
1分間STR、AGIを1.2倍
火炎魔法:レベル1 魔法:ファイアーアロー MP5
装備品
無言の杖:シルバー級 INT30 スキル 魔法阻害レベル1を 付与
魔法阻害:魔法阻害のレベルが魔法よりも大きい 場合魔法の発動をキャンセルすることができる。
魔術師のローブ:ブロンズ級 VIT10
称号
才色兼備:頭がよく、貴方を通り過ぎた人々は1度は振り返り 貴方を見ることだろう。生物に対して好感度が上 昇する
結構強いな。固定砲台の様にするのがいいか。初めて見る称号だ、見た目の通りだな。ちなみに俺の現在のステータスはこうだ。
名前:三藤玲央
性別:男
年齢:18
種族:人間 レベル12
職業:槍士 レベル1
称号:ジャイアンキリング 勇猛果敢
【ステータス】
HP:75
MP:15
STR:30
VIT:25
DEX:30
INT:5
AGI:54
SP:0
【スキル】
槍術レベル2
身体強化レベル1
AGI成長補正レベル2
これから2階の迷宮探索を始めていく。1階と比べて2階の方が広く、階が上がるごとに階の広さが増していくことがわかっているため、1階よりも時間がかかりそうだ。2階は前回モンスターハウスだけで終わってしまったが今回は全モンスター討伐していこうと考えている。
2階には主にラッシュボア、ビッグパイソン、ウッドウルフなどが出てくる。
ラッシュボアは耐久性、攻撃力に優れており突進が強力である。セオリーとしては突進を避けてから追いかけ背中に攻撃するが、玲央の持っている魔法槍アグニは本来2階で使う様な装備では無いためオーバーキルになっている。
ビッグパイソンは6メートル前後の蛇で暗闇から襲ってくることが多い。その為初心者の怪我の原因になることが多い。また玲央の持っている察知の指輪により奇襲は効かずに攻撃することができる為危険なく倒すことができる。
ウッドウルフは多くは群れで生活しており、襲いかかってくる際に複数で相手をしないといけない。早く倒し、ウッドウルフの数自体を少なくする方法がセオリーである。他には火、炎属性の武器、魔法を使用することである。ウッドというだけあり、木属性であるため火属性がダメなのだ。そのためレイナの魔法で一撃で倒してしまうため、危険性はあまり無い状況である。2階に来て早いが話し合いの結果3階に行くことを決めた。玲央達は階段を探し始める。
「階段全然無いな」
「そうね、もう2時間は探してると思うんだけど」
「そうだな、レイナそこの曲がり角にパイソンがいるぞ」
「了解、これで何体倒したのよ」
「100体近く倒してるんじゃないのか?」
「レベルそっちは上がった?」
「全く、オークを倒したからこの階ではもう上がらないんだろうな」
「多分ね、もう少しで昼だから後少し探したらお昼にでもしましょ?」
「そうだな・・・あれじゃないか?」
「あれね、、やっとあったわ」
玲央達は3階に進む道を見つけた。3階に降りる前に昼飯を食べる事になった。
「パーティを2人で組んでみて、疲労度や安全性とかかなり楽になったけど、他のパーティメンバーを探すか?」
「そうね、探した方がいいとは考えてるんだけど、私は魔法アタッカーだし、玲央は物理アタッカーじゃない。どんなめメンバーを探せばいいのかって所からよね」
「そうだなー、、とりあえずヒーラーは欲しいよな?後はタンクがいたらいいんじゃないか?」
「そうね、私もそれがいいと思うわ、その2人を勧誘する様にしましょう」
玲央達は雑談混じりな会話をしながら休憩時間を過ごすのであった。
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この小説は作者が仕事終わりに書いているため不定期更新になります。