第35話 (全員☆を目指す 1)
アイリーン エクルストン殿下 19歳の初恋
王国歴160年
リーナ・アリス・カズト・アルフは22歳
ミシェル・カレン・セレスティーヌ・サラは26歳
アイリーンは19歳
合同結婚式の参列者宛てに、封蝋した正式な返礼状を、全て発送した翌日
王城に居る、アイリーン・エクルストン殿下を訪問した
直ぐに王族専用の応接間に案内され、座って待っていると殿下が入って来たので
全員で跪いて臣下の礼を取ると
「リーナ フローリア 今は わたくしの事を 殿下なの リズなの
どちらで見ているのかしら?」
「あのねー 年明け早々 《リズー 元気にしとりますかー》 何て挨拶
農民出身の わたしでも 出来ないよー」
「ウチが そうゆう風に 言うと思われとるんでっか なんぼなんでも
えげつないやないですか」
「年明けて 固さ取る為 サラの真似」
アリス
「何時も話がしまらなくなりますわね わたくしは もう 諦めますわ」
「アリスにも 見捨てられた アルフとサラ」
アイリーン殿下はライラックの会話を聞いていて、クスクスと笑って
「リーナ 挨拶に来ただけでは 無いのでしょう」
「うん 合同結婚式の 返礼状の送付が終わったから リズの調整と昇華の
打合せに来たの」
「わたし達は身体が鈍っているけど リズは鍛錬を日々半日は
出来ていたかなー?」
「全然鍛錬する暇が無く 何人もの貴族に結婚式場での話しを
聞かれていて ストレスが溜まったわ」
「リズが壊れて アリスの仲間」
「アルフ その言い方ですと わたくしはストレス貯め込んでいる
癇癪持ちに 聞こえますね」
リズ以外は、プルプルと肩を震わせて、笑いを堪えている所へ
「ストレス溜めて どこぞのお庭を 耕した」
ついに仲間は、目に涙を溜めお腹を抱えて、笑い始める
リーナは暫し笑った後、アリスの傍に寄り肩を抱いて
「アリスー 笑ってごめんね アルフなりに場の空気を 和らげようと
していたから 後でストレス発散さしてあげるからねー」
「リズ ごめんね 話しがそれてばかりで」
「今年は王国内で魔物討伐を主にして リズに経験値と経験を上げていくので
まず1週間身体慣らしの為に 鍛錬をする予定にしているの」
「意見は有りますかー」
意見は無い様なので
「リズは何時から 家に来れるかなぁー」
「お父様には 何時王城を出ても良いと 許可は戴いていますわ」
「それなら 出立する前に王宮の鍛錬場で 私たちの素手による 対人戦を
見て貰わない?」
全員、嬉しそうな顔をして、頷いていて
「リズも ライラックの一員なのだから 対人戦に参加して貰うよ 此処の鍛錬場
使っても良いよね?」
「勿論 喜んで ボルツマン師団長に審判して貰いますわ」
リズは侍従を呼び、自分の装備を持って来るように言い、師団長に
鍛錬場の人払いと審判をする様に、指示をしていた
「みんなー おもいっきり身体を動かすよぉー ルールは武器無し魔法無し
バフはスチールガードのみ 10分の対人戦だよー」
リズは用意が出来るまで、メイドにお菓子と紅茶を持って来させて
食べながら雑談していた
ライラックも練習着に着替えて、鍛錬場に行くと国王夫妻も観戦にいらしてた
「ライラック同士では 10分ルールね リズはー 王城に余り戻れないから
ボルツマン師団長と対人戦ね 師団長はリズを仰向けにして倒し 両肩を抑えるか
10分間リズの攻撃に耐えたら勝ねー」
「最初は リズとボルツマン師団長ね リズー 其処に立って居て」
いきなりリズの腕に、廻し蹴りを入れた
「ボルツマン師団長 今見ていたでしょ あなたの知っているリズでは無いよー
自動でスチールガードが 発動するから ね」
笑いながら説明して、リーナが審判で対人戦を開始
(リズの方から間合いを詰めて、突きをし それを躱して 捕えようとした所に
頭突きを顎に入れて 技を掛けて倒そうとしたら 逆に返され リズは倒され
両肩を押さえつけられて リズは負けた)
一連の動きは、一瞬で終わってしまい、リーナはボルツマン師団長の勝利を
宣言した
アリス
「リズは全ての経験が 足りていないですわね」
「何だか 師団長かなり強くなっているよな 王子派の時王都で部下を
鍛えていたからかな」
「次の対人戦は アリスとアルフね カズトー ボルツマン師団長に伝えてね」
「みんなー わたしリズに寄り添っているから 後はよろしく」
リズはかなり離れた長椅子に座って、俯いている
静かにリズの隣に座り
「わたしの独り言」
「13歳までカズトとは 何時も一緒に遊んでいて 発芽儀式でカズトは
鍛錬所には入れなくて 別々の道を進んでね」
「アリスと友達になるまで 寂しくて夜泣いていたよ」
「カズトの両親に婚約報告した時に 義父から発芽儀式の夜 カズトが
声を殺して泣いていた と」
「アリスはね 鍛錬所で訓練開始した途端に 魔力と体力の無さに 自信を
無くして 部屋で泣いていたよ」
「アルフは 鍛錬所に居た時 グループの弓士に ハブられていて かなり
辛い思いをしていた 思いつめて最後にわたしとアリスを頼って来たよ」
「バラのカオリは 前にミシェルが話した通り」
「アルフもミシェル達も わたしの知らない所で 泣いていたと思う」
「泣く理由には 寂しい 悲しい 悔しい 不甲斐ない 嬉しい 等
色々有るよね でもね 後で振り返ると 良い思い出になるんだよねー」
「わたしは 感情の起伏が激しく 直ぐに泣くけど 欠点だとは
思っていないよー」
「リズー 負けた事に対して悔しいのは 当たり前 今は泣きなさい
わたしは 傍に居るから」
「努力すれば 結果は必ずついて来るから 諦めないでねー」
肩をギュっと強く抱き、リズは静かに嗚咽していた
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リーナがリズを慰めている時、アリスとアルフの対人戦が始まり
どっちも強化移動を駆使して、縦横無尽に位置を変え、技の仕掛け合いの
間に攻撃の拳が、唸りを上げていた
全力で10分の時間が経過したけど、勝負はつかずに引き分けとなり
2人は体力と気力を使い果たして、長椅子の上で寝ていた
ボルツマン師団長
ーーー素手だけで対人戦して あの動き 殆ど見えなかった
ーーー魔法職と弓職が 対人戦であれだけの力を発揮されると
ーーー俺は自信がなくなるな 今の俺では
ーーーライラックの弓職と魔法職に 全てに於いて劣っている・・・
ーーー技の仕掛け合い 俺では直ぐに倒されてしまうだろう
第3試合は、ミシェルとカレンが組まれ、第4試合は、セレスとサラ
が試合をしていた
どちらも時間切れで、引き分けに終わる
最後の試合は、リーナとカズトとなり、組手の攻防と突きの応酬が、凄まじく
衝撃波が生じる程の、力のぶつかり合いをしていたが、引き分けで終わる
ボルツマン師団長
ーーーリーナとカズトの動きは 神速レベル
ーーーうちの師団のレベルをもう少し上げたいと思うな 若い女性があれ程の力を
ーーー見せられると 考えさせられる
ーーーアイリーン殿下には 今日は勝てたけど リーナ達の指導で
ーーー彼女達の強さになるのかな
ーーーアイリーン殿下のスキルは剣聖だが スキルの使い方も上達するのだろう
ーーー剣紳として 俺は成長した殿下を見てみたいものだ
国王夫妻
ーーーライラックは 各個人のレベルが一般の冒険者と違い 凄まじく高いな
ーーーわたし達の娘も あの様に強くなるのでしょうか 貴方はどう思いますか
ーーーライラックについては前に調べたが 何故強いのか分からなかったのだよ
ーーーリーナが認めた者は 全員強くなってる その事実だけ
ーーー貴方 アイリーンは 認められたのですか
ーーーリーナとアイリーンの会話からすると 認められている
ーーー5年後 どうゆう風に変わってるのか ある意味楽しみだよ
ーーーそう思わないか
ーーーそうですわね あの子の成長を見守りましょう
ライラックは浄化してから着替えて、リズと共に国王夫妻と面会をした
跪いて臣下の礼を取ってから椅子に座り
「お聞きしたい事が有るのですが 宜しいですか?」
陛下
「答えられる事ならな」
「王立騎士団 シリル ダルレのその後と 発芽時のスキルを
聞きたいのですが・・・」
陛下
「ライラックとアイリーンの目の前での 職務放棄したから 問答無用で
団長の地位を剥奪し 王立騎士団から追放した 報告書は一読している」
「発芽の時は剣術のみで 鍛錬所時代は あまり目立たない生徒だった様だ
冒険者ランクは Bランクで終わっている」
「只 王立騎士団に入隊してから 実力が急について昇格試験に合格していき
騎士団長に上り詰めた 何処で道を間違えたのかな」
「後任はフリッツ ボルツマンの弟を任命した ヨハン ボルツマン
こやつも強いぞ 剣紳だからな」
「ボルツマン家は 代々剣士を輩出されて居る 家系なのですか」
陛下
「王国でも ボルツマンは有名な剣士の家だな」
「アイリーン殿下と対人戦して 体術を使いこなしているのは 良く解りました
相当 発芽後も鍛錬されていたのですね わたし達の手本になります」
陛下
「リーナ達には フリッツでもまず勝てないな 手本はライラックだよ
さっきの対人戦を見たら 王立近衛師団にと 思うぞ」
《アハハー》 と笑って誤魔化してから
「もう一つ質問しても宜しいでしょうか」
陛下は頷いて
「フリッツ師団長は 発芽した時から剣紳でしたの?」
陛下
「剣紳を発芽して 当時は結構な騒ぎになっていたよ」
笑いながら答えてくれた
「入団される人は 大抵冒険者していたと 聞きますけど フリッツ師団長は
Sランク冒険者でしたの?」
「違うな 確かAランクだったはずだよ」
「Sランクの試験受けなかったのですか ゴーレムだからかな・・・」
「何故そう思ったのか」
「Sランク昇級試験は 普通同級のレベルで最大5名でのパーティを組んで
倒すクエストだもの フリッツさんは最初から剣紳だと ソロで挑んだのかなー
と思って」
「それで 剣を折りまくって失敗したかと・・・」
「ライラックは其処まで見通すとは その通りだよ でもおかしいよな
カズト アースウッドとアイリーンはギルドの記録だと ソロで合格している」
リーナは考えてから
「陛下 あまり口外しないで下さいね アイリーン殿下は サブスキルで魔法が
後発芽していました 調整する時に見つけたのですが 余りにも不自然な状態で
なんとか魔法のスキルを 正常に使える様にしました」
「魔法を利用しての調整する過程で 魔法使いになり 土魔法も使って
ゴーレムを倒したの カズトも同じ方法でね」
「簡単に話しているけれど 実践するのは簡単でないのだろうな」
「合同結婚式の返礼等 全て終わりました アイリーン殿下の調整と経験を積む
旅に出ます」
「暫らくは 王国内で活動する予定ですが もしアイリーン殿下に連絡なされる
場合は ギルド経由で連絡出来ると思います」
「アイリーン エクルストン 身体だけは気をつけて 行ってこい」
「リズ 母としては 心配するわ リーナさん娘の事 お願いします」
リーナは立ち上がり
「大丈夫ですよ ライラック全員で 見ていますから」
笑顔で言う
王城を後にし、大量の食材を買い込んで、リーナ達は帰宅する
食堂で
「今後の予定を話しますね 1週間は毎日家の修練場で 鍛錬して
勘を取り戻すよー」
「特にリズ ボルツマン師団長に今度会った時 圧倒的に差を付けて
勝ちなさい わたしが此のままでは 我慢出来ないからねー ムフフ」
「リーナ お前が本気で指導すると 今のリズでは身体が持たない
だから ムフフって笑って 指導するな 禁止・禁止・禁止・・・・」
「カズトー 酷いなぁー わたしが無茶をすると思っているのかなー」
「みんな リーナのムフフが出たら どうなると思う?」
「ムフフと言ったリーナに どれだけライトニングボールと浄化を掛けられて
ボロボロにされたか・・・」
《そうだそうだと 連呼している》
「確かに飲み過ぎて起きれなかったのは リーナにされても仕方ないと思うが
ほどほどにしてくれ」
リーナはジト目で見て
「リズの事そんなに気を使って もしかして 浮気・・・」
言いかけた時、カズトが大声で
「全員 馬鹿な妄想するんじゃねぇー 前から言っているだろう こんなに
可愛いお嫁さんが居いて 子作りを我慢しているのに 本当なら俺がスパルタで
教えて さっさと昇華させたい位だよ・・・」
言った途端にカズトは耳まで真っ赤になり
「みなさんは わたくしの事お荷物と 思っていましたの すみません」
カズトが
「リズ 誤解しないでくれ リーナの場合 タガが外れる時が有るから 俺達は
決してリズが 邪魔者だと思っていない そう思ってしまったら 謝る」
リズの前で、臣下の礼を取った
「リズー ボルツマン師団長にリズが負けたは 事実として認めて 次は勝たせて
やりたいと思うのが強くて 言い過ぎました ごめんね」
リズが悪戯っぽい目をして
「カズト(子作りを我慢している)て言っていたけれど どうゆう事かしら」
「俺 鍛錬してくる」
と言って素早く出て行った
「リーナ(子作りを我慢している)の意味 教えて貰えますか」
《7人が 鍛錬するー》と言って出て行き、食堂に1人残された
ーーーおそらく わたしくしの為5年間 我慢するって事かしら
暫く考えてから
ーーーそれだけ わたくしの為に 考えて下さいましたのね
ーーーこれは気を入れて 指導の結果を出さないと 恥ずかしいわ
鍛錬していた8人は戻って来て座り、バツが悪そうにして食事をし始める
リズは立ち上がり、頭を下げて
「先輩 わたくしを全力で指導して下さい お願いします」
「判ったー さっきの話はもう終わり みんなー それで良いよねー」
リーナは、行軍の時の配置の変更をしてみたいと言い
「わたしとカズトが何時も先頭だと ミシェルとカレンのスキルアップに
ならないから 入れ替えようと思う」
「それでねー 先頭 ミシェルとカレン 2番目 セレスとサラ 3番目 リズ
4番目 アリスとアルフ 最後尾 わたしとカズト」
「先頭は 先読みして走らないと ダメだからねー わたしとカズトが
居なくなっても 隊列の維持出来ないとねー」
「リズが1人なのは 3列になると横に広がり過ぎるからだよ」
「暫らく このフォーメーションでするよー」
「カズトと リーナの 愛の逃避行」
「愛の逃避行でのうて 夜逃げやったりして」
「アホな事ばっかり言っていると リーナと同じ様に アルフとサラに俺が直々に
特訓したくなるんだよなぁー」
「カズトー 2人の特訓一緒にしようか ムフフ」
アルフとサラはスライディング土下座して
《ごめんなさい》
それを見ていたリズは
ーーー王国内で農民の身分は 一番低く見られているのに
ーーー身分の違いを超えて 仲がよろしいのですわね
リズは笑いを堪えていたが、肩を震わせていた
「それと 陛下との話しの中で ボルツマン家の話有ったよね 自力で
スキルの秘密の一部を知ったみたい でもね みんなに再度言うよ
発芽前の事も みんな知っているよね」
リズも含めて頷いて
「ボルツマン家も含めて 絶対に発芽前の事も 他言無用にしてねー」
「それと シリル ダルレは 剣紳に昇華したから 傲慢になったのかな」
ミシェル
「陛下も言われていましたけど 謙虚に努力していけば 良い所まで行けたのに
持ったないですわ」
カズト
「自然に昇華か この分だと盗賊討伐の時 鑑定して90のが居たら
要注意だな」
アリス
「王子捕縛した時 剣紳が昇華して+付きになったしね」
リーナ
「あの時は 驚いて思わず大声で カズトにさっさと倒せって言ったよー」
「リズー 昇華する可能性は全員が持っているの だから 盗賊などは最初に
鑑定して 特に熟練度が90のは 特に注意する必要が有るの」
「昇華はスキルを使っている時のみ起きるからね 傍に居ると変な感じが
するから解るよ その時は直ぐに鑑定してみて 昇華していたら みんなに
直ぐに言ってね」
それから料理とお酒を軽く飲んでから、明日に備えて就寝する
4日間は肩慣らしの鍛錬を行い、次の3日間は対人戦や武器を使用しての
模擬戦そして、隊列走りの訓練もして、1週間が終わった
冒険者活動を再開した事を、報告する為ギルド本部に行き、ギルマスに面会を
申し込んだ
少しお待ち下さいとの事で、ロビーのイスに座っていると
リズ
「何時も不思議に思っていたのですが カズトの正装の衣装 何故わたくし達と
同じなのでしょうか?」
カズトは困った顔をしているし、他の仲間はプッと吹いている
リーナ
「仲間には前にも話したけれど もう一度わたしから 説明するねー
ボルツマン師団長とカズトは同じスキル 剣紳なのに 見た目かなり違うのは
師団長は最初から剣紳だと 聞いていたよね」
「ボルツマン師団長は 剣紳はパワーに優れた剣のスキルだから普通に鍛錬すると
まず力を付ける事をするよねー」
「当然 分厚い胸板 腕も太くなるよねー 身体つきはフルプレートメイルが
似合う様になるねー」
「カズトはね 剣からの昇華で剣紳になったんだよねー 昇華の方法が強化走り
の魔法併用で上げているし わたしと模擬戦をしていると カズトは正確で
速い剣聖に 剣紳なのに対応する事が出来てしまったのよねー」
「素早い動きをするから 余分な筋肉は付かないし 強化走りで体重も重く
ならないし そして鍛錬していたら普通の服だと 剣の振りの速さに服が
耐えられなくて 袖や肩が頻繁に破れてね それでわたしと同じになったの」
「それとね わたし達剣聖も 力が強い剣紳と模擬戦していると
打ち負けない様になって来たのねー 早くて正確な技の剣聖に
パワーが付いたのが 感じられてね お互いを高められて
とってもプラスなんだよぉー」
リズ
ーーー驚きましたわ スキル自体がお互いの長所を習得しますとは
「リズ カズトが見た目 優男みたいだからと言って いじらないでねー」
「わたくしは カズトの見た目は優男で 中身は剣紳 カッコ良いでは
ないですか 王都の繁華街1人で歩けば もてますわよ」
当然リズの話しを聞いていた、アルフは
「王都でもてる カズトを見 リーナ真っ赤に 餅を焼く」
「焼き餅を焼くリーナを ウチは見てみたいな」
リーナが下を向いて、変な笑いしているのを見て
「お前ら あんまり リーナをからかうなぁー」
「わたしの旦那様はね 他所の女に現を抜かす事は 無いよー 貴方達
カズトと一緒に冒険者して 誠実な男だと思わないの だから 焼き餅は
焼かないよぉー」
「ウチの旦那様だった 忙しすぎて忘れとった」
「俺って そんなに影が薄いのかなぁー」
《アハハ ウフフ》 等 の笑いが起こり和んでいたら、やっと呼ばれて
全員で応接室に入り
「合同結婚式以来だな 冒険者活動をしてくれるのかな」
「勿論そのつもりで来たのー それで状況を聞かして貰いたいのだけど」
ギルドマスター・ドランスフィールドによると、Sランク冒険者がまだ
足りてないからか、僻地にかなりの盗賊や野盗が出ているとの事だ
「魔物の討伐依頼もかなり溜まっているし 野盗・盗賊討伐依頼も掲示板に
貼り出してあるが、ライラック無理に受けないで良いからな」
「でも野盗・盗賊討伐は Sランク冒険者でないと無理ではないの?」
「でもなぁー 結婚したばかりの冒険者に この依頼は出しにくい」
「うん 判ったー エルヴィスさんから 討伐依頼が一杯有るって事で
みんなー 楽しくなるよー」
「今後の方針を決めたいので 会議室貸して貰えますかー」
許可が出たので場所を変え
「行く方向は ザグレブとカディス方面にしたいの この地区のSランク討伐
しながら 村の雰囲気と実情 マッドタートル商会の 噂話も聞きたいと思う」
「勿論 リズの鍛錬を主にしてだけどねー 前にした王国 全ての町巡りなので
代り映えしないけど 良いかなぁー」
セレス
「私は 訪問した町の商会に全員で行きたいですわ 話しが合えば取引の契約
しても良いと お父様から許可貰っていますし ダメでしょうか・・・」
「良いよぉー セレスの提案もして行きますよー アルフもお願い 商人の勘を
当てにしますからねー」
「他に 気になったり したい事有れば 話してみてー」
「ウチとカズトとリーナは農家出だから 作物については任して貰えへんかな」
「セレス 買い取り価格を決める権限 持っとんねん?」
「どうゆう意味ですか」
「商品の品定めをして貰いたい クーベルタン商会として 本気で
取引しようとする前に 見本が必要かと思おるさかいに」
「成る程 サラの意見はもっともですわね 見本を正規の値段で買い取り
商会に送りましょう 継続するかはお父様に決めて貰いますね」
「話しも纏まったから 依頼受けて出発しよう 楽しいなー フフンフンフン」
鼻歌しながら会議室から出て、ギルマスに挨拶しSランク依頼を受けてから
王都から旅立って行く
15日でカディスに着いて、ギルドに必要な手続きをして掲示板を見ると
「村からの依頼は 長い間放置されているねー 王都で受けた依頼を終わらせたら
小さい依頼もするよー」
「この町からのSランク討伐依頼は ポイズンスネーク 村のため池の傍の畑に
住み着いているみたい 只この魔物大きくて 名前の通り毒で噛みつくみたい」
「この間の蟷螂退治で 少しスイッチの事触れたけど リズー 今日から
剣士のスイッチを学んで貰うよー スイッチは剣士の攻撃に合わせて
自分も攻撃する あぁー説明するのは難しいよぉー」
「攻撃する順だけ決めて見るね カズト ミシェル カレン リズ わたしで
やってみようか」
「リズー わたし達剣士のする事を見て タイミングを合わせて攻撃を入れてね
何時もの様に アリスのタイミングで討伐開始 アルフは目をセレスとサラは
魔法で蛇の頭を 剣士はカズトの狙った所を攻撃してね では開始」
リズ以外はスムーズにスイッチが上手く行き、ポイズンスネークに
ヘイトされない様に戦い、遂に首を落とした
魔石と魔物素材を回収していたらリズが
「何度か皆さんにぶつかり 邪魔をしてしまいました すみません」
「リズー わたし達も最初は同じだったよー 4人のライラックの時は 今の
リズと同じ だから気にする事ないよー」
「8人のライラックの時も 良くミシェルとカレンとぶつかっていたよ
半年もライラックで魔物討伐していれば 大丈夫だからねー」
カディスのギルド支部で達成報告と魔物素材の買い取りをして貰い、換金が
済むまでリーナは掲示板を見ていて
「この古くなっている討伐依頼と村の依頼を受けたい みんなー いいよねー」
口々に《いいよー やりますわ ええですわ 了》
「さて報償金と素材も売れたし 酒場の個室に行くよぉー」
料理と飲み物を大量に注文してから、報償金と素材売り上げを均等に分配し
余りを共同のお財布入れ、飲んで食べていると
「あしたは 早朝に出立するからねー ムフフ」
聞いた途端
《俺眠いから寝る わたくし達も》口々に言うと、リーナを置いて寝床に
行ってしまった
ーーーこの頃 ムフフと笑うと みんな直ぐに寝てしまう
ーーー少し つまらないなぁー
そんな事を考えながら飲んでいたら、翌日リーナは寝坊した
「フンギャー」
大部屋から大きな悲鳴が聞こえて来て
「ムフフの本人が 俺は優しく起こそうとしたのに 起きないとはねー」
ミシェル
「カズト 容赦なく 弱いけどサンダーボルト落として キツイ浄化
二日酔いのリーナは始めてで無いかしら」
着替えてリーナは来て
「わたしは 酷い事していたのねー みんな ごめんね」
「リーナ 二日酔いは完全に消えるから 良いのでは 予定が有るのに
寝ている方が悪いですわ」
「リズは初めてだね 練習用の服に着替えてから 行くから 用意してねー」
どう思ったかは分からなかったが、朝食を食べてから依頼の有る村に行く
「開墾が依頼内容だよー リズに開墾の仕方教えるねー ミシェル達は今まで
通りで 暫くしたらメンバーは変えるから ね」
「ミシェルはそっち側 宜しく わたし達はこっち側 開墾するねー
では 始めよう」
リズに土魔法で、アースホールやアースウォールで、岩を押し転ばしたり
ウィンドカッターで、灌木を切ったりして整地して行く
最後に土を大量にアースで柔らかくして、開墾は終わった
荷車に灌木や刈り取った草を載せ、開墾した隣にアースホールで穴を掘り
灌木や草を貯めて行き、綺麗に燃やし消火して埋めて、全ての仕事が終わる
「リズー 冒険者で魔物討伐だけしていると 殆ど土魔法使う事ないよねー
だから 村の依頼をして使い方を訓練するのー」
「どう 初めて土魔法を色々使ってみて どう感じたかなぁー」
「土魔法をこれだけ使ったのは初めてでした でも 全ての事についてわたくしは
物事を知らなくて未熟なのだと 感じました」
「リズ 始まったばかりだよー わたしの訓練は辛いかもしれないけど
努力していけば 必ず結果は付いてくるからねー」
「村長に会って 依頼書にサイン貰って町に戻るよぉー」
リーナは《フン フン フフーン》と鼻歌をしながら村長宅に向かい
確認して貰ってから、ギルド支部で報償金を貰う
カディスの見向きもされない依頼を、全て終わらせてから、セレスとアルフが
町の商会に、旅に必要な物を買いに行き
当然他のメンバもくっついて行った・・・ 酒場の個室で
セレス
「さっきのお店で商品を 鑑定して色々見て 幾つか買ったのですが・・・
値段が高いわぁー そして品質は中の下 扱っている種類も少ないですし」
アルフ
「武器と防具 鑑定して見た 見た目だけ 良くて 中身は クズ」
サラ
「ウチが見たところ 穀物の置いてある量がむっちゃ少ない」
「俺は農民と話ししていて 気がついた事は 此処の穀物は
かなり買い叩かれていて 売値を聞いたらサラの所の 七掛けだったよ」
セレス
「カディスの商店は マッドタートル商会の息のかかった店
クーベルタン商会は 此処とは取引はしませんわ」
「もっと色々な町で調べる必要が有りますわね リーナ次の町に行きましょう
リズに色々な経験して貰わないとね」
アリスは楽しそうに話し、グレンヘンに鍛錬を兼ねて移動し2日で着く
まずギルド支部で、放置された依頼を全て受けてから、Sランク依頼の村に行く
ビックグリズリーが討伐魔物、でもライラックの前では敵では無く直ぐに完了
その日は、スライムの大発生討伐依頼も終わらせていた
2日で町の管轄する村の依頼も終えて、何時もの様に反省会をしていると
セレス
「ここの商店もカディスと同じでした だから取引交渉はしませんわ」
「カズトやアルフ サラも同じ意見かなー」
皆 そうだと口々に言っている
「明日リースタルに行くから 良く食べて飲んで 早朝出立だよー ムフフ」
翌朝 悲鳴が有ったか、無かったかは・・・
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リーナは王国内全ての町を回り、管轄している村の小さな依頼を全て終わらせて
王国歴160年11月の末に、王都スターリングに帰還
ライラックは農民の希望の星 と 呼ばれる様になる
食材を大量に買い、リーナ邸の食堂でみんなで作った料理を食べながら
反省会を始めた
「わたしから リズがこの間 大魔法使いに昇華しました ちゃんと白魔法を選択
してくれたし 剣聖は++に成るし で 大変おめでたい事ですー」
「遅くなったけど 達成のお祝いも兼ねますよぉー」
「みなさん ありがとうございます」
「セレスー 実家クーベルタン商会と 取引出来る商店や商会 決まったー?」
「ブリストル ミューリの商店 グロッセートの商店 ヴェルスの商会
ケーニッツの商会 位しか無かったわ」
リーナは暫く考え込んでから
「アルフー 実家で作っている武器と防具は 贔屓目なしに品質は どの
レベルなの」
「良くて 中級+ 位かな 何で聞くの」
「長くなるけど 良いかな」
みんな了承してくれ
「クーベルタン商会と取引する商店と商会は セレスの認めた所だけに最初は
して貰い その店と商会のみ買い取りをする 他の町にはマッドタートル商会」
「言い難いから 泥亀にするね」
「それ以外の町には 泥亀の扱っていない商品を販売したいの」
「泥亀は食料品専門の商会だよね セレス アルフこの情報間違っていないよね」
2人は《間違っていない》と言う
「泥亀の町に クーベルタン商会の支店を出す時に 同業だと警戒して最悪
妨害して来るよねー」
「それで 練習用の武器の販売を 町に有る道場に売り始める 武器の修理も
受け付ける これは町の人に顔つなぎ 儲けは出難いけど・・・」
「物品の買い取りを武器から他の物に少しずつ広げて行く 全て妥当な価格でね
後は 解るよねー」
「泥亀の妨害と そもそも農産物の買い取りが上手く出来るかどうか 解らない
よね だから手広く商売するのは 危険 失敗する事も有るしねー」
セレス
「リーナ 勘が働いたの 余りにも新たに商売する 基本的な考えしているから」
「わたし 今話した事 臆病なくらい慎重に で考えてみたの」
アリス
「確かに泥亀に邪魔されずに商売始めるには この方法しか 有りませんわね
お父様に話しします」
「アルフ 初級と中級の武器に アルフ印の印章を付けて 練習用ブランドとして
売り出すの ライラックのアルフが勧める練習用の武器 としてね」
「泥亀が アルフの印章の偽物を付ければ 罪になるかも お父様に調べて
貰いますわ」
「アルフ 練習用に耐えられる品質の武器 実家で作れるかが問題ですけれど」
「みんなー 明日アリスとアルフとセレスの家に行こう 武器が出来ないと話しは
終わりだから 最初はアルフの実家ね」
「リズの今後の事は 日を改めて話し合うとして これからはリズの昇華の宴に
するよー でも飲み過ぎないでね 明日みんなで 行くから・・・ ムフ」
リズを中心に話が弾んで、食べて飲んで楽しく夜は更けて行き
翌朝リーナは寝ている仲間を、優しく起こして朝食を取り、鍛錬をたっぷりする
リーナ以外全員、優しく起こされたのが気になり、何時も以上真剣に鍛錬をした
ーーーみんな どうしたのかなぁー 真面目にする事は良い事なのだけど・・・
午後 最初にアルフの実家を訪問、カズトが義父と義母に挨拶してから
義父
「アルフ 元気にしていたか」
「はい 頑張って 冒険者 しています お願いしたい 事が 有るので
リーダーから 話し して貰います」
「ライラックのリーダーとして 親方にお聞きしたいのですが・・・
昨日の話しを聞いて貰う
親方
「初級と中級の武器か 武器その物は作れるが うちは2人で
鍛冶しているから 余り数を出せないな」
セレス
「この仕事を受ける為 鍛冶職人を増やす事は考えられませんか」
親方
「弟子を取るとなると 一人前にするには 時間とお金がかなり掛かるな」
セレス
「発注元は 私の実家 クーベルタン商会になる予定です 出来る範囲で
受けて貰う事は出来ますか」
親方
「考えておこう」
セレス
「ではこの後クーベルタン商会に確認します どちらにしても結果は 改めて
お知らせしますね」
アリス
「親方 ライラック経由の武器防具は クーベルタン商会では アルフの印章が
刻印される予定ですわ」
「刻印された物は最初練習用として 冒険者ライラツクがお勧めする商品として
売り出す予定ですわ」
「ですから 練習用でも品質は見劣りしない事は必須です 勿論買い取り価格は
品質に見合う物になりますよ」
「クーベルタン商会は 王家に献上品を納めている商会ですので・・・」
セレス
「アリスに全部言われてしまった」
「親父 良い返事 期待 している」
「みんなー クーベルタン商会に行くよぉー」
慌ただしく、ライラックは出て行き、直ぐにセレスの実家に着き
挨拶を済ませてから本題に入る
「ライラックは王国内全ての町に行き 魔物討伐や放置されている依頼をして
農民と直接話を聞いて見て来ました」
「一番困っているのは 魔物では無くて 農作物の買い取り価格で 1割は最低
下げられるとの事でした」
それからアルフの実家での事を話をして
「面白い話じゃないか もっと細かく話を詰めてみようか それとアイリーン殿下
印章の刻印した武器の偽物対策が必要 規制する法が王国法に有りますかな」
リズ
「思い当たらないですわ この話もっと詰めてから ホーネット伯爵にまず
相談しないと・・・」
アリス
「この後 我が家に行きましょう お父様がこの話に乗って下さるのなら
関係者全員集まって 打合せした方が早いですわねー」
リーナ
「この話にクーベルタン商会は 参加して貰えますか」
「面白い話だな 良いだろう 後はホーネット伯爵と王家の後ろ盾も欲しいかな」
リズ
「王家にはわたくし達ライラックが交渉します リーダー良いですよね」
「リズの好きな様に采配していいよー でもホーネット伯爵がこの話に乗って
くれないと ダメだからねー」
クーベルタン商会を後にし、ホーネット伯爵を訪問、まずカズトが義父に
挨拶してから、メンバーが挨拶をした
伯爵
「アリス 只 実家に帰って来た訳では無いよな」
疑り深く聞いてくる、仲間は笑いを堪えているし
「お父様 久しぶりに帰って来た娘に 言う言葉でしょうか?」
「もしかして 初孫の報告だったら とても嬉しいのだが」
リーナ達は遂に吹いたが、話を理解した途端に全員真っ赤になり俯いてしまう
「あれ 違うのか?」
アリスは大きな声で
「違うわよぉー 用事が無かったら 庭園を更地にする所ですわ」
「ゴホン 話を元に戻しますわ・・・」
今日会った人との会話内容を話して
「今の話しは 凄く規模が大きくなるな アリス ホーネット 我が伯爵家に
どんな利益が有るか 教えて貰おうか」
「クーベルタン商会から 上納金が有るなんて お前が言ったら 八倒すぞ」
暫くしてから
「まぁ 手を出したら 儂が八倒されるがな」
「お父様 この席にはアイリーン殿下も居ますのよ 不法行為したら 陛下に
筒抜けになりますし 庭園と邸宅は わたくしが更地にしますわ」
「ホーネット伯爵家の利益は 民の為に協力した伯爵家と言う 名誉です」
「クーベルタン商会で 今回この話に関係した商品には ホーネット伯爵家
協賛品と解る様にしたいと思います」
「アリス 良いだろう 関係者が集まる必要が有る 日にちが決まったら
教えてくれ」
少し話をしてから、伯爵家を後にする
「リズー 王城に行こう 陛下に面会の申し込みしたい お忙しいお方だから ね」
2日後の午後に面会出来る事になり、鍛錬しながら当日になる
「アイリーン 息災だったか」
「はい お父様 順調に調整は進んでいます」
リーナ・アリス・セレス・リズが今回考えている事を、丁寧に説明
「ライラックが考えているのは 王国の民の暮らしか・・・ だが
面だっての協力は 流石に出来ない」
リズ
「王家が特定の事業に力を入れるのは 依怙贔屓になるので不味いですわ
さっきお話した 印章刻印の偽物対策ですわ」
陛下
「努力して開発した商品を 偽物を作り安価で販売する事は 本物を作り続ける
意欲を削ぐ行為になるな」
「印章部と法務部と話をして見る それと印章の刻印を付ける事が出来るのは
商業ギルドで Sランクに限定すると良いだろう」
「後は ライラックの推薦したい者は 商業ギルドでSランクを拾得
させなさい その印章の価値を高める為に 信用が大事になるからな」
「偽物の規制には恐らく 法律を制定しないとだめだろうな リーナよ王家は
法律面で協力する事になる それで良いか」
全員 膝を付き臣下の礼を取り
「ありがとうございます 国王陛下」
ーーー冒険者が経済について考えて来るのは 初めての事だな
ーーーリーナは民の為に働く と前に言っていたが この様な形になるとは
ーーーアイリーンにとっても 良い経験になる
決まった事は、アイリーン殿下に王家に伝えて貰う様に決めて下城した
リーナ邸に戻り
「アルフの親父さんが 練習用の剣と言えど品質のしっかりした物だと
2人だから 大量に用意は難しいと言われてたよねー」
「だから セレスの実家で何軒かの鍛冶屋さんから 買ってその剣に印章を付けて
売り出すしかないよねー みんなー 思いついた事聞かせてー」
「わたしの 印章は 嫌 せめて ライラック印に して」
「ライラック印か お花をあしらった印章にするのも 良いかもねー」
カレン
「セレス 刀身に刻印する魔道具用意しないと それと刻印は偽造防止の為に
見えない方が良いよね どうかしら」
アリス
「見えない刻印と刻印を見える様にする 魔道具の開発しないといけませんわ
ホーネット伯爵家として 正式にこの仕事受けさせましょう」
「皆さん 家に一緒に来て頂きたいですわ 一緒にお父様を
口説き落としましょう」
「アハハ アリスもそうゆう事言うとはねー」
「他に意見は無いかなぁー」
今の所は無いようなので
「明日 アリスの実家に行ってから セレスの商会に行くよぉー いいよね」
皆 頷いてくれた
「夕食の食材のストック さっき見たのだけど 9人分には足りないのよねー」
「だから 食べに行かない?」
食べに行くとなると、何時もより短い時間で酒場に着き食べ始めた
「さっき言った通り 明日は用事があるからねー ムフフ」
聞いた途端に 《おやすみなさい》 と言って全員宿に行って寝てしまった
取り残されたリーナは
「何だか 張り合いがないよぉー」
暫く1人で食べていたが
「あぁー つまらないし美味しくなーい もう寝よ」
翌日、リーナが一番遅く起きて来て、テーブル席には朝食が用意され
8人は座って待っていた
リーナは用意されているのを見て
「わたしは 酷いリーダーだったね ごめんなさい」
頭を下げて謝っていた
アリス
「どうして 謝っているのですか」
「少し寝坊しただけで 容赦のない起こし方して 無意識にリーダーだから
指示に従えと言う態度を取り 気が付いたらみんな居なくなっていた」
「自分で 上下関係が無いのがライラックって言っていたのに 実際は
他のパーティと同じ事していたんだよねー」
カズト
「リーナ 予定が有るのに起きない俺達が悪い 昨日リーナは
まだ食べているのに 全員個室を出たのは 俺達が悪かった」
《ごめんなさい》
「それとリーナ 俺達は冒険者だよな 一番優先にする事は リズの成長を
促して目標を達成する事だろう」
「今打合せしている事は 後1回だけ合同打合せしたら ホーネット伯爵と
クーベルタン商会に 丸投げしてしまえ」
「それとリズは剣聖が++になったのだから 感覚遮断と組み走りの習得を
させないとな」
「その前に魔力停止を覚えて貰わないと リズ これは魔国の鞭対策で
ライラックは全員出来るからな」
ーーーリーナは後ろから付いて来て サポートするタイプだから リーダーとして
ーーーみんなを引っ張って行くのは 本来は苦手だからなー
「リーナはリーナ 今まで通りで良いんだよ だから 謝らないでくれ」
リーナは小声で
「みんなー こんなリーダーで嫌でないの」
「前にも言ったよな 全員変わっていないからな」
俯いていた顔を上げて
「王国歴161年2月中に さっきカズトの言った事を リズに覚えてもらい
カズト以外 全員でスキルを☆に昇華を 目指します」
「わたしの がさつで おっちょっこちょいの性格は 治らない と 思う
だから みんなの力を わたしに貸して下さい お願いします」
頭を下げていた
《当たり前何を今さら》 みんな口々に言っていた
エルヴィスにギルド会議室を借りる話を決めてから、伯爵とクーベルタン店主に
合同会議の話をして、リズ経由で王宮法務官の派遣を依頼した
合同会議の当日、エルヴィスにも出席を頼んでから、会議室に関係者は集まり
一通りの挨拶の後議題について、打合せと擦り合わせが始まる
リーナ
「わたしから 考えた事を話します 雑談でアルフ印の印章は ライラック印の
印章にしてデザインは ライラックの封蝋と同じにします」
「最初は武器に 印章を刻印したのを 品質を保証した 練習用武器として販売
刻印は年と商会に納入した順の番号の組み合わせ」
紙に例を書いた
「160-0001はね 王国歴160年 クーベルタン商会に納入された順
0001番目 て感じで考えてみました」
「次の年になったら 161-0001から始めれば良いと思います」
「印章は柄でも良いけど 番号は刀身に見えない様に書き込む 書き込みは
クーベルタン商会の魔道具でして 読み取りの魔道具は 協力店と支店のみ」
「修理と壊れた武器の下取りの時 クーベルタン商会で販売した物か魔道具で
調べれば 偽物は排除出来るでしょ」
アリス
「魔道具に関しては わたくしの実家ホーネット伯爵家が 協力すると思います
お父様 魔道具で協力して貰えませんか」
「クーベルタン商会と協力して作られた 刻印と読み取りの魔道具に
ホーネット魔道具とするのです 使われる限り伯爵家の名前は残ります」
「クーベルタン商会のみ刻印、協力店と支店に販売する時に、税金を支払う
計算もやり易くなるかと思います どうでしょうか お父様」
伯爵
「娘から 依頼されたら断れないだろう リーナの言った刻印の魔道具 他の物
にも使えそうだな クーベルタン商会と色々話したいな」
クーベルタン
「ホーネット伯爵 後で細かく打合せをしましょう」
カズト
「ホーネット伯爵もクーベルタン商会も 誠実な方々 法務官の方も当然誠実に
仕事されるはずです 王立騎士団シリル・ダルレの顛末 王宮の方々なら
知っているはず」
「それとライラックは 今全員居ます 当然アイリーン エクルストン殿下も
この打合せに出席していますから・・・ この意味は解るよな」
カズトは暗に、職務怠慢すれば陛下に筒抜けだと、クギを刺しておいた
アリス
「法務官の方には 模造品を取り締まる法律を 陛下と打ち合わせて作成して
下さい 必要ならホーネット伯爵家当主を王宮に召集されて 話し合い
して下さい お父様宜しいですわよね?」
伯爵
「勿論だ 娘の頼みだし この話 不謹慎かもしれないが 面白そう
だからな」
笑いながら話すのを見て
法務官は会議に参加している方が、全員陛下と直接間接に関係の有る
お偉い方々だと気が付いて、青い顔をして話を聞いていた
リーナ
「エルヴィスさん ライラックは本来の冒険者として 鍛錬を始める予定に
しています」
「2月中まで 討伐依頼は休止しますので 宜しくお願いします」
エルヴィス
「ライラックは王都に居るのか」
リーナ
「勿論 わたしの家で鍛錬しています だから用事が有る時は来て下さい」
「今回の件 ホーネット伯爵様とクーベルタン商会様に 全て任せて
宜しいでしょうか」
伯爵
「要約すると丸投げしたいのか?」
リーナ
「はい アイリーン エクルストン殿下の残りの年数が 後4年ですので
それまでに全ての事を 終わらせたいのです」
伯爵
「殿下との約束は絶対に違えてはならない クーベルタン殿 わたし達で
この件やり遂げたいと思うが どうだろうか」
「閣下 勿論 賛成です」
伯爵
「ライラックの皆さん 安心して約束を果たしなさい」
ライラックは立ち上がり 《配慮して戴き ありがとうございます》
深々と礼をして着席し、雑談をしてからギルドを後にした
食料を大量に買い込んで、リーナ邸に戻り食事を取りながら
「今から リズに魔力操作の訓練をして 鞭に対抗する方法を覚えて
貰います」
「みんなには 何時も攻撃されると スチールスキンかスチールガードが
自動発動って言っているけれど」
「4人ライラックの時 普通のSランク冒険者だと どうなるかわたしは
魔力操作で魔力をとめてから 鞭で打たれて蚯蚓腫れになって
見せたよね でも使い道まずないから ね」
「言われて見れば そうだったな リーナの腕痛々しい状態だったと
覚えている」
アリス
「リーナは自身を使って見せて 鞭の脅威を教えて下さったのですわ
その節は ありがとうございました」
アルフ
「献身的なリーナに 感謝の 一言」
「余談はこれまでにして リズわたしが教えた魔力循環を 一部回さない様に
してみて」
リズは1ヶ月と少しで、鞭の攻撃を防げるようになり
直ぐに感覚遮断を覚えてもらう為、リズにカズトは心を繋ごうとしたが
リズの心が、かなり抵抗していて繋がらなかった
「今日は リズの感覚遮断はおしまいにするねー みんなは食事の用意して
わたしはカズトと 込み入った打合せしますので よろしく」
「カズトー わたしの部屋に来て どんな状態だったか 教えてねー」
2人は出て行き、他の仲間は食事の用意を始めた
リーナの部屋で、カズトは悲しそうな顔をして
「リーナ みんなに教えた様にしたのだけど 俺はリズに嫌われているようだ
どうしても入れない」
「知らないうちに 俺は気に障る事したのかな」
「リズに聞いてくる カズトは疲れている様だから 部屋で休んでいてね」
そう言い残して部屋を出て行き、カズトも自分の部屋に向かう
リーナが食堂に戻ると、リズはまだいたので
「リズー わたしの部屋に来て」
座らせてから
「リズは どうしてカズトを拒否したの」
もじもじしながら、顔を寄せて来て
「カズトに手を包み込まれた時 意識が飛んでしまったの」
真っ赤になって言う
ーーーこれは カズトに好意を と 言うより 完全に恋をした
ーーー乙女の顔ですねー
ーーー困ったなー
「リズ 今の事はどうしてもカズトだけには 話をしないと無理っぽい」
「カズトは 知らないうちにリズの気に障る事したと 思い込んでいるの」
「カズトの感覚遮断の方法を わたしが出来る様に 教えて貰おうと
思っている だからもう少し待っててね」
「ありがとうございます」
リズは食堂に戻り、リーナはカズトの部屋を尋ねて
「リズから聞いたよ 理由はカズトに好意を持ったからだって」
「えぇー 好意って 好きになったの」
「そうとも言う」
カズトは頭を抱えて唸っていた
「わたしにもカズトの様に 感覚遮断の方法を教える事が 出来ないかなー」
「俺に念話を送れるのだから 可能性は有るな やってみよう」
「それと みんなの誤解を生まない様に 食堂でやるぞ」
「誤解って 何」
「リーナ 俺の部屋で 教えたらみんな どう 思う? まず
いちゃいちゃして 何していると思うよな ここまで言えば分かるだろう」
やっと理解したリーナは顔を真っ赤にしていた
「リーナ 食事してから感覚遮断の練習しよう」
と言って2人は食堂に向かった
「みんなー 食事しながら聞いてー カズトから感覚遮断の方法を教わろうと
思うので わたしが出来る様になるまで リズはみんなと普通の鍛錬してねー」
食後、カズトとリーナはテーブルの端に行き、リーナがカズトの手を
包み込んで目を瞑り、始めたのだが
カズト
ーーー何となく感じるが 弱いなぁー
ーーーおっ リーナの心来たな 神経と痛点のイメージも出来ている
突然イメージが無くなり、目を開けてるとリーナは倒れていた
直ぐに鑑定すると、魔力最大値が3000有るはずなのに、100しか
無かった
「リーナが死にかけている エクストラヒールをしてみる」
1回使って回復を試みて鑑定したら、120と表示された
「リーナは確かに回復はするが 1回で20しか回復しない 俺は付きっきりで
回復し続ける」
「アリスとミシェル リーナが回復するまで ライラックを頼む それと
マナポーションと大量の食事を リーナの部屋に用意してくれ 俺の魔力
回復用だから お願いする」
カズトはリーナをお姫様抱っこして、ベッドに寝かせてから、手を優しく
包み込み回復魔法を掛け続けていた
ーーーリーナ ごめんな 少し考えれば分かったはずなのに
ーーー死なないでくれ 13歳の悪夢の再来には 耐えられない
大量の料理とマナポーションが毎日運び込まれ、全てカズトは食べて使って
リーナの回復をしていた
3日後、リーナの部屋がら出て食堂に来て
「リーナは 魔力最大値2500まで回復したよ 後は普通の介護してあげてくれ
俺は少し休むな」
カズトは自室に戻り横になったが、その日は部屋から出て来なかった
気が付いて、リーナの部屋に行く前に食堂に向かう
「おはよう 俺どのくらい寝ていたかなー」
アリス
「2日ですわよ カズト沢山食べてくださいね」
カズトの前に山盛りの料理が出てきた
「アリス リーナの様子はどうだった」
「大丈夫ですわ もうそろそろ起きて来るはず」
ーーー食べ終わったら 誰かと一緒にリーナを 見舞いに行こう
リーナが食堂に入って来て、カズトは傍に行き土下座をし
「俺がもっと良く考えて行動すれば こんな事に成らなかった
危うくリーナを殺すところだった ごめん」
「カズトのせいではないよ わたしが頼んだの だから わたしの責任」
「みんなー カズトに責任は無いからねー」
みんなで食事してから
「リズー 食べ終わったら わたしの部屋に来て」
リーナは食堂を出て行き、暫くしてリズも出て行った
「何が起こったか説明するな リーナは感覚遮断を教える方法を覚える為
俺に心を繋いだ 成功してリーナの心を通して 鞭の様な神経と赤い光が点滅が
見えた途端に 繋がりが切れた」
「リーナには維持をする魔力が 足りなかったのが原因 俺が少し考えれば
判る事だったのだ 皆に心配かけて ごめん」
「感覚遮断は スキルが昇華しないと無理なのは判ったが リズの心が俺を
受け入れてくれないと もう何も出来なくなる」
今後リズの指導をどうしたものか、みんなは考え込んでいた
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リーナとリズは、向かい合って座り
「カズトの代わりに 私が出来る様にと思い 試したが大失敗 わたし達は
今のレベルから更に昇華する予定だよ」
「リズー 今の貴女の立場だと カズトを好きになっても その気持ちは完璧に
封印ね」
「やがて王位を継いで 女王様になりおそらく 他国の王子と結婚されたら
王配を慈しんで愛して大切にして下さい
女神フレイヤ様は絶対に 見ていますから」
「わたくしの未来は 真っ暗って事なのでしょうか・・・」
「良く話を聞いて リズが永遠に王位に居る訳では ないでしょ
王子か王女が 王位を継承すれば 王族との責任は基本終わりだよねー」
「リズが在位中 死に物狂いで善政をして王国民や貴族から 信頼を勝ち取り
歴史に残る女王として 名を残してしまうの」
「王配は召されるまで 大切にして ね」
「責任を全て果たして退位した後は 為政者として努力した結果が 貴族でも
リズを意のままに動かそうとは出来ない 自由になれるよー」
「カズトに好意を持つのは解るけど 感覚遮断の方法を覚えないと
今のままだとリズは 経験を積むだけしか 出来なくなるよー」
「本当に此のままで良いの 良く考えてから返事して 決まったら
食堂に居るから 声かけてねー」
リーナは部屋を出ていった
ーーーリーナの言う通りですわね 努力して克服
ーーー期待されているから 答えを出さないと
リズも食堂に向かい、カズトの傍に行き、話しかけようとした時
「リズ その前に話が有る 庭に行こうか」
2人は出て行き
リーナ
「リズは今大変苦しい状態なの だからそっとしてあげて欲しい」
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庭のベンチに2人で座り
「リズ 俺も 好きだよ・・・ リーナの認めた冒険者仲間として」
暫く間を置き、空を見上げながら
「俺も 初恋が実らなかったんだ」
「リーナが幼馴染なのは知っているよな 村で何時も俺が先頭でリーナを
引っ張って遊んで 剣士や魔法使いごっこしていたよ 将来一緒の仕事をして
つまり冒険者を目指して成功したら 結婚しようと約束していた」
「子供の時の 淡い思い出だった」
「発芽でリーナは 一流冒険者になるのが決定し 俺は精々王国軍下級兵士しか
進む道は無かった」
「ギルド支部で やっとスライム討伐出来る様になった頃 リーナが
Sランク冒険者に 13歳で昇格したのは最速だと 冒険者から聞いた」
「14歳でギルド本部に行き手続きをしていたら リーナと再会し
話をしていて 自信の有る話し方 立ち振る舞いが一流の冒険者のそれで
俺の知っているリーナはもう居ないと知った時 もう手の届かない
人なんだなぁーと思い 俺の初恋は 失恋となり終わった・・・」
また間を置いてから
「リズ いや アイリーン エクルストン 俺は恋愛の対象としては
見る事は出来ない ごめんな」
そう言うとカズトは戻って行き
ーーーわたくしは 振られたのですわね
声を殺しても涙はとめどなく流れ、失恋の痛みに必死に耐えていたが
ーーーあれ でも変ですわね 何故 初恋と失恋の話をしてくれたのだろう
カズトが食堂に来て
「暫らくリズには 何も聞かないで見守っていてくれないか」
ーーーカズトも私と同じ思いなのねー
「みんなー 食料と飲み物を買いに行こう リズに元気になって貰う為
豪華にしようね」
《いいわねー 賛成》等 賛同してくれたので、庭に居たリズに
「リズー 町で食料買いに行くから 留守番宜しくねー」
と言ってから、リーナは自分の剣を渡して、駆けて行った
走りながら
「何故 出がけにリズに リーナの剣を渡したのだ?」
「うーん 私の剣 かなり使い込んでいるの だから 傍に有れば少しは
気休めになるかと思って 只の剣なのに 変だよねー」
気恥ずかしそうに言う
「リズは リーナの優しさに気が付くよ 俺みたいに バカじゃ無いからね」
「カズトはバカじゃ無いよ 誠実で仲間の為に 命を賭けれるのだから」
フォーメーション走りしていても、基本体力値が高い仲間には、最後尾の
会話は全て聞こえていた
ミシェル
ーーーこの何気ない気配りは 私には出来ませんねー
其々が、色々と考えながら商店街に着いて、良品ばかり大量に買い込むと
毎度お馴染みの嘆きの声が、怨嗟の様になっていた
リーナ邸に着いた時大分日が落ちていたが、リズは剣を抱いて座っている
「カズトー わたしの買ったの持っていってくれる リズと話したいから」
カズトはリーナの荷物を持って、食堂に向かいリーナはリズの隣に行くと
リズは立ち上がって
「リーナ わたくしは覚悟が足りなくて 皆さんに迷惑を掛けました
すみません 改めてわたくしを鍛えて下さい お願いします」
頭を下げてから
「言葉では無く行動で示します 食後カズトに 感覚遮断を指導して貰います
此処から始まると思いますので」
リーナは真剣にリズの目を見つめてから
「今までは スキルのアンバランス調整を 主に考えた鍛錬したけど
冒険者の護衛の依頼でも 野盗に襲われて人を殺す場合も 当然有るよねー」
「ライラックは 民の為に冒険者をするのが目的だから 今王国で
問題になっている 野盗や盗賊の討伐する事になるよー」
「リズ 冒険者として人を殺す覚悟 有るかなー」
「はい 依頼を受けての事ですから 出来ます」
暫しの沈黙の後
「やはり一緒にスキルの限界を 目指そうよ」
「わたくしが 皆さんに付いて行けるのでしょうか」
「死ぬ気になって 努力するかどうか リズしだいだよ」
「若輩者ですが 指導よろしくお願いいたします」
「リズの気持ちは分かったよー 食事しようねー」
と言いリーナとリズは家に入り
「みんなー 待たせたねー 私も手伝うからいっぱい料理作るよぉー」
フフンフンフンと鼻歌をしながら、みんなと料理を作りテーブルに
これでもかと 並べられていた
《頂きます》と口々に言ってから、食事を始めて
「みんなに報告しますー リズが昇華する事を希望してくれたので
食べた後に感覚遮断の訓練するってー カズトー 宜しくね」
リーナは凄く機嫌よく、モリモリ食べていて
「みんなにも 話をしますねー リズの鍛錬は組み走りを
覚えて貰う事になるよー これが出来ないと昇華出来ないからねー」
食事が終わった頃、カズトはリズの傍の椅子に座り
「リズ食べ終わった様だから 感覚遮断の方法を教えるから 手を出して」
今度はスムーズにカズトはリズの心と繋がり、感覚遮断の仕方を覚えて貰い
リーナ達がしていた、冷たい水に手を入れる方法をして、出来る様になる
「リズは覚えるのが早いなー これなら案外早く組み走りも覚えられるかも」
「リズは出来る子 カズトはおバカ 取り持つリーナは さぁ大変」
「アホな事 また言い出したわな その口が災いを 招かなかったらええのにな」
「後は 明日からねー 朝から何時もの訓練をするよ寝坊はダメだよー ムフ」
「アルフは・・・ ムフフフ」
《ムフとムフフフって何なんだ》と不思議がっていた
ーーーちゃんと 起きないと わたしだけ 特訓かも
リーナはリズにつきっきりで指導し、ついに組み走りが出来るようになり
嬉しそうに食堂にに来て
「みんなー 冒険者として活動始めるから 家の食料全部食べてねー」
数日かけてリーナ邸を管理人に預ける手続きや、王都にいる関係者に冒険者活動
する旨の話をしてから、ギルド本部に向かった




