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第四章   休日の過ごし方

現在時刻、 PM一時。

 俺は和也と待ち合わせをしている駅につっ立っていた。

 もちろん拳銃とナイフは携帯中。

「来ないな」

 他にもちらちらと待ち合わせをしているであろう人たちが目に入る。

「この孤独感はなんだろうね」

 一人待ち合わせ場所に待たされる孤独感、 耐え難いのう。

 そんな考えを巡らせていると、 当の本人がやってきた。

 女二人連れで。

「悪いな、 待たせちまったか?」

「・・・おい和也、 ちょっとこっち来い」

 訝しそうな表情をするが、 素直に従ってくれた。

「なんなんだよ、 あいつらは」

「おう、 そのことなんだがな、 あの二人が、『今度一緒に遊びに行きませんか?』って言ってきたのでOKしたわけよ」

 ここで少々の沈黙、 そして開口。

「なぜ俺を巻き込む?」

「一人じゃ寂しかったから!」

「じゃあな、 俺帰って寝るから」

 その言葉を聞いた瞬間、 和也がガシッ! と腕を掴んできた。

「俺を一人にしないでくれ」

「いいじゃねえか、 どうせあの二人もお前目当てなんだろ」

 その中で遊ぶというのは、 寿命を縮めることに等しい。

「・・・・・・」

 和也が急に黙りだした。 何か考え事をしているようにも見える。

 少々の沈黙の後、 和也は口を開いた。

「それがよ、 右側の女の子、 お前に気があるんだってよ」

「で、 まずどこに行くんだ?」

 これは行かないわけには行くまい!

 日々訓練漬けの毎日のせいで俺の青春は枯渇している!

 エネルギー補充には持ってこいだろう。

「その話はあっちでしようぜ」

「おう!」

 未来の想像をしながら意気揚々と歩き出す。

「・・・・・・悪い」

「ん? 何か言ったか?」

 何かぼそっと呟いたような気がしたが。

「い、 いや別に」

 普段なら聞き漏らさないんだけど、 なんせ俺は今非常にテンパってるぜ!

「それじゃあ行こうか」

 進行役はもちろん和也。

 こうして俺たちは町へとくりだした。  

う~ん、 なかなか異世界に行けない。 

主人公の性格が変わっているような?


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