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夢だと思ってたら異世界でした  作者: 麗羅
第1章 初夢
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七話:邪神レミア

異世界での朝が来た。隣を確認する。神と思われる幼女が寝ている。不覚にも可愛いと思ってしまった。


「おい、起きろ」

「う?うあ~…うん?なっ、いつのまにこっちに…」

「お前神だろ?何で驚いてんだ。後こっちの世界に用があるんじゃなかったのか?」

「そうだったな」

「しかしどこに行くんだ?」

「分からん!とりあえず我を装備するがいい」


神を装備するってなんだよ…こいつ頭大丈夫か?


「むぅ…いま失礼な事を考えてただろ。まぁいい我は剣になれるのだ!」

「へぇ~」

「信じてないだろ!見ていろ」


そう言うと神々しい剣の姿になった…うん?何か所々に禍々しいオーラみたいなのを纏ってるんだけど?これ大丈夫なの?


「何をしている?さっさと装備するがいい」


言われるがままに装備をする。すると剣から力が流れ込んでくる気がした。自分の能力(ステータス)を確認した。



名前 レギア・デイルソニ 男性

レベル3   16歳 種族 人族

体力 10000(+3000)

腕力 4500(+3000)

魔力 10000 (+3000)

俊敏 4000 (+3000)

物理耐性 5000(-1000)

魔法耐性 5000(-1000)

状態異常耐性 500000 (-100000)


称号

異世界から招かれし者

創造神の婚約者

創造神に認められし者

()()を受け入れし者

()()の眷属

救済者


加護 創造神アルティシの加護

   邪神レミアの加護


装備品 ()()()()()()




ちょっと待って!?この前見た時よりツッコミ所が増えてるんだけど!?創造神の称号や加護は知ってたけど邪神に関しての称号と加護が何かあるんですけど!?

…邪神?邪神なんかと会ったっけ?装備品も邪神が関係してる気がするけど。

てか邪神レミアって…もしかしてこの幼女か?受け入れし者は多分だけど剣の装備とレミアの言ってた婚姻届を出したって事だろう…


「おい!何を呆けてるのだ!」

「能力が多分お前のせいで結構変わってるからだ」

「良かったではないか」

「耐性系にマイナス補正がついてるんだが…」

「そういう時もある!」

「それとレミアさんから離れてもいいですか?」

「何で急に敬語だ!?あと何で離れたがるのだ!」

「だって邪神でしょ?あと一緒に居たらトラブルに巻き込まれそうだから?」


変な事には巻き込まれたくないからな。なるべく平穏過ごしたいし…既に平穏じゃ無かったな…


「な、なぜ分かったのじゃ!?」

「のじゃ?口調が少しだけ変わってない?あと鎌をかけてみただけなんだがまさか本当にレミアが邪神なんだな」

「口調はばれないように変えてたのじゃ。それよりも邪神だからと嫌いにならないでほしいのじゃ」

「嫌いも何も好意すらまだ抱いてないんだが…」


そう言うと扉が乱暴に開かれた。


「レギアさん大変です!」


入ってきたのはシャルだった


「どうしたんだ?そんなに焦って。とりあえず落ち着いてよ。」

「落ち着いてられませんよ!」

「一体何があったんだ?」

「一度世界を破滅にまで追い込んだあの()()()()()が今日復活しちゃったんですよ!」


世界を破滅にって…何をしたんだこいつは…


『何をしたと言われても創造神と地上で一戦しただけなのじゃ!』


ちょ、創造神様も何やってんだ……うん?お前も念話みたいなのが使えるのか?


『当たり前じゃ。我は神じゃぞ!これぐらい出来て普通じゃ!』


はいはい、そうですね。軽くレミアをあしらいつつシャルに返事をする。


「それってとてもヤバくない?」

「だから焦ってるんですよ!」

「じゃあどうするんだ?」

「まず邪神の居場所を特定します。ですが現在は何故か居場所が全く分からない状態なので邪神の討伐はまだ当分先です。居場所が特定できればBランク以上の冒険者を収集します。Cランク以下の冒険者では邪神が視界に入っただけで気を失いますから。」


そんなにこいつ強いのか?神なのは何となく理解したけど…視界に入れただけで気絶ってどうなんだ?俺もシャルもなんともないけど…


『それは我が復活してからまだ日が浅いからじゃ』


どれぐらいで完全復活するんだ?


()()()()じゃとあと1年ぐらいじゃな』


このまま?何かしたら早くなるのか?聞いても手伝う気はないが。


『我も言うつもりなんかないのじゃ。じゃがそのうち勝手に協力してくれるようになるのじゃ!』


なんだよその自信は…完全復活がまだ先ならいいや。


「シャル、冒険者だけで邪神は倒せるのか?」

「冒険者なんかじゃ倒せません。SSSランクの冒険者でも倒すのは不可能でしょう。」

「それじゃあどうするんだ?」

「そのために勇者召喚の儀式を行います」

「それってどのような儀式なんだ?」

「勇者召喚は異世界から勇者の素質がある人間をこちらの世界に呼び寄せる一種の召喚魔法です。」

「呼び寄せた勇者は元の世界に戻せるのか?」

「戻せます。邪神絡みの事は創造神様達も力を貸してくれますから。」


邪神の事になると他の神達も介入してくるのか…


「そんなに邪神は危険視されてるのか…呼び寄せた勇者の安全は大丈夫なのか?」

「勇者の能力は頑張れば邪神を倒せる力なので大丈夫です」

「俺も勇者に会ってみたいな。」

「儀式が成功したら会わせてあげますね」

「ありがとう」

「でも、問題は邪神ですよね…まだ完全に力は取り戻してないでしょうから早めに討伐したいのですが…」

「そのうち居場所も分かりますよ」

「そうですね。特定できるまで準備をするしか無いですよね。私もBランクなので戦いに備えますね。それでは。」

「頑張ってね。」


そうして会話が終了しシャルが部屋から出ていった。


『早く力を取り戻しさないといけないのじゃ…今勇者の本気の一撃を喰らったら…せっかく復活して出逢えたのに…』


レミアは何を言ってるんだ?所々聞こえない部分があってよく分からなかった。だけどなぜかレミアを守ろうとする気持ちだけがその時に湧いてきた。


この小説を読んでいただきありがとうございます。

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