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4歳 赤の月 Ⅱ

本日、2話目


赤の月 5日


今日もまた書く事がないのでこの世界について書いておこと思う。

この世界は、“閉じたエンブリオ”という世界らしい。


成り立ちは伝承上では、

大昔この世界は外の世界とつながっていたが、世界間をまたいだ大きな戦争があったらしい。

その時この世界は異世界から勇者を召喚して戦おうとした。

しかし、戦力差は絶大でその勇者はこの世界を隔離してその戦争をやり過ごしたらしい。

だが、戦争が終わり結界を解こうとしたらあまりの強力な結界で今度は外せなくなったらしい。

なら勇者に解除させようとしたら、勇者は結界を張った代償で死んでおり解くことはできなくなった。

という間抜けな伝承はなしである


ちなみにこれには続きがあり、この結界のせいで魔法を使用したときに発生する“魔素ヴァニティ

と呼ばれる成分がこの世界にとどまってしまい、この世界の生き物に悪影響を及ぼすようになったらしい

この“魔素ヴァニティ”の影響を受けて凶暴化した生き物を“魔物”と呼び、特に知能を持った“魔物”のことを“魔獣”と呼んで区別している。さらに純粋な“魔素ヴァニティ”の集合体を“魔人”、その上位存在を“魔王”と呼んでいるらしい。

もっとも、魔王と言っても“世界を滅ぼす”とか“人間抹殺”などをやろうとするのはごく一部で、実際は人間との共存をしているのがほとんどであり、60年前に生まれた 魔王:クシュリナ に至っては、清光教団<光属性の精霊を祀る神殿>の教皇として現在も活躍しているし、280年前に生まれた 魔王:イルミナ は現在僕のいる国の筆頭宮廷魔法使いとして活躍している。

まあ、不老らしいからこれからも滅ぼされない限り活躍していくのだろう。

参考までに最後に人類に敵対的な魔王が生まれたのは約8000年前で当時はそりゃあ大変だったそうだ。今後現れたとしても35人の魔王<今後も生まれるので増加の可能性大>と強力な力を持つ異世界からの勇者を召喚すればなんとかなるだろうと目される。


魔王や魔人についてもついでに書いておこう。

この2つの明確な違いは強さと寿命だと聞いている。

発生などは全く同じで、ある日突然に自意識を持って現れるらしい。

そして発生と同時に自分は魔人ないしは魔王であると自覚しているらしい。

年を取らない以外は人間や亜人と同じで子供も作れるらしい。

まあ、現在35人しかいない魔王のひとりが実母なので信ぴょう性は高い<後日確認すると真実だった>

魔王はめったに現れないが、魔人は大体1年に30人ほど生まれるらしい。

強さは一般の農民を1としたとき、魔人は5、魔王は1000であり職業軍人が300といったところだそうだ。

もちろんこれは平均であり、ずば抜けて強い奴はいるし200程度の魔王だっていたらしい。

寿命に関してだが魔人は発生から大体150年で寿命になり、魔王の寿命はないらしい。

にもかかわらず魔王が少ないのは、愛した人の死によって生きる意思をなくしたせいで、構成する“魔素ヴァニティ”が散逸してしまい死亡するからなんだそうだ。




忘れていたがこの世界は、魔法がある。

分類すると<属性魔法><召喚魔法><精霊魔法><治癒魔法><生活魔法>に分けられる。

以下は各魔法の説明である。

<属性魔法>

これは字の通り魔力を水や火といった属性に変換して使う魔法である。

<召喚魔法>

これは魔獣や魔物と“血盟”と呼ばれる儀式で契約し、その魔獣や魔物を召喚、使役する魔法。

<精霊魔法>

精霊と契約することで、使えるようになる魔法で、威力や属性は契約した精霊に依存する。

<治癒魔法>

解毒や怪我の治療といった魔法。死者の蘇生は無理だが、魔力と技量の高い術師なら欠損部位の再生はできるらしい。

<生活魔法>

生活に使われる魔法で冷めた物を温めたり、熱いものを冷ますのに使ったりといったことから、

汚れた服の汚れ落としまで幅広くある。


続きはまた日を改めてにしようと思う。


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