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Breaking Juice  作者: まぐろしすてむ
Act.0 Prologue
5/5

⑤ ワンマン・アーミー

プロローグは今回でおしまいです。それではどうぞ。

刻限が訪れる。

いかなる電子的な妨害を受け付けないアナログな針時計が20時を指した事を確認し、坂巻伶羅は被っていた隠密機動用のローブを脱ぎ捨てる。同時に、フードの裏側に仕込まれた小さな装置が起動した。小さな駆動音がすると、ローブはその場でたちまち融解し、夜の土に紛れて見えなくなった。

 使い捨ての割に費用がかさむ装備のひとつなので、これを持っていく事自体はじめは大層渋られた。しかし、あらゆる逆探知不可の追跡ですら全て無かった事にできると言っても過言ではない性能を誇る、この装備に勝るリスクヘッジの手段が未だ存在しない事も事実であった。

 ローブの下に着込んでいた正装をバツの悪い表情で眺めながら、伶羅はそれとなく駐車場に歩み出てエントランスへと向かう。ここからすでに指定のルートは存在するが、あくまで忍ばないように忍ぶ、という機動力がここから先では試されるのである。

 整地された庭園を除けば雑木林に一面を取り囲まれている洋館は、立地の辺鄙さに見合わぬ荘厳さをもって正面エントランスに現れた伶羅を出迎えた。


「お帰りなさいませ、船木様。」


顔はこちらを向いたものの、瞳はこちらを捉えていない。

受付で一列に並ぶコンシェルジュはすべて人間ではなかった。


「どうも。認証コード、NB3C67339、チェックお願い。」

「…受諾。お支払いはお済みですね。どうぞ、こちらがカードキーです。」

「どうも。」


事前に偽装したIDによって簡略化されたやりとりを済ませ、伶羅はエントランスをあとにする。その間も、部屋につくまではなるべく多くの宿泊客の顔に目を通しておく。

同時に、事前にさした眼球表面へ滞留する目薬を通じて視界へ投影されたマップデータを参考にし、防犯カメラやセンサー類の位置を肉眼で把握することでその距離感をたたき込んだ。


廊下で何かの荷物を運搬している従業員も、すれ違いざまにフランクな挨拶をかけてこようが目に見える者達はすべてアンドロイドである。

伶羅自身にとってはどうでもいい事であるが、現在の過剰な機械文明を忌み嫌い、その担い手である叡智人類の傀儡に成り下がっている神奈川特区に刃向かっている仲間達からするとこの光景は見ていられないモノだろう。アレックスあたりが見ていたら、今頃管制室の椅子が一つや二つ蹴飛ばされていてもおかしくはない。


ようやく自分の部屋を見つけ、カードキーを通して中へ入った。ほぼ同時に、前腕にタトゥーに似せて薄く張られたバラ模様の端末がピリピリと小さな刺激を伝えてくる。タトゥーの上を特定の順番に薬指でなぞると、耳元にノイズ混じりの音声が入った。


〈よし、部屋に到着したな。首尾はどうだ?〉

「問題ナシ。ねぇ、そこにアレックスがいたりする?」

〈いや…別の仕事で来ていないが。伝言か?〉

「ううん、別にいい。あとの二人は?」

〈ああ。お前より少し先に入ってから――今はレストランの入り口近くで待機中だな。〉


依頼人――反叡智人類組織『ウインドミル』からの要請は伶羅一人での単独潜入だったが、直接介入はすることなく任務の監視、後方支援のための部隊もここに潜入させている。しかし任務が契約通りに進んでいる以上、伶羅が彼らの目の前でしくじろうが助けてくれる事はない。


「行きのルートは問題なく使えると思う。裏は…やっぱり3階に上がって左側についてるドアから行ける従業員用通路が一番近いと思うけど、使わないほうがいい。

多分、ドアそのものにセンサーがついてる。反対の階段から迂回して五階まで上がったところに同じような通用口があったから、そっちがいいと思う。」

〈そっちに同様のセンサーが存在しない可能性は?〉

「ないね。寧ろ絶対ある。」

〈確認もロクに取れてない迂回路で強行突破というのは…〉

「すぐ隣に防火扉があった。従業員パスで開くやつ。」

〈従業員に手荒い真似は使えないぞ。どうする気だ。〉

「船木に解いてもらうよ。わざわざあいつのアカウント使ってまでホテルのマイルを調達してきてやったんだし、そんくらいイイだろ?」

〈ハァ…くれぐれも館内でバッティングするなよ。〉

「ん。じゃ帰りのルートはそんな感じで。『協力者』とかいうのからなんか来てる?」

〈ない。ほんとにそこへ来てるんだか―――。〉

「ふぅん…。」


会話を続けながら、鏡越しに派手なドレスとメイクによって着飾られた自分の姿が目に入る。

これくらいでなければパーティに紛れる『牛蛙』を捕捉し続ける事は困難であると頭では理解しているものの、やはり罰ゲームじみていると考えざるを得なかった。


〈ぼちぼち地上階ではパーティの時間だ。思ったより難航してるが、伶羅は牛蛙の動向を逃さないように。〉

「おっけー。協力者とかいうのも見っけたらブン殴っといてやるよ。」






 伶羅との通信を終えると、宮内敬太は訝しげな表情を浮かべる。

PDPの仮設管制室にて事前に構築したマップデータと、伶羅や他二人の行動ログと定時連絡の内容は今の所一致している。しかし、潜入したメンバーから上がってくる報告は11階まで。伶羅にはこのまま牛蛙の追跡にあたってもらう為伝えずにいたが、上層階にいるメンバー、川内から12階に上がる手段は未だにやって来ない。

牛蛙サイドが何かしらの手段で通信の逆探知を仕掛けてくる可能性を考慮して定時連絡を最小限に絞っている弊害が、デスクに座ってログを追うだけの宮内を苛立たせていた。


〈アルファ・ツーだ。ミケ、聞こえるか。〉


中層の通用口を解析していた光村から連絡が入る。


「聞こえてる。おい、アルファ・ワンは何してる。定時連絡が5分経っても来ないんだが?」

〈12階への移動手段を探していたな。こちらもエレベーターやあらゆる館内案内をスキャンにかけたりして再確認したが…修正の痕跡すらこちらには無い。もともと存在しないかのような感じだった。確かにこれ見よがしに怪しいが…地下層への入り方と何か関係が?〉

「念のため確認する程度で向かわせたんだ。けど―――待て、行動ログが更新された。」

〈どうだ?〉

「12階だ。12階に居る!……どういう事だ、なぜ定時連絡をして来ない?」

〈接敵した…?いや……ミケ、ログを転送してくれないか。〉

「ああ。開ける環境だな?」

〈今なら問題ない――――来た。上がったタイミングで少し動きが止まっているが…後は無造作に散策している感じだな。〉

「センサー類の起動もそこからは無い。庭園をスキャンさせていたドローンを飛ばして窓から見られるだけ見てみよう。」


静かな駆動音だけを鳴らしながら、庭園の端で沈黙していたドローンがホテルの外壁へめがけて全速力で飛び上がった。

しかし、建物の外側からではどれほど密着しても客室と手前の廊下あたり以外の正確なスキャンが難しい。


「くそ…ダメだ、人間の反応もなければロクに探知すらできない。一体何が起きてる?」

〈だが…12階が何かしらのダミーである事はコレでハッキリしたな。ミケ、そこの音は拾えないか?〉

「音か。…やってみよう、そっちにも送る。」


カーテンで閉ざされた窓に限界まで隣接し、ドローンに装備されたマイクのセンサーを高めていく。


拾った音の中からは、わずかながら大勢の人の話し声が聞こえてきた。しかし聞こえてくるのは、ホテルの客室から聞こえる話し声にしては不自然に入り乱れている音ばかりだ。


〈ダミーだよな。でもって、アルファ・ワンは未だにその中を彷徨っている…。〉

「クソ!!なんてこったよ…確実に罠じゃねーか!」

〈落ち着け…!俺が確かめに行く。〉

「危険だ!何が起きてんのかわからないぞ!」

〈警戒のしようはある。何のために、俺だけこんなに荷物を持ってきたと思ってんだ?〉

「アルファ・ツー!止せッ!」

〈アルファ・ワンも助けられるかもしれない。最大限の警戒はするさ…!〉


通信は切断された。


「く………っ。そうだ、とにかく伶羅に連絡を…!」


ふと伶羅のログを確認すると、今の会話に途中で割り込んでいたようだった。

その行動ログは、既に居たはずの1階から消失していた。






10分前。

坂巻伶羅は懐に忍ばせたナイフの柄を握り、その武器の持つ本来の機能を起動する。

目の前――十メートルほど先に、標的の後姿を捉えたまま。

1階のパーティ会場に到着から5分、左右に女を連れ添わせたまま数人の客人と挨拶を交わすと、牛蛙は早くも会場の端―――人目につかない円柱の陰へと消えた。

姿勢を軽く落とし、視線をここからは憚らずにナイフを全面で逆手に構えると、伶羅は一歩踏み出すごとにそのスピードを上げていく。勢いよく柱のすぐ裏にいるであろう牛蛙と隣り合う位置に飛び出すと、



              鋭利な靴の裏側が、視界を埋め尽くさんと迫ってきていた――――!



「っ…ぐ………!!」

こちらの上半身を丸ごと貫くかのような破壊力の前蹴りが、タイミングを合わせて来たかのように真正面から伶羅へ直撃する。

いや違う。

合わせて来たのだ。

こいつ――既にこちらの潜入にすら気が付いている―――!!


「あら、慣れてるのね。一息で仕留めてあげようと思ったのだけれど。」


楽しげな声を掛けてくる女は、着地すると纏っていたドレスを脱ぎ捨てる。内側からは隠密機動に特化したラバースーツのような装備が現れた。引き締まった肢体に戦力差を覚えた伶羅も、全身の視触覚擬態を解いて本来の戦闘服姿へ戻る。


「クソ…騒ぎ立てやがって。お前に用なんか無ェんだよ。」

「奥の男を狙ってるってんなら、話は別――よッ!」


予備動作のない、しかし正確で強力な足払い。

こちらも相手の呼吸を読みながら攻撃をいなす。かなりマズい。コイツ、私より強い。

警戒心が、女の間合いから伶羅を遠ざけた。

しかし。


「な、コイツ…!!」


飛び退いた先に更なる蹴り。こちらは引き締まった身体をもつ長身の男だ。コイツも私と同様に、トレースした服装や風貌を視覚と触覚まで偽装していたようだ。

蹴りを躱すために身体をとっさに捻ったものの、見透かされたように空中で重い一撃を受けた。

よろめきながらも何とか着地し、丸まったその懐へ、更に、一撃――――!


「ご……がは…ッ!!」


転げまわった先で激突した壁に、成す術もなく頭と背中を同時に打ち付ける。

意識と臓腑を同時にかき混ぜられたかのような衝撃に、その場で胃の中のものを全て吐き出した。

初めに蹴り飛ばしてきた女が、いつの間にか自分のナイフを手に握っている。

二人目の男の顔は視界がグラついてよく見えない。だが、敵だ。敵なのだ。それだけがハッキリしていて、それでないすべてが歪み尽くしている。

必死に立ち上がろうとするが、平衡感覚すら乱された身体は右へ5メートルほど進んだところで再び床へ沈んでしまった。


「へぇ…。ねぇ見てよ!コイツのナイフ!面白いもの持ってるじゃない。」


男の返事は聞こえない。手前の女のケラケラとした笑い声だけが頭中に響く。

女は呼吸すら絶え絶えの伶羅の眼前へ跪き、心底愉快そうにナイフをチラつかせる。


「この機能……なるほどね。アンタ等はこの男本人に興味は無い。そういう事ね?欲しいのはあくまでこの男が持ってる『犯罪の足跡』か。

自分たちの行動を阻む邪魔者をしょっ引けるわ、情報そのものはかなりの金になるわで……

あと、アレね。ソーシャルネットに流しちゃえば、この国の議会に常日頃からベッタリの男による不祥事を明るみにできれば、アンタ達の少々ヤンチャな反政府行動を正当化するくらいそう難しくない。しかし、それをこんな方法で…ウインドミルも面白い事考えるのね。」

「勘違い……すんじゃ、ねぇよ…。」

「ン?」

「コレは…『私達』の…、やり方だ。ただの金稼ぎだよ。あん…たら、の。ジメジメした駆け引きなんかに、興味はねーよ…!」

「なるほどね。なら似た者同士ね、アタシ達。お互い小遣い稼ぎに必死なわけだ。」

「へッ……。一緒にすんなや、プール上がりみてぇなリップ塗りたくりやがって…!」


さくり、と。

太ももへ、ナイフが突き刺さった。


「っっぐぅあああ……っ!!」

「るっさいわね…太い血管は切ってないわよ?ってかこのナイフ、先しか研がれてないじゃない。まぁそうよね、本来の機能は………こっちだもの。」


ナイフの『起動』に合わせて、刀身が発光した。


「あ゛…っが、、、あああああああああああああああ!!!!」


全身が、生身の人間を気絶させるために炸裂する電撃によって痙攣している。同時に、伶羅の身体の上に3Dホログラムや作戦文書の羅列が幾つも入り乱れるように浮かび上がる。

そのようにして牛蛙の情報を映し出す筈だった武器は、ただ使い手である伶羅の情報だけを女の目の前で反芻していた。


「坂巻…伶羅ねぇ。ふぅん?父親の電脳化を経て天涯孤独の身、か…。随分ひとりでも逞しく生きてきたみたいだけど、みんなが今日で懲りてくれるといいわね。」

「………っ……………あ…。」

「だって寂しいじゃない。貴方はす~っと一人で戦わされてきた。いくら周りが仲間を名乗っても、み~んな貴方が戦うときは皆が一歩下がって、貴方の背中を強く押す係に成り下がる。不安よね、もういっぱいいっぱいよね?一人でいたいわけじゃないのに、皆が一人にするから慣れるしかない、なんて。」


その言葉は、誰に向けられたモノだったのか。女は既に伶羅から視線を外していた。

その先にいる新たな人影が、音もなく彼女の視界に現れたからだ。


「なに…アンタ。」


女がたじろいでいる。それ程までに気圧されるような覇気を纏っているのか、此処からでは分からない。それを知覚できるだけの意識は、もう保てそうにない。

意識を失う間際に瞳に写った人影から感じられたのはそんな覇気などでなく、女の動揺には不釣り合いな静けさと、体の中心に風穴が空いているかのような孤独感だった。




その通りだ。ひとりだった。

何をするにもひとりだったから、ひとりで生きる方法しか知らなかった。

でも、そんな私へ、私をひとりにしたくないからと沢山の人が手を伸ばして来てくれている。

だがそれでもお前はひとりなのだと、そう女は言った。

私はひとりでない場所を守るために、戦う。たったひとりで。

しかし、元よりそういうモノではないだろうか。

私が守りたいように、守りたいモノを守る。

私だけの正義にのっとったこのどうしようもない位のエゴを、一体誰と共有して、それが何になるというのだろうか―――。




「!!!」


耳元で鳴り響いた凄まじい轟音によって、混濁していた意識が半ば強制的に覚醒する。

隣を見やると、先ほど私を殴り飛ばした男がうずくまって沈黙している。


「く……!」


近くに先ほどの女が身軽に着地してきた。しかし、女の額には汗が浮かび、誰の目から見ても苦戦を強いられているようであった。

気を失っている間にこの戦闘はかなりの大事になっていたようで、付近でパーティを楽しんでいた参加者たちはみなパニックに陥っている。


「ちっ、騒ぎがデカくなってるね。使うつもりのないダミーだったけど…まァ、いいか!おいロバート!!いつまでそこでボサっとしてんだい!」

「ソフィーはいつもうるさい。周波数を変えるべきだ。」


毒づきながら、ロバートとよばれる男はむくりと起き上がると、いつの間にか近くで沈黙していた牛蛙の首根っこをわし掴みにすると、


「武装展開」


そう静かに告げられた牛蛙の身体がバラバラに砕け散った。全身をくまなく四散させたと思われた牛蛙の姿は、銃座のついたガトリング砲へと変化させられていた。

否。

牛蛙だと認識して今まで追い続けたその正体は、初めからアレでしかなかったのだ。


「ソフィー、大きな音が鳴るが、タスクに支障は?」

「問題ないわよ。ヘタクソな実験動物よりアイツよアイツ!」

「わかった。」


実験動物?何のことだ。

考えている暇もなく、ガトリング砲が高音を響かせて回転を始める。

彼らが狙う人影は今なお俊敏に動き回っている。そして障害物を求めて向かったのは、逃げ惑う人々の手前だ。


「おい。待てよ、そっちは…!」


言葉は弾丸の炸裂によって搔き消された。

標的をとらえきれない弾丸たちが、後方にて固まっていた客人たちの身体を肉片へと変えながら薙ぎ倒していく。


「ロバート、そのまま退くよ!弾幕は張り続けな!」

「ああ。」


先行してその場を離れるソフィーへ続き、ロバートは射撃中のガトリング砲を銃座ごと片手で軽々と持ち上げ走り出した。阿鼻叫喚たる人々の断末魔は、二人が窓を叩き割った先へ姿を消したところでようやく沈黙した。


目の前の光景は、骨と肉と五臓六腑が砕け散って出来上がったスープで満ちている。

その隙間から、ぬるり、と。半身を返り血で染め上げた人間が現れた。

軍用のヘルメットを外しながらこちらへ歩いてくる。中からは表情一つ変えずにこちらを見つめる女の顔が出てきた。

際限なく湧き上がる恐怖感を必死に抑え込みながら、伶羅は未だ感覚すら希薄な手足を駆使して何とか立ち上がって見せる。


そこまでが、限界だった。

立ち上がった瞬間、僅かに後ろへ傾いた体軸は、伶羅にいとも簡単に尻もちをつかせてしまった。

…マズい。

本当にマズい。

もはや焦りを抑える事すらままならない。






殺される――――――――――――――――――――――――――――――――。






「あ…。」

「ハァ。なんて顔してんの、助けてあげたのにさ。」


年若い声だった。おそらくは、自分とそこまで年も変わらない少女の声。


「え……?」

「ボケっとしてんなって言ってんのよ。君でしょ?ポワゾンドパシフィクなんて得体のしれないならず者が寄越してきた『協力者』ってのは。」


直感で理解した。

この子も、ひとりだ。幾多の戦場で常にひとりで戦ってきた人間だと。

しかし今なおその戦場にて孤独に立っている筈の彼女の眼は、こちらのあらゆる思いを見透かさんばかりの鋭さで、真摯さで、何かを見定める様に真っすぐと伶羅を見つめていた。

視線は全く外すことなくそのままで、彼女がゆっくりと手を差し伸べてくる。




「私は凪ね。


水野、凪。もっかい聞いてきたら殺すから、そのつもりで。」


プロローグ、いかがでしたでしょうか?

物語は第一章へと続いていく訳ですが、更新は1週間後となります。

暫くお待ちくださいまし!!

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