4歳 赤の月 Ⅰ
赤の月 4日
今日は、僕の4歳の誕生日だ。父がプレゼントにとこの日記をくれたのでこれから書いていこうと思う。
特に書く事はないので、とりあえず僕のいきさつでも書いてみよう。
前世の僕は、自分で言うのも悲しいが典型的な厨二をこじらせたひきこもりである。
もちろん体型は言わずもがなのデブである。
こんな僕を世間では一般的に“デブオタ”というのだろう。
引きこもり歴は高校2年から15年間で、最終的な年齢は31歳である(キリッ!)
引きこもってたきっかけはいじめである。今にして思えば大した事ないのだが、結構辛かった気がする
そんな僕の転生した理由は“神様のミス”でも“転生トラック”でも、ましてや“クジ”や“何かの記念の当選”
“世界に選ばれし〜”“いいことしたから”などもっての他で、転生担当の天使に聞いたところ
「ここら一体の世界の魂の総量は決まっていて、死んだら他の世界に転生するルールではあるけれど
実はなんでそんなことをしなくてはならないのか知らなくてね〜ハハハハハハハハハ。」
と言っていた。あまりの能天気さに殴りたくなったのは秘密である。
この能天気な奴は自分のことを“天使”といっていたがガチガチの筋肉マッチョがこんなことを言ってもキモいだけである。
どうせなら、幼女とか美人のおねーさんがよかったと今でも思う。
そんなことはおいといて、とにかく死んでしまった僕は、この天界?にやってきて転生することになると聞いた。
どうやら死んだら魂はここにやってきて転生の手続きを行うらしい。
その際に転生先の世界における設定を付加するのがこの天使の仕事らしい。
「本来あなたは通常の特典数3つに加え、前回の転生時に保留にした2つとその前の転生時の保留分の2つの
計7つまでの設定を付加できます。」
チートキターーーーーーーー
「ただし、世界のルールに関わるような設定は付加できません。私はその権限を持ってませんので。
つまり、よくある“無限の〜”や“王様の財産”的なものとかそう言った世界の有り様を変質させるようなものはダメです。」
「つまり、ニコポやナデポも?」
「無理 (ハート)」
と、即答された。
結局、散々悩んだ挙句に以下の設定を付加してもらった。
1 性別:男
2 高い幸運(金運や戦闘における運)
3 記憶の保持
4 ある程度の美形顔
5 高い身体能力
6 以上の能力を今後の転生時においても保持する
7 保留
まあ、そんなにチートではないかもしれないけれど
キモオタデブニートな僕にとって美形で強いだけである種の勝ち組だろうということでこれにした。
まあ、4歳現在の僕の現状を見る限りチートと言っても過言でないと言える。
さて、ここまで書いといて今持って触れていない僕の死因だが、
“幼女がトラックに〜〜〜〜〜”という実にテンプレなものだと最後に書いておく。
===あとがき===
はじめましての方ははじめまして、久しぶりの方はお久しぶりです。
数年前に某サイトに“暁 天海”の名前で2次創作物を投稿していましたが
知っている方はいらしゃいますか?
ちなみにこの某サイトは閉鎖されてもう見れないので余り気にしないでください。
いるとうれしーなー。
それはともかく今回投稿させてもらいました“テンプレ転生者の王道的異世界生活日記”
に関してですが、自分のオリジナル作品として投稿させてもらっていますが類似作品を見かけましたら教えてください。
私の気づいていないだけでパクってしまっていたら、申し訳ありませんので。
できればあまり”たたき”はやめてください。
メンタルは紙ですので。
でも感想は下さい。
今後の発展のため参考にします。
基本的に1話の量は少なくて隔週での更新になると思います。
まだ、世界設定や他の人物などが出ていないので、それを書いたらそんな感じ
でいこうと思っています。
ただ、現在12話まで出来ている段階での修正中ですが、できれば週一更新を目指して頑張りたいと思います。