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ディスシティ

黒幕は微笑み女神は匙を投げる

作者: いろは箱

これは私が住んでいる街ディスシティで起きた最も悲惨な事件に巻き込まれた話である。







XXXX年X月X日 14:00


この日からおかしな事が起き始めた時刻は14時であるのに空は既に夜空であった星が光り幻惑のようで事実である不思議な日であった。


XXXX年X月X日 12:30


あれから数日近くのカフェで昼食を摂ると少し周りがざわついたそれはテレビが流してるニュースからであった。


「本日、カジノロイヤルのオーナーが死亡したことを発覚しました。死体は中央広場の噴水で見つかり頭部がありませんでしたが先程身元を確認しカジノロイヤルのオーナーである事が分かりました。」


これはとてつもない事だった。普通に聞いたら店の経営者が亡くなっただけだがこの街ではその程度で済まない。カジノロイヤルのオーナーは年齢不明 名前不明 顔に常にマスクをつけていて声や体は女性だが性別も不明と言われている。そしてこのオーナーはこの街トップの存在でもありこの人がいたから治安が守られていたとも言われている。そんな人がいなくなったと分かれば何かしら事件を起こす存在がいる私は確信した。


XXXX年X月X日 02:10


夜中に私は家を抜け出し近くのBARに来ていた一人暮らしとはいえ他の人に見つかるのはなるべく避けたいところだ。BARには白黒商会と言う商人の黒さんがBARのマスターとこの前のカジノロイヤルの話をしていた。


XXXX年X月X日 XX:XX


何者かに見られている気がする周りにはそんな存在はいない最近妙なことが起きている。この街は魔法やら化学やらが入り交じった気持ち悪い街だ。同級生達にこの街の事を話しても信じないだろうまず私がこの事を言うわけが無い。


XXXX年X月X日 10:45


今は学校で勉学に勤しんでいる。私が今いる所とあの街は時空が違うあの街ではまともな学校は無いし他の街に行くお金もないそれにあの街はそれなりに気に入っているのだ。私は時空を移動できるそれを利用し別の世界線で学校に通っているだがこの世界とあの世界ではやはり常識は違うようだ。


XXXX年X月X日 99:99


最悪だいや災厄と言うべきか私と言うあろう者が時空に捕まった時空を移動するには方法は様々なのだが私は次元を歩き時空を移動する。簡単に言うなら部屋と部屋を長い通路で行き来するみたいなものだ。そしてその長い通路で別の時空に吸い込まれ面倒事に絡まれている。


YYYY年Y月Y日 YY:YY


どうやらここは時空の中にある協会の様だ私も意味がわかっていない。そこに居たのは1人のシスターだった。私はシスターにいい思い出がない目隠しをしてる欲まみれのシスターや首をチェーンソーで斬り掛かる物騒なシスターがあの街ではいるのだ。案の定このシスターもヤバいやつだった私は奴の目から逃れ時空を開き長い長い通路に逃げ込んだ。今回は学校なんかに行く暇はないな。いやはや、禍々しい輪っかなんか着けて堕天使がシスターなんて笑えない。


XXXX年X月X日 17:50


学業を終え私はディスシティで夕飯を済ませようとしていた。おかしな街だが腕が一流の者は多い殺人なんかも例外ではないが近くのピザ屋が美味しそうだったので店内で食べようとした。最悪だ、店の中は血まみれ床は血の池ができてるこの店も抗争にでも巻き込まれたのだろう私はピザが食べれず落胆した。


XXXY年X月X日 YX:YY


最近違和感を覚える街が静かなのだ。いや、物騒で抗争なんかはいつもどうりで騒がしい街なのだがそれだけなのだ。暴れることが可能なのだ止める者がそれを許さない者がいなくなったのだから。これは裏で何かが動いている。


XXXX年X月W日 16:50


あー最悪だ追われているどうやら私の勘は当たったらしいどうやらエイトデクレアラーがなにか企んでやがった。皆に分かるように言うならば裏の組織でこの世界を保護が目的の奴らだちなみに8名。だったのだが少し前にメンバーが変わったらしくそれからはやることなすことがまぁ物騒なんだよ。2代目からは頭に血が登ってるらしいいい迷惑だ。


????年?月?日 ??:??


次元に逃げさせてもらった。ここは大抵の奴らは来れないどうやら奴らは私の能力を危険視してるようで排除しに来たらしいいい迷惑だ。今のエイトデクレアラーは只のテロ組織と変わりがないそうだ前任者たちに会えばある程度止められるのではないだろうか幸いエイトデクレアラーのメンバー交代の理由は各々が納得いかず辞めたことらしい。納得がいかないとはなにか揉めたのだろうか。


XXXX年X月X日 時刻不明


まさか白黒商会の黒さんがエイトデクレアラーのNo.1だったとは思わなかったどうやら昔エイトデクレアラーは私の様な能力者等を保護したり危険分子を排除するのが目的だったらしいそしてNo.1とは只のナンバリングだけで実力は関係ないらしい。そして最悪な事にNo.2の前任者はカジノロイヤルのオーナーだった。死んでいるじゃねぇか。


XXXX年X月X日 時刻不明


最近時空の歪みを感じる。あれから、黒さんと話したことはエイトデクレアラーの前任者達で2代目達を止めるらしい前から決めていたらしくカジノロイヤルのオーナーが殺されたことをきっかけに決行したようだ。私は逃げる事を最優先にしろと言われそうしようとしたのだが少し悪いことを考えていた。奴らに一泡ふかしてやりたい。


YYYY年Y月Y日 YY:YY


覚えているだろうか以前時空に捕まった時の話を時空に捕まる理由としてはその時空から発せられる強い意志などから生じる力に引き寄せられる時に起きる。そして現在も同じことが起きて捕まった。だが、同じ過ちを冒した訳では無い私から会いに来たのだ奴へと。ほら、来たぞ堕天使様が


XXXX年X月?日 78:40


別時空のやつを別の時空に連れてきた際に事象を生じるが大抵はしばらくすると収まる。まぁそんな事はさておき私の連れてきた奴と2代目のエイトデクレアラーが戦っている。番号は分からないがどうやら武器庫と呼ばれているらしい。見た目は女性で私より少し上ぐらいだから23とかだろうか?まぁ人では無い事は分かる腹を突き刺されても笑いながら襲いかかるやつだ人間であってたまるか。


XXXX年Y月Z日 時刻不明


黒さんに出会ったそしてあそこの堕天使サマの説明を要求され腹いせに連れてきたと言ったら爆笑された。怒られると思ったが逆だったようだ。ちなみに堕天使サマが勝ったようで相手の武器庫は肉塊になっている。おぇ、この街とは言えさすがに吐きそうな光景だ。どうやら武器庫は強欲で暴食という化け物の贋作らしく不死身らしい最悪だ。


X?XX年 詳細不明


他の2代目エイトデクレアラーが来たので堕天使サマをぶつけて私は逃げてきた。黒さんは先程別の2代目に膝蹴りをくらい今頃戦闘中だろう。

路地に駆け込み逃げた先には鴉のような黒い見た目の女性に1人の侍?がいた。目の前の怪しい2人は戦闘中で侍が私に気づき女性に一声かけた後私を捕まえてその場から走り去る。私を助けてくれるようだ。え、何に?


XXXX年 詳細不明


侍から聞いた話だと2代目達に襲われてる者は私以外にいるようで殆どがこの街に集結してるようだ。先程の鴉のような女性は強欲で暴食という化け物なんだと教えてもらったそれ故に襲われ戦っているらしく自分はその方の弟子だから一緒にいたと侍は言った。先程贋作を見たばかりだがいきなり本物を見れるとは思わなかった少し私は喜んだ。


XXXX年X月X日 時刻不明


目の前にカジノロイヤルのオーナーが居た。何度か会ったこともあるし話したこともあるそんなオーナーが死んだはずなのにそこに居た。侍がオーナーの事を化け物と呼んだ。オーナーもどうやら強欲で暴食らしい。え?多くないか?贋作合わせて3人目だぞ?そんなにいるのかその存在は。


XXXX年X月X日 17:00


気づいたらこの街はどんちゃん騒ぎだ至る所で戦いが起きて笑う声や銃声、鳴き声やこれは発狂しているのか?まぁ騒がしくなっていた。どうやらこの街は只のやばい街ではないらしくいろんな有名人が多い街だったようだ表と裏合わせて。後ろから何か恐怖を感じ急いでしゃがむと頭上を何かが横切った。後ろを振り向くとエイトデクレアラーNO.3と名乗る女侍が居たスーツ姿に刀を持つ姿はどこかカッコよかったがこんな場面で見たくはなかった。


XXXX年X月X日 20:00


オーナーと女侍が戦っている助けてくれるらしい侍の方は別のやつと戦っているなんだあれ?使い魔かなにかか?私はそんな事はほっといてオーナーと女侍の戦いを見守ることしか出来なかったあいにく非戦闘民な物でものを投げることぐらいしかできないため物陰で避難していた。オーナーは仮面を壊され素顔が見えていた右側が火傷のような後があり赤と青のオッドアイだった。オーナーは腕を切られ腹を刺されてるが気にもとめず襲いかかる本当に強欲で暴食という怪物は化け物なんだと思った。


XXXX年X月X日 99:99


時空が歪んでいる。どうやら黒さんに膝蹴り入れたヤツが2代目のNO.1らしくそいつをどうにかすれば戦いが収まるらしい。逃げてる間色んな人に会い色んな人から聞いた感じそのようだ。そして目の前のMr.ラッキーと名乗る胡散臭いおっさんもそう言っている。どうやら時空移動をこの人も出来るらしく今回の事件解決のために来たらしい。私はその時ある事を思いつき悪い顔をする。


XXXX年X月X日 96:00


黒さんと2代目NO.1が戦っている黒さんは銃とかをぶっぱなし2代目NO.1は物を操り攻撃している。恐らくサイコキネシスとかなんかそんなやつだろうそしてどうやら私に気づいてないようだ。私みたいな非戦闘民は殺意みたいなものは薄いからか気づかれないようだ無論殺意どころか殺す気は無いだがここから居なくなってもらう。私に気づいた2代目NO.1は私に近づき首を掴んできた私を殺すには捕まえるのが的確だと感じたのだろうその通りだ私は避けることが出来ず捕まる。喉が閉まり息がしずらい中私はニヤリと笑うそして2代目NO.1の後ろには扉が現れ2代目NO.1を蹴り倒す。


XXXX年X月X日 89:00


奴は時空に吸い込まれて行った。私に恨みを持ちながら吸い込まれていっただろうことの現況が居なくなり戦いは収まり他の2代目エイトデクレアラーはこの街から去ったようだ。2代目NO.1が戻ってくるまでの間はしばらくはいつもどうりの日常を過ごせるだろうと黒さんは言った。街は上から見たらおそらく真っ赤に染っているだろう至る所が血に染まり死者も、多数出たことだろう。


XXXX年X月X日 12:30


あれから何日だっだろうかこの街で起きたことは世界中で知られニュースで話題になった。予想通りこの街を上から見たら真っ赤に染っていたらしく衛星から見たこの街は赤くなり子供の落書きかのような染まり方だった。あの戦いで色んな事が判明してこの街は普段より一層濃い街へと変わっていった。あの戦いの時空がおかしかったのは2代目エイトデクレアラーの仕業だったらしく理由は不明事の発端を私が時空にサヨナラさせてしまったからだあれ以降時空移動は注意して行っているたまたま鉢合わせしても嫌だからだ。カジノロイヤルのオーナーが復活して治安も戻りエイトデクレアラーの前任者達がこの街に住み出したと噂もある。予防線なんだとかけど、どうやら2代目達もこの街にいるなんて噂もある最悪だねこの噂とあの戦いのせいで街はさらに濃い日常を送ることになったそして街の人々はあの戦いをこう呼ぶ「この街で最も悲惨な事件」と


XXXX年X月X日 13:00


そういえば言い忘れてたが私にも悲惨な事件があったあの2代目NO.1が時空から脱出して次に備えてるという噂がやってきた。それも私にとって悲惨だが実はそれではないもっと悲惨な話がある。別の時空から連れてきた堕天使サマを忘れていてこの街に居着いてしまい私は懐かれてしまった。あの凶暴な意思疎通取れない堕天使サマは私を神だかなんだかと信じてしまい私の身を守ってはくれるらしいがやり方が物騒なのだ。これで私の平和な日常はサヨナラだな。

あぁ、最悪だ。

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