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まえがき

―記されぬ祈りの巡礼(上巻)―


祈りは、記録されることで形を得る。だが、すべてが記されるとは限らない。


名を預ける者たちと、記すことを拒まれた神々。

そのあわいに生まれる、“祈りの仮名”。


潮の街リュア=ヴァイスでは、名を潮に還す儀式が営まれ、仮名は消える前提の器とされる。

還名神殿で揺れる祈りの舟に触れ、セーレとフロウは名が失われることの意味を知る。

やがてふたりは記名都市ザルファトへと向かう。

そこでは記すことが契約であり資格であり、名が記されぬ神々は断罪されるかのように封じられていた。

記録官の筆の重さ、禁書の黒帳、記名の制度に埋もれた祈りの裂け目――書架の奥でフロウは自らの過去を見つめ直し、セーレは記録者としての自分を問い直す。

忘却と記憶の狭間で、祈りは再び揺らぎ始める。


これは、忘却をくぐり抜け、祈りの意味を問い直す巡礼譚の中継点である。

……そして私は、語られなかったものたちの記録に、ひととき光をあてる。

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