文化系サークル最強決定戦
主人公・坂東岩男(ばんどう いわお)は某大学の3年生で、「ライブ鑑賞同好会」というサークルに所属している。各サークルの代表が集まり、学園祭の運営について協議する「文化系サークル連絡会」の会合で、理事長の不破臼人(ふわ うすと)は、議事が進まないことに激怒し、ジャンルバトルによる「文化系サークル最強決定戦」の開催を宣告、優勝したサークルが学園祭を自由に取り仕切れる、とした。ジャンルバトルとは大学で伝統的に行われているもので、そのジャンルへの情熱が可視化された「情熱可視化(ザ・ジャンル)」を出現させ、戦い合わせるものである。「情熱可視化(ザ・ジャンル)」は生身の人間には姿は見えるが触ることはできず、「情熱可視化(ザ・ジャンル)」同士はダメージを与えあうことができる。そのジャンルへの情熱量が多いほど強力な「情熱可視化(ザ・ジャンル)」を出現させることができ、敗者は、勝者側のジャンルについての興味を強制させられる。代理で連絡会に出席していた岩男は同好会の部室に戻り、主将・副将に経緯を説明したところ、同好会の代表として「文化系サークル最強決定戦」に出場するよう指示される。一行はサークル0Bがマスターをしているライブハウスへ修行に出かけ、そこで見本としてOBと副将がバトルを行い、OBが完勝する。そこへ、バトルの初戦の相手である「将棋部」の集団が乗り込んでくる。対戦相手と場所は事務局からメールで通知される。将棋部エース、駒鳥杉 津美(こまどりすぎ つみ)と岩男がサークルバトルを行い、駒鳥杉が勝利する。「文化系サークル最強決定戦」は最終的に不破の所属する「オカルト研究会」が優勝し、学園祭を取り仕切ることになったと岩男は伝え聞く。最後は、岩男が将棋部の部室で将棋を教わっているところ、将棋プロのタイトル戦の話になり、観戦に行こうと岩男が提案するシーンで終わる。