第一章 第9話 動き出す者たち
漸く第9話を更新しましたが、諸事情により今回の話で未完ですが、完結とさせてもらいます。詳しくはあとがきや著者の活動報告をご覧下さい。それでは最後の話をどうぞ。
ジオノがカミューにこれからのことを話し合っている頃、
何処とはしれぬ暗闇の中数人の男女が何やら話し合っている。
「…では、狼男は倒されたと言うのだな?」
「はい…あの世界へ送った狼男は暫くは自由にさせておきましたが、今日の夕刻結界が張られました。その後結界が解除されたあと確認しましたが狼男はその周辺にはおらず、おそらく結界を張った者たちに討伐されたかと…」
「…狼男1匹程度とはいえ、あの世界の術者なら倒せるとは思えん…となると、ギルドのヤツらに倒されたか?」
「…はい、先日ギルドより転移の反応が有りましたのでおそらくはそのとおりかと思われます。…その際に調査したところ、Bランク狩人のジオノの率いるチームが転移したらしいので、狼男を倒すこともありえることかと…」
どうやら話し合っている内容はカミューが出会った狼男についてのことらしく、初老の男に向かって部下らしき女性が狼男のことを報告している。
「…ジオノか…忌々しいがあのジジイが向こうに行ったのならありえることだな…仕方ない…次の計画以降のもの全て、狼男抜きのものに練り直せ。」
「わかりました。修正案を後日ご報告しますのでお待ち下さい。」
なにやらこの男女は狼男を使って何事かを計画していたらしいが、肝心の狼男がジオノたちに倒され頓挫しかけたが計画の一部を修正させることで折り合いを付けたようだ。
男がそう結論付けると話は終わったと思ったが、部下の女は未だに立ち去らない。
「…?まだ何かあるのか?」
「はい…今回の狼男の件で気になる情報があります。」
「…報告しろ。」
「はい。狼男が向こうで討伐された際に現地人が巻き込まれたらしいのですが、その者はどうも只の現地人ではないらしいのです。」
「…どういうことだ?」
「ジオノ達が結界を張ったせいで詳細はわかりませんが、その現地人はどうやら狼男が獲物としたらしいのですが、結界を解除した後その現地人の家らしき所に向かったと…ジオノ達の性格を考えれば、現地人が巻き込まれたらその者を回復させた後記憶を消して解放すると思うのですが、実際はその者の家まで付いていくことなど有り得ません。」
「…ふむ…その現地人に何かあると?」
「はい、一応ジオノ達を監視させておりますが、その者にも警戒するように監視者に言っております。」
「…わかった…何かあれば報告しろ。」
男がそう命じると女は一礼して下がり、その女と入れ代わるように別の者が次の報告をする為に前に出る。その人物は見るからに街のチンピラといった格好で、報告されている男や先ほどの秘書のような女性とは普通ならば接点がなさそうだが、この場にいる者達は気にしていないのか、そのチンピラ風の男の報告を聴く。
「…フライハイトの街ですが、問題なくダンナの計画どおりことが進んでいますぜ。今回の狼男のことで若干計画が遅れるが、こっちはそれほど焦る必要はねぇかと思いやす。」
「そうか。では引き続き計画を進行してくれ。
…では、我らの悲願達成のため各自計画どおりに動け。」
そう言った男に対して、彼の周りにいた者たちはこの場から消えていくのだった。
一方その頃、そんな男たちが動いていると知らないカミューは、ジオノから話されたことについて考える時間をもらって一晩経ち、その姿は仏間の前にあった。
「…(父さん、母さん、結希…俺、色々考えたけどジオノたちと向こうの世界に行って向こうでなんとかこの能力に折り合いをつけてこようと思う。もしかしたらそんな方法はなかったり、向こうで死んで二度とこっちに戻れないかもしれないけど良いよな?心配させるかもしれないけど、天国で俺の無事を祈ってて。)…ジオノ…俺決めたよ。ジオノたちとそっちの世界に行くよ。」
「…そうか。危険があるかもしれないが、良いのじゃな?」
「ああ。」
カミューが仏壇に決意を両親や妹に告げていると、いつの間にか来ていたジオノに自分の決意をジオノにも告げた。
ジオノもカミューの決めたことに揺らぎがないか、もう一度問い掛けるがカミューの答えは決まっていた。
こうしてカミューはジオノたちの世界に行くため、こちらの世界でやることをするために動き出したのだった。
<未完>
今回の話で一応第一章は終了となります。
何故こんな中途半端で未完なのに完結することにしたかと言いますと、
読者の皆さんはご存知かと思いますが、
[なろう]さんは2018年秋で携帯サイトからの撤退をするらしいからです。
著者はこの小説を携帯で打ってますので、このままでは完結まで出来そうになかったからです。
『じゃあスマホに変えれば良いだろう?』と思う方もいるかと思いますが、
今のところ著者はスマホに機種変する予定はないので、
未完ながら終了とさせてもらいました。
この駄作な作品を少しでも楽しみにしていた方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もしも、
著者が機種変して続きを書くことがあったら、
『こんな駄作があったなぁ…』程度の気持ちで読んでいただければ幸いです。
長くなりましたが、
これにて[反転世界に行ったら、性別も反転していたんだが…(汗)]は一時閉幕とさせてもらいます。
ありがとうございました。
m(_ _)m




