3話 初迷宮アタック
まず迷宮について詳しく説明しておこう。前の話で説明しているが聞いて欲しい。
迷宮は世界各地に存在し、そこに入場した人がランダムで選ばれ、マッチングする仕組みである。今現在迷宮は86階まで攻略されており、アメリカの探索者が1番攻略が進んでいる。日本では79階が最高である。迷宮はパーティを組んでいれば同じ場所に入場することができる。5階ずつに階層ボスがおり、階層ボスを倒すことにより迷宮入り口から今まで倒したことがある階層ボスの場所まで転移することができる。
「さっきはステータスを得るためにすぐ出たが今回がまさに初攻略だな」
<迷宮1階>
迷宮内は洞窟の様になっており成人男性が横に3人並んで歩ける幅になっており、高さは3m程の高さがある。槍を振り回すのは問題なさそうだ。1階はスライム、ホーンラビットが生息しており、スライムは窒素に注意し、ホーンラビットは突進に注意だな。噂をすれば。
「キュ」
「ホーンラビットが1匹か、スキルが手に入っているが倒せるか、、」
ホーンラビットが突進してきた。それを冷静に躱し、槍を繰り出した。初めて槍を使ったが今まで何年も行ってきたかの様に槍を扱う事ができる。これがスキルの効果か。
「シッ!!」
「ギュ!」
ホーンラビットに槍を当てることができ、光のポリゴンの様に消え、魔石がドロップしていた。ホーンラビットの魔石はウッド級、恐らく500円程度の価値がある。拾っておこう。次に会った魔物はスライムであった。スライムは天井から落ちてくるのさえ気をつけていればまず負けることはない。
「よしこれでスライムも倒せた。一階は問題なさそうだな。時間もないし、とりあえず今日は一階だけに留めておこう。」
魔物を5匹狩ったところでピコンっと音がした。
名前:三藤玲央
性別:男
年齢:18
種族:人間 レベル2
職業:無職 レベル2
称号:
【ステータス】
HP:30
MP:15
STR:13
VIT:10
DEX:12
INT:5
AGI:16
SP:16
【スキル】
槍術レベル1
身体強化レベル1
AGI成長補正レベル1
お、レベルが両方上がったか。幸先いいな、とりあえずSPを振り分けるか。AGIもしっかり上がっているな。
名前:三藤玲央
性別:男
年齢:18
種族:人間 レベル2
職業:無職 レベル2
称号:
【ステータス】
HP:30
MP:15
STR:13→20
VIT:10
DEX:12
INT:5
AGI:16→25
SP:16→0
【スキル】
槍術レベル1
身体強化レベル1
AGI成長補正レベル1
とりあえずこれでいいか。どんぐらい動きが早くなったのか試してみるか、おお、結構早くなったな。これは慣れるの大変そうだな。慣れることも兼ねて時間いっぱいまで魔物狩りでもやろうかね。
「時間になったな」
大体50匹くらい狩ったかな、魔石以外何も落ちなかったし、とりあえず帰るか。そのままにステータスの振り分けでもするか。
名前:三藤玲央
性別:男
年齢:18
種族:人間 レベル3
職業:無職 レベル5
称号:
【ステータス】
HP:30→45
MP:15
STR:20→27
VIT:10→15
DEX:12
INT:5
AGI:29
SP:12→0
【スキル】
槍術レベル1
身体強化レベル1
AGI成長補正レベル1
結構レベルも上がったな、ほんとにVITを上げればHPも増えていくんだな。ちなみにINTを上げるとMPが上がるようになる。よし帰るか。
「すいません、魔石の買取をお願いしたいんですけど」
「はいはい、ここに出してもらってもいいですか?」
「はい、お願いします」
「!!結構狩って来ましたね、・・・56個ですね。ウッド級魔石1個500円になりますがいいですか?」
「はい、お願いします」
「全部で28000円ですね、ライセンスの方に入れておきますか?」
「それでお願いします」
「これを持って受付まで行ってもらえますか?」
「??はい分かりました」
この板はなんなのだろうか?とりあえず行ってみるか。
「買い取りのところでこれを受付まで持っていってと言われたんですけど」
「承知しました、ライセンスをお預かりしてもよろしいですか?」
「はい」
「・・・はいこちらお返ししますね、三藤玲央様でお間違えないですか?」
「合ってます」
「ウッド級からストーン級に昇級しましたのでお知らせします」
「えっ!もう昇級ですか」
「はい、ウッド級は基本的に戦闘が行えるか、という所を見るための級ですので三藤様の様に1人で大量に魔石を持ち込まれた方はすぐに昇級となります」
「そうなんですね、分かりました、ありがとうございます」
おお、幸先よく昇級することができたな。家に帰って家族に報告しよう。
神様クエストを読んでいただきありがとうございます。
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この小説は作者が仕事終わりに書いているため不定期更新になります。