表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/61

まえがき

ザルファトを後にし、ふたりは記されぬ頁の余白へと歩み出す。

地図にない境界の街では、名を拒む共同体が祈りの脱構築を試み、石碑は祈りを複層化する儀式となって、名なき子供たちが風と草の中で生きる。

記名の倫理を問い直し、祈りの不在に耳を澄ます旅の先には、綴られなかった記録と声なき文が待っていた。

やがてふたりは、黒帳と呼ばれる禁じられた頁に向き合う。

鏡の奥に潜む名を読む祈り、骨を刻む筆記、形なき契約――沈黙の中で結ばれる祈りに立ち会い、彼らは記録が持つ呪縛と祈りの本質を見つめる。

書かれぬ契約と無言の合意の危うさを抱えながら、巡礼はさらに深い闇へと進む。

この巻は、記されぬ祈りを受け止め、継ぐ者として目覚める旅の中継点である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ