第一章 第7話 説明
なんとか年内にに投稿したが、
今回は短いです
…では、続きをどうぞ。
午後9時
「…スミマセン、遅くなりました。」
「構わんよ。」
カミューがジオノたちをリビングに残しシャワーを浴びた後、
中座されていたことを謝罪して話を再開した。
「…それで、俺が助かる方法って結局何なんですか?」
「まあ説明するから、そう急くでない。
…まず儂らが異世界から来たと先ほど言うたのは覚えておろう?」
「はい…あの狼男を倒すために来たんですよね?」
「ウム…あの狼男は、儂らの世界の者で元々は普通の人間だったのじゃ。
…と言っても、ただの人間ではないがの…反転するとその力に溺れ、他人を蔑ろにし、だんだんと理性をなくしていくんじゃ…あやつもそんな者の一人じゃ。」
「…じゃあ、俺もいつかは理性をなくして他人を襲うようになるんですか?」
「…いや、お主の場合は夕方に渡した大精霊のペンダントが有る限り、理性をなくして他人を襲うことはないじゃろう…じゃが、そのペンダントは有限なのでな、その効果が切れてしまえばお主もだんだんと理性をなくし、いつかは魔の者となって人々を襲うようになる…此処までは先ほどまで話したな?」
そこまで説明をしたジオノは、先ほどカミューが淹れた麦茶で喉を潤しながらカミューの様子を確認した。
「…はい。そのペンダントは此方の世界にない物で出来ているからいつかはその効果は切れる…でもその効果が切れた後に、俺が魔物にならない為の方法があるんですよね?」
カミューは今まで聞いた情報を整理しながら、自分が助かる方法があることをジオノに確認した。
「ウム…とは言ってもその方法は非常に単純なことなのじゃがな。
…此方の世界にない大精霊のペンダントの効果が切れる前に、新たに大精霊の御力をお主に授ければよい。
…ではその御力を授かるにはどうすれば良いか、解るかの?」
「…大精霊はこの世界ではなく、ジオノたちの世界の精霊…まさか!?」
「そう、そのまさかじゃ。
…カミュー、お主が助かる為には儂らの世界に来てもらう必要があるのじゃ。」
「!?」
そこまで説明されたカミューは、内心『やはりそうか…』と思っていたのか、それ程驚きはしなかったが、代わりにティナが驚いていた。
「…ジオノ様、カミューさんを私達の世界に連れて行っても確実にカミューさんが助かる訳ではないのでは?」
「…それってどういうこt…『ゴンッ』…アダッ!?」
「…ティナは気付いたというに、このバカ弟子は…」
ジオノ達の話を聴いていたティナはジオノに話の続きを促したが、
それを同じように聴いていたジュリアはティナに自分が解らないことを聴こうとしたが、
ジオノに殴られて説教されたのだった(笑)
<続く>
…前回、早めに次話を投稿すると書きましたが、
気付いてみれば約2ヶ月程放置してました
すみませんでした
m(_ _)m
…前書きにも書きましたが、
なんとか年内に投稿出来ました…が、
短いしあんまり進んでいないという駄文になってしまった…orz
…さ、さて次回は新年に投稿となると思いますが、
もしかしたら年内に閑話的な話を一話投稿(出来れば)するかもしれないです
…まぁ、
気長に待っていて下さい
感想・レビュー・コメント等有りましたら、
よろしくお願いします。
m(_ _)m
では(少し早いですが)皆さん良いお年を御過ごし下さい。