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第37話 (全員☆を目指す 3)

 その頃、王都スターリングは、暫し平穏な時が流れていたが・・・

1通のメールバードから、王宮を震撼する事件が起こるとは

誰も思っていなかった

 ホーネット伯爵邸

ーーー娘が旅立って半月か 何事も無く無事に戻って来てくれれば良いのだが

 そんな事も考えながら、伯爵として必要な仕事を、日々していたのだが

ある日の午前中、伯爵宛てに一通のメールバードが着いた

 その内容は

------------------------------------------------------------------------------------

ホーネット伯爵 様

 ヴォロスから帝国国境までを、縄張りにして商隊を襲っている

盗賊について報告をします


1  盗賊団のボスは、シリル・ダルレ元王国騎士団団長で、盗品以外に

  女子供を攫い、それをマッドタートル商会が買い、奴隷として帝国に

  売り飛ばしている話が、現地の住人の間で良く話がされている様です

   盗賊団にマッドタートル商会が、襲われた事が無いから疑われているのが

  理由だと思われます

2  次にライラックとアイリーン殿下は、シリルを追放した張本人ですから

  此のまま討伐に向かうと、挟み撃ちに遭う可能性が高く、今伏兵の存在

  確認している最中です

3  更に王国騎士団が、討伐に向かったが反撃が強く、被害が大きい為

  撤退したと聞きましたが、現地の冒険者・商人の目撃情報だと、数発の

  弓矢と魔法攻撃だけして、撤退したとの声がとても多いのです

4  シリル・ダルレ盗賊団討伐は、全員抹殺との事で受けていますが

  首謀者と盗賊と取引している商会主は、捕縛する方向で考えております

  出来ましたら、王立近衛騎士団に、現地で引き渡したいと思いますので

  宜しくお願い致します

5  以上の様にとても不確実な情報ですが、あえて報告しておきます


           ライラック チームリーダー リーナ・フローリア

                  サブリーダー アリス・ホーネット

                 第一皇女 アイリーン・エクルストン

------------------------------------------------------------------------------------

 読んで暫く伯爵は考え込んでいたが


ーーーこれは放置して置くと 不味いかもしれないかも 

ーーーこれは陛下に 報告だけはしとかないと 後手に回った場合不味いな


 執事に陛下との面会予約を取る様に命じ向かわせたのたが、慌てて戻ってきて

陛下が直ぐに登城せよとの事だと


 慌てて執事やメイドに用意させ、登城すると直ぐに王族専用会議室に案内された

臣下の礼の後テーブルについて、ホーネット伯爵は手紙を侍従長経由で

陛下に渡し

 陛下は手紙を読んでから、ボルツマン兄弟とエルヴィス・ドランスフィールドを

緊急招集をかけた


 小一時間程でエルヴィスは、息を切らして会議室に入り、当事者は全員揃い

 エルヴィスは、何か不祥事をして叱責されるのかと思い

青い顔をして震えている

 陛下

「緊急に招集したのは この手紙がライラックから 送られて来たからだ

読んでみてくれ」

 順に手紙を読んでから

 陛下

「手紙には不確かな情報と書かれているが 今までのライラックの働きから見て

無視するのは 危険だと思うが 皆はどう思うか 忌憚なき意見を聞きたい」

 ヨハン

「私としては 部下を信じたいと思います」

 陛下

「ヨハン 討伐隊遠征の報告書は見たが お前が率いていなかったな

誰が隊長として赴いたか お前の口から聞きたい」

 ヨハン

「アラム ガミドフが騎士団を率いて向かいました」

「盗賊団と遭遇し 戦闘になり多数の怪我人が発生した為 撤退したと

報告を受けております」

 陛下は手元の資料をみながら

「ふむ 差異はない様だな ヨハン ボルツマン 今の所はそのまま任務を

遂行してくれ」

 ヨハンは退出して行き


 ふぅーと溜息をついてから

「エルヴィスよ ライラックに依頼した討伐の 完了する条件の確認を

王宮に出していたな」


「はい 討伐対象の人数が150名程なので 捕縛して運ぶ事が不可能

との事で 殲滅承認を求めてきたからです」

「それと シリル ダルレが関与している 可能性が有るから

これも理由の1つです」

「どうも討伐対象を調べて行くと 不審点が多数出てきたから 手紙を

送ったと思われます 又 王立騎士団の内部調査やマッドタートル商会の

調査は ライラックでは不可能 でも とても怪しいと

判断しているのでしょう」

「ライラックの勘は凄まじい物が有りますから わたしとしては調査して

結果 無駄足に終わろうとも 憂いを無くす意味が有ると思います」


「エルヴィス ドランスフィールド 良い意見を述べてくれ 参考になった

ギルド本部で そなたはそなたの出来る限り 仕事を全うしてくれ」

 エルヴィスは会議室を後にした


「さて この手紙の扱いをどうするかだな フリッツはどう考える」


「陛下 やはり無視をするのは危険かと思います マッドタートル商会の

良くない話は わたくしにも聞こえて来ます」


「ふむ まず王立騎士団には 王立近衛騎士団から訓練の名目で

数名派遣させ その者に騎士団の内部調査をさせよ フリッツ

信頼出来る部下の選定しといてくれ」


「次に ライラックからの捕縛人護送の件だが フリッツが率いて行ってくれ

手紙には不確実な情報と 記載されているから 現地に付いたら

独自に調査して貰う」


「王立近衛騎士団の正装は 捕縛する時まで使うな ライラックは良く

農民警護団の服装で ライラックと知られない様に 調査しているとの事だ」

「現地には 盗賊団と商会の手の者が居るはずだから 身分が知られてしまうと

ライラックの討伐にも 影響が出かねないからな 注意せよ」


「陛下 何処からの情報ですか」


「アイリーンからだ かなり農民警護団の服装で活動していると この間王宮に

来た時 楽しそうに話しをしていてな 土魔法を使いこなして村の開墾の

仕事もしているらしい」

 陛下は嬉しそうに話されていた


「さて フリッツ 優秀な剣士で有る其方に 密偵の様な仕事を 依頼しなければ

ならないから この仕事は断っても良い 評価が下がる事はないと約束するが

出来たら受けてくれないか?」


ーーー陛下は部下に命令を出せば 全て解決するのに リーナ達と関わり合いを

ーーー持ってから かなりお変わりになられた アイリーン殿下が

ーーーSランク冒険者となり 活発に活動されているし 俺も変化を受け入れて

ーーー行くべきだろう


 陛下の前に行き、膝まづいて臣下の礼を取り

「エクルストン陛下 今回の任務を謹んでお受け致します 直ぐに王立騎士団に

派遣する人選と わたくしと同行する者 及び不在中の臨時指揮官の選定も

直ぐに行います」

「陛下 それでは失礼致します」

 フリッツ・ボルツマンは退席して


「鴉 居るか」

 黒ずくめの間者が陛下の前で、膝まづいて臣下の礼を取っていた

「鴉よ マッドタートル商会の調査 及び フリッツ ボルツマンが向かう

ヴォロス及びエアフルトに赴き 盗賊団とシリル ダルレとの関係 及び

盗品等を買い取っている 商会の調査を命ずる」

「情報を持ち帰る事が 最優先事項だから 鴉は絶対に戦闘に巻き込まれるな

では 行け」


ーーー一応手配はしたものの 盗賊団だけで終わってくれれば良いが


 こめかみを抑えながら陛下は執務室に戻られた

------------------------------------------------------------------------------------

 その頃ライラックは、酒場の個室で食べながら打合せをしていた

エアフルトから国境までの地図を広げて、みんなで見ながら

「やっぱり 山間部に入った所で商隊を襲うかなぁー どう思う」

 ミシェル

「此処の森 挟撃する伏兵を隠せそうですし 奥の方に廃墟みたいのが有るね」

 アリス

「ここら辺に挟撃部隊を潜ませると 普通は考えますが・・・

しっくりこないのですわ」


「俺達9人で150名程度なら 負けるはずは無い 俺がシリル ダルレの

立場なら 挟撃しても勝てないのは知っているはず」

「シリル ダルレの立場になってみて みんな感じてみてくれないか」

 暫く 沈黙してから、感じた事を話し始める

 セレス

「地図によると 国境方向は切り立った崖になっていますね わたし達を

引き込んでから上の崖を破壊し崩して わたし達を埋める」

「これなら シリル ダルレに勝ち目が有りますわね」

 リーナ

「もっと他の感じしたの有るかなぁー 少しでも違うと思ったら言ってー」

 サラ

「ウチは ライラックの前に出て来る者は 本人やと思うで

ほんでないと ウチらを引き寄せられへんと 思います」

 カズト

「確かにシリル ダルレが出てこないと こっちも作戦変更をしないと

ならないし 本当に盗賊の頭領がシリルかどうかも 確認しないとな」

 リーナ

「ヴォロスからの 商隊がエアフルトに着くまでに 調べて終わらせよう

まず森と廃墟を調べてみない 廃墟から 何処かに繋がっている感じもするし」

 リーナは見回したけど、意見は出なかったので森に向かう

 リーナ

ーーーまだ もやもやしているんだよねー 何なんだろう

ーーー慎重に行動しないと 怪我人だけですまないかも・・・


 農民警護団服装のまま 疑わしい森に着いて気配を消して

廃墟の見える位置について、調査を始めて直ぐに盗賊団の根城だと判明したが

かなり雑草で埋もれているけど、道の痕跡が更に奥に続いている様だ


ーーーどうもこの廃道気になる 何処に繋がっていたのだろう

「みんなー この廃道凄く気になるのよね 何処に繋がっているか調べてみたい

良いかなー」

 カズト

「リーナ 行こう 此処でモタモタしているより さっさと確認した方が早い」

 直ぐに廃道を進んで行くと、今は使われていない国境検問所が

見える所に出てきた

 アリス

「これは 挟撃する盗賊を潜ませるのでなくて 逃げ道ですわね」

 ミシェル

「そうしますと セレスの意見が現実味を帯びてきましたわ」


「みんなー いま来た廃道を戻って 挟撃を何処からするか 現地を見よう」

 直ぐに戻り廃墟に着く頃には夕方になり、盗賊が戻って廃墟に入っていった

「鑑定できたかなぁー リズーどうかな」

 

「廃墟に入った盗賊は 大体130名位で今までの野盗や盗賊と比べて

魔法を使う者が多いと思いました 40名位が魔法系だと見ましたが

違いますか」


「みんなは どう見えたか教えてー」

 カズト

「リズと同じだな 只 最上位称号の気配は無かったから シリルは

廃墟にいないみたいだな」

 アルフ

「セレスの言った 通りに進む と思う シリルは 恐らく エアフルトで

泥亀と 一緒に 酒でも 飲んで いるのだろう」

 アリス

「シリルは泥亀と一緒に 後続の商隊が来る前に エアフルトを立つでしょう

泥亀は恐らく廃墟で 盗品の売買をしてから抜け道を使って 国境に着けば

今回も成功したと思っているはず」

 セレス

「わたしも アリスの意見に賛成ですが ライラックは2つのチームに分けて

行動しないと 無理ですわね でも 伏兵が居たら対応出来ないわ」

 カレン

「泥亀の捕縛は無理ですわ 今回は盗賊団の討伐のみにしましょう」

 ミシェル

「カレンの言う通り 街道で商隊を襲う盗賊と 伏兵の相手に注力するしか

有りません」

 カズト

「リーナは嫌がるだろうが 分けるしかないな どの組み合わせでするか

リーナ決めてくれ」


「うーん 商隊には わたし アルフ リズ ミシェル カレンのAチーム

カズト アリス セレス サラのBチーム カズトは遠距離職の護衛と

私との 念話連絡の為」

「アルフには 逃げようとする盗賊の抹殺をお願い わたしと リズは

最前列に居て シリルを呼び出す エサ」

「Bチームは 伏兵の殲滅終わり次第 わたし達に合流してね」

「恐らく 盗賊が襲って来たらライラックと商隊を引き離そうとするはず

わたしはカズト達が居ない事に 気づかせない様にシリルを煽り

シリルにライラックが 思う壺にハマったと思わせますから」

「盗賊とわたし達が対峙した時 カズトー 伏兵を速やかに抹殺して

崖を崩されたら わたし達は死ぬ 5人の命預けるからね」

 カズト

「判った 絶対に殺させない アリス セレス サラ 絶対に失敗出来ない

だから 伏兵の急所をついて瞬殺してくれ 但し強い攻撃魔法はダメだからな

崖が崩落する可能性が有る いいな」

「もし リーナが死んでしまったら 俺も生きてはいられないだろう 俺も

リーナと同じ気持ちだからな」

「リーナ 念話での合図で攻撃するから よろしく」


「明日 伏兵の隠れそうな場所を 全員で確認したらAチームは

エアフルト方面に行き 商隊と合流するよ」

「糧食食べて早く寝ようねー」


 翌日早朝に起きて、後ろの気配に注意しながら、直ぐに崖の上に移動して

 ミシェル

「此処なら 伏兵が潜ませられるわね でも一方向からだと 奥の方が見えない」

 カズト

「でもリーナからの念話聞こえてから 攻撃開始する時 纏まっていないと指示

出来ないよな」


 カレンは周りを見回してから

「ねぇ この上にわたし達なら登れるよね 行ってみない?」

 流石に基本体力値100は伊達では無く、20Mくらいの高さの崖を素早く

登りきると、伏兵の潜みそうな広場を一望出来る場所だった


「カズトー 此処なら4人一緒に居て 攻撃出来るよねー みんなー 此処に

風を避けられる 壁を作ろうと思うから 手伝ってー」

 直ぐに土魔法で擬態した部屋を作り上げてしまう

「カズト達は 5・6日此処に居ると感じているから 糧食とポーションを

Aチームは Bチームに全て渡してね」


「リーナ 攻撃開始の合図は 念話で確実に知らせてくれよ 此処からだと

街道は見えないから」


「うん 判ったー わたしはヴォロスから来る商隊と一緒に此処に来るから 

状況は念話で直ぐに知らせるねー 念話の訓練になるし アハハ」

「カズト アリス セレス サラ 6日くらい別行動だけど 全員揃って

美味しく食事出来る様に 頑張ろうねー」

 そうリーナは言い、Aチームはエアフルトに向かった


ーーーリーナ 大分緊張が取れて来たな

ーーー失敗する感じはしないから 大丈夫だろう


 Aチームはエアフルトに向かう途中で、泥亀の商隊とすれ違った時

全員でスキル持ちの気配を捜して、見えている者は全て鑑定してみた

 農民に毛が生えた農民警護団服装だから、泥亀の商人はライラックだと

疑う事はなかった

 エアフルトの手前の村の酒場で、今日の出来事の話し合いを食べながら

始めたが個室が無いので、声を落として会話し

「みんなー 最高称号持ちの気配感じたかなぁー」

 ミシェル

「先頭の荷馬車から 剣紳1人と剣術2人の気配がしたわ」

 アルフ

「2台目には 剣術7人が 感じ取れた」

 リズ

「わたくしには 幌の中のは感知出来ませんでしたので 泥亀の者を

鑑定していました」

「1台目の御者2人は 剣でした スキル持ちは最後の荷馬車のみで

服装や持ち物から 泥亀の護衛依頼を受けた 冒険者の様でしたわ」

「5名とも剣術で 熟練度は30~50程度でしたので 良くてBクラスだと

思いましたわ」

 リーナは嬉しそうに

「リズー 鑑定の結果は合っているよー 幌の中のも経験を積めば

感じ取れる様になるからねー」

「ミシェルやアルフの鑑定結果だと 盗賊のボスと取り巻き連中だね

カズトにも言うけど 討伐し始めたら鑑定して シリルと周りの取り巻き

数人だけ生かして 後は殲滅になるよー」

「何か 意見が有るかなぁー」


「リーナ 今日わかった事 カズトに念話で知らせますよね?」


「うん 直ぐに念話で知らせるね」

 暫く目を瞑っていて

「カズトに念話出来たー 泥亀は国境に向かったから 明日からは

ライラック正装で動くよぉー」

「明日はエアフルト方面に移動して 次に帝国行く商隊を捜すよー」

 暫く食べながら雑談をし、夜が更けていった

 元気よくリーナに起こされた面々は、たっぷりと朝食を取り

エアフルトに向かった

 昼過ぎに着いて、一番大きな酒場に行きテーブル席でゆっくり食べながら

雑談していると、見覚えの有る冒険者と一緒に、農民が10名程入って来て

隅の大テーブル2つに分かれて食事を始めていた

 リズ

「入ってきた人達 近衛騎士団長フリッツ ボルツマンですわね でも

わたし達が良く着る 農民服ですよ」

 ミシェル

「ダミアン バウムガルトと一度話を詰めないと 不味いですわ」


「ミシェル 個室で一番大きい大部屋を取って貰える? わたしはリズと

2人に会いに行くから」


 リーナ達は隅の大テーブルに行き、小さな声で

「こんばんわ かな ダミアンさん」

 背後から声を掛けられ、驚き振り向き

「リーナか」

 大声で言おうとしたから、リーナは手で口を塞いでから

「静かにして下さい 目立ちたく無いよねー 話が有るので一緒について来て」


 リズは近衛騎士団長の所に行き

「ボルツマンさんも 来て下さいね」


 シャインアースはリーダーとサブリーダーがリーナと共にきて、

ボルツマンは副官と共に、ライラックが用意した大部屋に来た

 リーナ

「フリッツさん その服装ライラックでは 農民警護団服装と呼んで

良くわたし達も着用しますが・・・ 何故 近衛騎士団が変装しているの」

 リズ

「わたくしも とても気になります 今まで任務に就いていた時は 全て

制服を着用され 堂々と振舞っていましたわ はっきり言いまして

農民服は王国で・・・ 一番下に見られますのに」

 騎士団長

「それは ライラックより盗賊の首領を捕縛すると連絡が有り 陛下から

ライラックの要望を叶えてくれと 近衛騎士団に命令が下ったからだ」

「また陛下より ライラックの邪魔にならない様に 農民に扮して

身分が分からない様にして エアフルトに行き盗賊を直接見て判断せよ と

命令されたからだ」


 出した手紙で、農民の服まで着て、協力してくれるとは、ライラック全員で

深く頭を下げて、感謝の意を表した

「陛下の配慮と 王立近衛騎士団のみなさま ありがとうございます」


 リーナ

「ダミアンさんは 商隊の護衛依頼ですかー」


「あぁ そうだ 帝国の帝都までで 盗賊が出る所を通るから

報償金はかなり高かった」


「シャインアースには 大魔法使いは居ないの?」


「この間までいたのだが 引き抜かれてしまったよ うちのパーティも

落ちぶれたものだ・・・」

 寂しげに、バウムガルトは嘆いていた


「同じ質問を フリッツさんにします」


「元々近衛騎士団には 1人しか大魔法使いは居ない だから今回の遠征には

同行していないよ」


 リーナは溜息をついてから

「失礼な事言うけど 皆さん臭い」

「仕方ない シャインアースと近衛騎士団 全員浄化しますから呼んで来て

まずここに居る者からね みんなも手伝ってー」


 順番に浄化して全て終わってから、ライラック5人・シャインアース2人

近衛騎士団2人が、大部屋に残った

 リーナは給仕を呼んで、ライラックは5人前ずつ、その他は1人前ずつ注文した

「この部屋の代金は持つから 食べてねー」


 ライラックの考えている事を説明してから、地図を広げて、近衛騎士団に

廃墟の制圧をお願いして、シャインアースには、今まで通り受けている

依頼をして貰う様に話しをした

 ライラックは商隊と同行する事になり、食事しながら雑談して

宿屋に戻る

 宿屋に着いてからリーナはカズトに、今日決まった事を伝えてから、

泥亀が廃墟に入るのを、確認して貰う様に念話して終わった


 近衛騎士団は、昨夜夜陰に紛れて旅立っていき、ライラックは翌日から

商隊と同行し

 後1日で襲撃場所に着く時に、カズトが念話で泥亀が廃墟に入ったと

連絡が有り、直ぐに仲間とシャインアースに情報共有した


 翌日の昼前に、崖に挟まれた道の前で


「盗賊が出たら商隊を止めて シャインアースは絶対に 商隊と商人から

離れないで下さい ライラックは盗賊を煽る為 先行しますねー」

「お互い冒険者 依頼は成功させて報償金を貰い 美味い酒と料理を

一緒に食べようねー」

 ライラックは荷馬車を降りて先行し、かなり距離を取ってから

商隊に合図して進んでもらう、暫く歩いていたら予想通りに盗賊が襲ってきた

 念話で

ーーーカズトー 襲ってきたよー 今から作戦開始ねー


ーーー了解 合図頼むぜ


 盗賊のボスはやはり シリル・ダルレだった、直ぐに鑑定すると、

左右の盗賊は剣術のスキル持ち、小声で

「みんなー 鑑定したよね シリルと左右の剣士2人は 捕縛するから

殺さないでね」

 《了 分かりましたわ はい》

 念話で捕縛対象をカズトにも知らせて、そのまま前進して行き

 シリル

「俺を 王立騎士団から追放した2人が居るとは ついているなぁー」


 馬鹿にした口調で

「フン 何ほざいているの 弱いヘタレのクセに」

「わたしとタメ張るには 1000年早いよ ボケェー」

 アルフ

「弱い犬ほど 良く吠える」

 シリルは真っ赤な顔をし、額に血管を浮かばせて怒り

手を上げようとした時

 念話で《カズト攻撃》と送ると、手を振り下ろしたが、静かなままだった


その頃崖の上では、伏兵は上からの攻撃で、ろくに組織立って抵抗できずに

殲滅されていった


 シリルは上に向かって大声で

「何をしている 早くしろ」

 しかし 返事は無く風の流れる音しか聞こえなかった


「シリル どうしたのー わたしに口でなら勝てると 思っていたのかなぁー」


 時間稼ぎで煽っていたら、崖の上から何かが落ちて来て、砂ぼこりが立った

「リーナお待たせ」


ーーーやばい フライは魔力凄く使うな リーナに魔力切れを

ーーー悟られない様にしないと・・・


 他の3人も直ぐに降りてきて、ライラックは全員揃い


「みんなー 全力で討伐開始」

 カズトは念話で、再度捕縛する3人を知らせてから、討伐を開始し

ライラックは、3人残して150名近くの盗賊を、1人残らず行動不能か

討伐してしまった


「シリル ダルレ  ライラックを引っ掛け吊り上げて 殺そうとしたけど

崖の上に居た 40名程いた魔法使いと言う釣り竿 俺達がへし折ったからな」


「残ったのはー シリルと取り巻きの2人だけになったねー シリル

追放されて 難い敵のアイリーン殿下と一騎打ちして もし勝ったら

私が減刑の嘆願してあげる」

「シリル ダルレ 殿下と決闘する気が有りますかー」


「フン どうせ勝っても 約束なんか反故にされるだけだろ」


「ライラックのリーダーをしている わたしの交友関係知らないの

確実に減刑になると確約は出来ないけど 口利きだけは出来るよー」

「決闘しなくても良いよぉー 王立近衛騎士団がもう直ぐ来るから 王都に

連行されて 最後は死刑確実」

「可能性は少ないけど 決闘すれば0ではないね どうする決めてー」


 暫く考え込んでから

「決闘を受けよう」


「リズ1対1の決闘して シリルの剣紳に対して リズの剣聖との実力の差を

見せつけなさい 出来るよねー」

 リズは頷いていた

「さて 取り巻きの2人 わたしが相手だよぉー 2対1で勝ったら シリルと

同じ条件で 口利きして上げる どうする?」

 直ぐに決闘すると言った


「みんなー 手出ししないでねー それと逃げようとするのが居たら

逃げられない様にしてねー」

「さぁ 始めよぉー」


 リズはシリルに高速接近して、思い切り剣を叩きつけて怯ませてから

リーナと同じ様に、360度位置を変えながらの攻撃を始めた 小娘と

高をくくっていたが リズの早くて重い攻撃にたじたじとなり

遂に 受け損なって剣が宙を舞った

 シリルは膝をつきがっくりと項垂れていた

 

 リーナと対峙した2人は、リーナから見れば動きは遅いし、スキルも脅威に

ならないし、一気に2人の剣を叩き折り、返す刀で腕を折り決着がついた


 リーナはシリルの傍に行き耳元で

「シリル 陛下から聞いたが 発芽儀式で剣術が発芽して、職業鍛錬所時代も

普通に訓練し卒業し、冒険者してから士官の試験を受けて、王立騎士団に入隊」

「新人だったから訓練をさせられて ある時から急に強く成り団長になったと

聞いたよ」

 声を潜めて

「シリル スキルが剣紳に昇華したから 強くなっていたのだよ 真面目に

任務をして行けば 実力で王立近衛騎士団に転籍出来たのに もったいない」


「俺が 近衛騎士団に行く 未来も有ったのか・・・」

 シリルは静かに涙を流し始めた


 リーナは立ち上がり

「さて シリル ダルレとそっちの2人 わたし達に勝てなかったから 口利きは

当然ないよぉー 王都に戻るまで大人しくしていないと もっと痛い目に

遭うからねー」


 リーナと殿下の決闘を見ていた、シャインアースの面々は、全員一言

 《俺達には あの身のこなしや 剣さばきは出来ない》


 ライラックは盗賊のギルドカードや、身元証明になる物を回収して

遺体と武具を集め、何時もの様に処理して埋めていた

 ダミアンが来て

「リーナ 凄く手慣れているな」


「うん 魔物討伐だって 魔石と魔物素材を取った後 この方法で

沢山処理していたからねー」

「シャインアースは魔物の死体はどう処理しているの?」


「うーん 放置しているかな」


「えぇー 魔物の毒が 周りに被害を与える場合も有るよー」


「うちのパーティには 今魔法職いないんだよ ライラックの様にするのが

良いとは解っているが 魔法職がいない冒険者パーティも 結構多いぞ」

「特に高ランクの大魔法使いは 非常に少ないからな」


「大体 ライラックは 全員魔法が使えるってのが 異常なんだよ」

「アイリーン エクルストン殿下も いつの間にか 浄化魔法使っているし

会った早々 全員臭いと言われて 穴があったら入りたい 気持ちだったよ」


 いつの間にか、近衛騎士団も戻って来て

「リーナ殿には 臭いですからね バウムガルトさんと同じ気持ちでしたよ」


「アハハー ごめん でも大部屋にあれだけの人数が入るとねー

カレンみたいに 我慢出来なかったの・・・」


 団長は廃墟で、盗品と攫われた人々を、救出し回収し

マッドタートル商会と思われる者達も、捕縛したと話をしてくれた


 ライラックは、ボルツマン団長に、ギルドカードと証拠品と

シリル達3人を引き渡した


「ダミアンさんは護衛で帝都ですよね ライラックはこの街道で王都までの

野盗の討伐依頼が2つ有るから ここでお別れだねー

王都で会ったら 大宴会しようねー」


「ああ 今回の護衛依頼 ライラックが居なかったら 全員死んでいたよ

ありがとう」

 お互い固く握手してから、其々別の方向に向かう


 近衛騎士団はエアフルトに戻り、盗賊団の後始末をしてから、護送して

王都に戻って行った


ライラックも、エアフルトのギルドで報償金を受け取り、酒場で久しぶりに

全員で食事をしながら、反省会を開いていた


「わたしから 一言 今回2チームに分かれて討伐したけど

やはりわたしには 無理」

 俯いてしまう


「俺からも リーナ達が死ぬ危険が有るのに 傍に居られないのは辛過ぎる」

「だから こうゆう仕事は 俺としては受けて欲しく無いと思っている」

「もし こうゆう仕事が増えそうなら みんな早く☆つきになってくれ

個室でないから 理由は話せない」


 アリス

「カズトには 成算する方法が見えていますのね この話しは王都に

戻ってからにしましょう」


「うん分かったー 帰ってからにしようね それで次の依頼は野盗討伐が

2件 スラティナとエルダの野盗討伐で 首領と幹部の捕縛 後は駆除」

「まぁー 何時もと同じだけど 相手は人間だから気引き締めてねー

何が有るか 魔物より分からないから」


「気を抜いて 怪我して リーナに 怒られて 帰った後に 地獄の特訓」


「やりまっせ 特訓上等でっせ どんと来いですわ」

 ミシェル

「サラが やる気を出していますわ これなら怪我するヘタレは

出るはずが 有りませんわね」


「おい ミシェル ウチは 今でもヘタレ扱いでっか?」


 カズトは少し長くなるがと 前置きをして

「BからAランクの頃 リーナの指名依頼につれて行かれた時

Sランク魔物のの 行動を予測しながら 剣聖を完全に使いこなして

魔物を倒していくのを見ていて 俺は剣術のスキルすら使いこなしていないし

圧倒的に経験は無いしでかなり凹んだよ だから ヘタレは俺なんだけどな」


「でもねー 今のライラックに仮にヘタレが居ても フリッツやヨハンに

遅れを取る仲間はいないよぉー だ・か・ら この話しはおしまいね」

「でも 野盗に怪我を負わされたら ムフフ」

「リズも スキルを使いこなして いるのが分かるよ 今はクエスト中だから

模擬戦は出来ないけど リズはかなり強くなっているからねー」


 リーナ以外は久しぶりに聞いた(ムフフ)に、気を引き締めて依頼を

する事を仲間は決心し、久しぶりに全員そろって大部屋で寝たら

安心しきって翌日全員寝坊していた


 直ぐにスラティナに向かい13日で着いて、直ぐに消耗品やポーションを買い

ギルド支部で野党の情報を仕入れてから、酒場で食事を始めると

3人の地元の冒険者の会話が、気になり聞いてみると


 冒険者A

「噂話なんだけど この近辺に出没している野盗の羽振りが良いのは

盗品を買い取っている商人が居る と言う話しなんだけど どうなんだろうな」

 冒険者B

「俺も噂を聞いたが買い取っているのは マッドタートル商会らしい

足が付かない様にダミーの商会経由みたいだ 本当なら相当上手く

立ち回っているって事だ」

 冒険者C

「でも野盗は かなり派手に荒稼ぎしているから ギルド本部に討伐依頼

出されるだろうな」

 冒険者A

「聞いた話だとギルド本部に ここの野盗討伐依頼が出てたそうだ」

 冒険者B

「でも おかしいよな ここまで野盗の被害が有るのに 何故領主様は

何にもしないんだろうな」

 冒険者C

「兎も角 俺達は冒険者だ 魔物討伐して稼ぐだけだなぁー」

 暫く飲んで食べてから酒場を出て行った


「みんなー 聞いていたよねー 何でも良いから意見出してくれるー」

 アリス

「ここを統治している貴族が 裏でつながりが有った場合 真相解明がなされず

うやむやにされそうですわ 捕縛した後ギルド本部から支部に 罪人を王都に

送る事を厳命させる必要が有りますわ」

 カレン

「王宮に知らせるかどうかは エルヴィスの判断に任せて メールバードで

報告しましょう」

 ミシェル

「わたしの勘で 領主がライラックの 野盗討伐にあまり協力的でないと

感じますね」


「うちは 無関心だと思うで」

 アリス

「逆に無関心の方が 宜しいかと思いますわ」

 カズト

「リーナ 野盗討伐だけして ギルド支部に罪人を引き渡すまでに

した方が良いと思う リズの成長の時間が足りなくなるよ」


「カズトの意見で動こう メールバードは今の所送らない方向で

ここの領主も 冒険者保護法の事 知っているはずだから わたし達に

干渉はしないはず」

 沢山食べて直ぐに雑魚寝、翌日の早朝には宿を出て行った

野盗を直ぐに見つけて、討伐し首領と腹心を捕らえて、ギルド支部に

引き渡して終わる


「尋問したけど 何も出てこなかったねー」

 アリス

「上手く隠しているのかもしれませんわ 明日報償金を貰って次の

野盗討伐に向かいましょう」


「アリスの言う通り みんなー 沢山食べて疲れを取ろうねー 明日エルダに

向かうよー」


 5日でエルダに着いて、ギルド支部で野盗の情報を聞いてから、酒場に

向かいテーブル席で、料理を大量に注文し、全員聞き耳を立てていた

 ミシェル

「これと言って 問題の有りそうな話しは 聞こえてきませんねー」


「問題無い 野盗討伐 珍しい」


「ウチは 問題無く野盗討伐 出来んのやったら 結果オーライやで」

 アリス

「今まで 面倒な話に繋がる依頼ばかりでしたから 疑い深くなって

いましたのね はぁー」

 カズト

「やっと静かに冒険者として活動出来る リーナ明日野盗の居場所を

急襲して さっさと終わらせよう」


「そうだねー みんなー明日は早朝から仕事するからねー」

 食事しながら、野盗討伐について打合せをし、翌日の早朝討伐に向かった

当然直ぐに見つけて、野盗と対峙し全員が鑑定した時


「リーナ 向かって右側から3番目の奴、俺に任せてくれないか」


「カズトー 知り合いなの?」


「うん ブリストルで 俺の通っていた剣道場の 兄弟子なんだ」


「解ったー カズトが野盗に話ししてねー みんなー 今日はカズトが

野盗に引導を渡すから 協力してねー」

「それと カズトの兄弟子が居るって そいつはカズトに任せて

わたし達はボス以外を倒すよー」

 《はい 了 わかりました OK》等と返事が有り、討伐が始まった


「やっと会えたなぁー そこのお前久しぶりだなぁ」

 兄弟子

「お前は誰だ」


「ブリストルの剣道場で 一緒に鍛錬したのになぁー 俺の事

忘れてしまったのか」


 兄弟子はまだ分からない様だった


「はぁー 方言を教えていた弟子が居ただろうに」

 兄弟子

「カズト アースウッドか お前剣道場に居た時とは 全然違うじゃないか」


「剣道場を退所した後も 俺は鍛錬はしていたからなぁー あんたは全然して

いないみたいだし 俺達は冒険者として 討伐依頼を受けて来たんだよ」

「本当なら 再会したら酒を酌み交わすのに まさか落ちぶれて野盗の

仲間とは 残念だ」

 兄弟子

「うっせいわ ボス冒険者全員殺さないと不味いですよ」

 ボス

「全員で 此奴らを殺せー」


 ライラックは、今まで通り後衛職を無力化し、リーナ達は纏まり切り込んで

ボスと数名を無力化して終わった


「兄弟子よ 今の仲間は全員倒したぞ 俺と戦うか逃げるかどうする?」

ーーー逃げても 引導は渡すけどな


「くそぉ 殺ってやらぁー」

 と言いながら駆けて来たが


ーーー遅っそー

カズトは一気に間合いをつめて、袈裟斬りで屠ってしまう


ーーーこの手で 兄弟子を手にかけると 思わなかった

ーーーきっつう アリスもリーナも経験していたのだな


「カズトー 後始末はわたし達がするから 休んでいてねー」


「俺も 仕事をするよ」

 と言ってから、何時もの様に終わらせて、ボスと数名を引き連れて

エルダのギルド支部に引き渡して、終わった


「明日報償金の支払いが有るから 今日はこれで おしまいねー」

 何時もの様に食べて飲んで、大部屋で就寝し翌日、

報償金を受け取ってから、14日で王都に帰る

 2日休みを取ってから、朝一番でギルド本部のエルヴィスを訪問

「久しぶりー 帝国と共和国方面の 盗賊と野盗の依頼は全て終わったよー」


「ザグレブとカディス方面の 討伐依頼はどうなっているのー」


「支部から盗賊と野盗の依頼は無い やはり他の国に繋がっていないから

野盗達の稼ぎが少ないだろうな 儲からないと解っているのだろう」


「ふーん 王国で有るのは 魔物討伐になるのかなー」


「そうゆう事だ ライラックの諸君 盗賊や野盗討伐 終わらせてくれて

有難う」

「魔物の討伐に関しては 今居るSランク冒険者で 何とか回せているよ」


「そうなの アイリーン殿下の為に アリスー 共和国に行こうか どう思う?」


「良いと思いますわ 共和国の魔物はアンデット系が多いですから

アイリーン殿下に 魔法付与した剣捌きを習うのに 良い訓練に成りますわ」

 カズト

「他国でのクエストを達成するのも アイリーン殿下の経験になるしな」


「他のメンバはどうかなぁー」

 《良いです 行きましょう 了》等と 反対する者はいなかった

「エルヴィス ドランスフィールドさん ライラックは近いうちに共和国に

旅立ちしますねー」


「そうか 長い間ギルドの都合で拘束していて すまなかった 旅立つ時に

一度寄ってくれ 必要な手続きするからな」


「はい わかりましたー みんなー 行くよぉー」

 慌ただしくライラックは、会議室からロビーに降りて行くと、シャインアースの

ダミアンがいた

「久しぶりー 元気にしていたぁー」


「リーナか この間は本当にありがとうな」


「いえいえ お互い様ですよぉー そうだ無事に仕事が終わったのでしょ

なら 合同のお疲れ様の宴 しようよ」

「ダミアンさん 何時なら都合つきますか」


「ギルドでの手続きは終わったから 今夜するか?」


「ええ 喜んで みんなー 良いよねー」

 仲間は賛成してくれた

「それじゃ 隣の酒場に予約入れとくから シャインアースの皆さんも

連れて来てねー 時間は6時で良いかなぁー」


「解った仲間を連れて来るな また 後で」


 ダミアンは立ち去り、カズトから

「時間がまだ有るから レーナ邸で話したい事が有る」

 カズトは真剣な眼差しでリーナを見ている


「みんなー わたしの家に行くよぉー」


ギルド本部から立ち去って行き、直ぐに邸宅に着くと

 カズト

「みんな 裏の修練場に行くから ついて来て」


 カズトは周りを見て、誰も居ない事を確認してから

「盗賊を討伐した後に 話せなかった事を 今から教えるな

早く☆付きになってくれの意味は こうゆう事だ」


 カズトはフワッと宙に浮いていた

「えぇー なにそれ 風魔法なのー」

 みんな驚愕の顔して見ている

 カズトは着地して

「アルフ 風魔法で強化移動してみて」

 アルフは360度回転攻撃態勢で、空中で強化移動しながら回っていたけど

地面は巻き上げられた土埃が酷かった


 俺はアルフに降りて貰い、無詠唱ですうっと浮きあがり宙を舞い始め

高低差を付けながら、スピードも低速から高速まで変化して、暫く

デモンストレーションを見せから着地する

 カズトの下の地面は土埃は立っていなかった


「なんで 空を飛べるんか 魔法で空を飛んでいた話しは 聞いた事ないでー」

 リーナ

「カズトが前に言っていた 別れて依頼をするのはイヤだと話してた事と

関係が有るの」


「そうだ Bチームで崖の上から Aチームの様子が見えなくて心配していたら

白魔法のフライが フッと使える様に成ったんだ」

「魔法使いを無力化した後に 俺が一番早く降りれたのは フライを使って

飛んだんだ」

「盗賊もいたし シャインアースの目も有ったから 着地する時に盛大に

ストームを使って 誤魔化していたけどな」


「カズトの話しだと ☆に昇華すると今解っている2つの魔法が 使える様に

なるのね でも カズトの心配はどう解消するのー」


「俺が死にかけていた時を思い出してくれ 多勢に無勢で俺はアンデッドに

囲まれて力尽きた でもフライが使えたら飛んで逃げられる そうゆう事」

「別々でも 逃げられる可能性が高くなるよな 今後2つに分かれてしないと

どうにもならない依頼が 有るかも知れない」

「だから☆に昇華して ライラックの理念 臆病なくらい慎重に の

成功率を 俺は上げたい」


 アルフ

「強化移動 とフライ 私には どっちが良いの」

 カズト

「アルフ 瞬発力は強化移動 だから弓と合わせるなら 今まで通りにして

フライは瞬発力は出にくいから 使い分けが必要だよ」

 リーナ

「カズトーは 2つも新たな魔法が使えるのねー どんどん離されてしまうなぁー

でもわたしは とーっても嬉しい」

 アリス

「カズトの言う事は 全員☆に昇華して 冒険者として成功率を上げようとの

事ですのね」


「そうゆう事だ だから今まで以上に 依頼を受けて走り回らないと昇華しない」

 リーナ

「解ったー 共和国に行って 狩りまくろうー」


 話が纏まった後、王城に向かい陛下との面会希望を受付に提出すると

2日後に面会出来る事になった


ホーネット伯爵家を訪問し

 刻印機の進捗を聞いて、ライラックの近況を報告し、旅立つ事を説明してから

伯爵家を後にする

 最後にクーベルタン商会を訪問して、共和国に旅立つ事や、新たな商売の

状況等を聞いてから、約束の時間になり酒場に行くと直ぐに、シャインアースも

来てくれて直ぐに宴が始まった

 リーナが音頭を取り乾杯をして

「ダミアンさん エアフルト以来ですねー 商隊を帝国に護衛したのでしょ

帝国の雰囲気はどうでした?」


「帝都まで護衛して 街道沿いの町も見ていたが 一言で言うと活気が無い国だな

そして帝都は王都と違い 商店が閉店しているのがとても多かった」

「帝都のギルド本部に寄り 掲示板を見てみたが 魔物討伐依頼がかなり多いのが

古いのばっかり 冒険者も少なかったなぁー」

「酒場に入って食べたが 料理と酒は王都の方が 遥かに美味い」

 と言い笑っていた


「大変でしたのねー ライラックは王子派騒動も含めて 帝国にとっては

目の上のたん瘤だから 行くと暗殺されそう・・・」

 アリス

「確かに 暗殺しようとしたら返り討ちする 自信は有りますけれど あえて

行く必要は 有りませんわ」

 カレン

「帝国から国賓待遇で呼ばれない限り 足を向ける必要は有りません リーナ

絶対に 帝国に関係する依頼は 断って下さいね」


「俺も嫌だな 共和国と神聖国ミズガルズの方が 遥かに良いと思うぜ」

 ミシェル

「兎も角 シャインアースの皆さんもいますから いっぱい食べて英気を

養いましょう」

 ダミアン

「お前達も飲んで食べろよ ライラックは凄く食べるから 全部食われて

しまうぞ ガハハ」


「そうだダミアンさん ライラックは長い旅路に出ます 共和国と

神聖国ミズガルズを予定しています ですので暫くは会えません」

 ダミアン

「そうか 寂しくなるな 全員無事に戻ってこい 良いな」


 ライラックは料理を何回もお替りをして、シャインアースと楽しく雑談して

終わった


 王宮訪問の当日となり、王城南口の衛兵に取り次ぎをお願いして、待合室で

待っていると、慌てて侍従長がやって来て直々に案内された

 王族専用の会議室に通されて、臣下の礼の後テーブルに着き

 陛下

「ライラツクより 正式な面会を求められたのだが 今回はどの様な件なのだ?」

 リーナ

「王国での問題は エルヴィス ドランスフィールドさんに確認したら 全て

今居る冒険者で 対応が出来ると言われましたので」

「アイリーン殿下を更に鍛える為に 共和国に行きたいと思い

挨拶に参りました」

 陛下

「そうか いよいよ旅立つのか アイリーンしっかり経験を積んで来なさい

ライラックの皆さん 娘を頼む」

 全員で

「はい しっかりと経験を積ませます」

 陛下

「それと シリルについてだが やはり奴隷売買に手を出していた 残念だが

この間処刑されたよ」

「マッドタートル商会については デブタ商会の失敗を参考にして 直接盗賊との

取引はしていなかった」

「仲立ちしていたのは 1回の取引でも 全て使い捨ての商人を

複数通して取引していた様だ エアフルトで捕縛した商人を取り調べて

お金の流れかたは掴んだのだが どうしても マッドタートル商会までの

繋がりが不明だった」


「マッドタートル商会については 今後も調査を継続していく 此処まで

王宮を蔑ろにして 王都で商売させる気は無いからな」


 リーナ

ーーーうわぁー 陛下がゲキオコになっている

 アリス

ーーー何だか リーナのコケにされたら 怒るっていう性格に

ーーー陛下が 似て来ていますわねー

ーーー口が裂けても 不敬罪になるから 言えませんけど

 カズト

ーーー陛下に近親感を感じるなぁー

 アルフ

ーーー戻って来たら 全部 片付いて いたら 良いなぁー

 ミシェル

ーーーリズの成長に 専念出来ますわ

 サラ

ーーーほんまに 陛下は 尊敬するに値する 御仁だわ

 カレン

ーーー陛下は 人の心を掴む事に長けていますわね

 セレス

ーーーわたしが騎士だったら 忠誠を捧げますわね

 リズ

ーーー父上も変化し始めていますわね 期待に応えないと


 今後のライラックの活動について、雑談をしてから下城し

その足でギルド本部に行き、ギルマスに面会を求めた

 エルヴィス

「挨拶に来たって事は いよいよ旅立つのだな?」

 リーナはアリスに目配りをし

 アリス

「はい 共和国と神聖国ミズガルズに向かいますので ギルドの

冒険者情報の変更手続きをお願いします」

 雑談を交えてからギルド本部を後にして、リーナ邸に戻り管理人に

留守のことを頼み、共和国に向かった。

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