三話:高校に行きたい
とても短いですが投稿しました。次に投稿するときは長めにします。
今日から高校に行くと決めた。だが重要なことに気づいた。
「制服何処にしまったっけ…」
そう、制服がないのだ…せっかく行くと決めたのに制服がないから行けませんなんて馬鹿げてる…全力で探さなきゃ…
「あったぞぉーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
いったい何時間探したのだろうか?とにかく朝が夜になるほど探したのは確実だな…だって太陽が月に変わっているからな…これで高校に行ける!
とりあえず明日から行くとして今日は準備をして寝よう。
あぁ、明日が楽しみだな。そう思いつつ布団に入る。高校に行くことがこんなにも楽しみとか…初めてだな…。思いつつ眠りにつく。
「う~ん…あれ?さっき布団に入って寝たはずじゃあ…」
気がついた時にいた場所は見覚えがある場所だった。昨日の夢の中で寝ようとした場所と全く一緒だった。そして自分は布団ではなくベッドにいた。
「まさか夢の続きを見れるとは…」
だが夢としては少し不自然なことがいくつかあることに疑問を抱いた。
一つ目は、この世界での生活を鮮明に覚えていることだ。他の夢は、普通?ほとんどといっていいほど覚えていなかったり、記憶が曖昧なはずなのにだ。
二つ目は、今はないが、疲労や眠気がしたこと。
とりあえず今は夢だからと無理矢理に納得した。一人で勝手に納得していると声がかけられた。
「お目覚めですか?よく眠っておりましたが。」
そこにはルアディーさんがいた。
「はい。よく眠れました。」
「そうですか。よかったです。それで昨日はどうでしたか?帰って来て簡単に報告されただけで眠りましたが。」
あぁ、そうだった。すぐに寝たのか。一応能力値のことを聞いておこう。そう思って昨日もらったギルドカードを見せる。そういえばまだシャルとパーティを組んでなかったな。ギルドに行けば会えるかな?
「あのルアディーさん、僕の能力値ってどうなんですか?」
「…………なんですか?このふざけたような能力値は?いくらなんでも強すぎますよ!」
やっぱりチート並だったのか…
「いいですか?厄介な事に巻き込まれたく無ければ、これは他の人には絶対に見せないようにしてくださいね?」
「わ、わかりました。」
そ、そんなにヤバイのか?とにかく見せなければいいんだよな。これからは気を付けよう。それよりもギルドにいってシャルさんに会わなくては。まぁいるかは分からないけれども…とりあえずギルドにいって依頼を受けてくるとだけ伝え屋敷を出る。今日は迷わないようにしないと。
迷った。また迷った。迷ってしまったら仕方ないよね?ここが何処かも分からないし。シャル~助けて~
「あの…また迷子ですか?」
この声は!
「シャル!恥ずかしいが絶賛迷子中だ!」
「そんな自信たっぷりで言わないで下さいよ…」
「でもシャルはなんでこんな所に?」
「なんとなくレギアさんが迷ってる気がしたので。」
す、すげー。未来予知でもあるのか?
「それで、レギアさんはどうしてここに?」
「ギルドに行こうとしてたらまた迷ってしまって…」
「…道案内してあげます。」
苦笑しながら言われてしまった…しっかり道を覚えないとな…
しかし、またシャルに助けられてしまった。恩返しとして何かしてあげれることはないかな?
そして、また雑談をしながらギルドに向かう。
ずっとこのままでもいいと思ってしまうが、それよりもこの夢はいつ覚めるんだ?今は早く高校に行きたいのだが…まぁ、楽しいからいいか!
そう思いっているとギルドについた。やっぱりあの例の場所からギルドまでは近いのか?たったの数分しか歩いてない気がするけど…
扉を開け中に入る。入ったのはいいけどその直後に発生した殺気が凄い。これは完璧に俺にむけられてるね?なんか悪いことでもしたのか?いや、シャルさんが美少女だから一緒に入ってきた俺への嫉妬からか?まぁ、無視でいいよね?
とりあえずシャルと一緒に受付にいきパーティ登録をする。そのあと、一緒にどのクエストを受けるか決めた。
とりあえずシャルが俺のレベルが早く上がるようにと経験値が入りやすい魔物の討伐クエストを受けることとなった。ちなみに自分は昨日登録したばかりなので初心者のEランクである。Bランクまでの道のりはまだまだ長いな。
早くシャルさんに追い付くように頑張ろう。
爵位
騎士爵→子爵→男爵→伯爵→辺境伯→公爵
誤字や脱字かがあればご報告下さい。(自分では推敲しているつもり)