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第32話 (ライラックの新たな挑戦 3)

 翌日、フリッツ・ボルツマンに、エルフ族の扱いがどうなったか聞くと、

エルフ族は王国が知らなかった種族なので、王都から高位の貴族が来る

との事になっていて、ライラックもその会談に参加する様に要請された


 村人の現況を聞くと、村に戻り再建を始めているとの事で、周辺を騎士団が

敵の野営地が他にあるかどうか調査していて、帝国に繋がる道を発見したので、

封鎖を考えているとの事

 それでライラックがボルツマンにその道の封鎖と、村の再建を手伝う旨話をして

了承して貰った

 わたし達に用事が有る場合は、ギルドマスターに言伝をして貰う様に話して

退室し村に向かう

「みんなー 又勝手に仕事作ってしまい ごめんね」

 ミシェル

「リーナは 魔物に壊された畑や家を そのままにして置けなかったのでしょう

元バラのカオリのメンバーは 農地造成をした事が無いから

良い経験になりますよ」


「良かったな 俺 リーナ ミシェル以外は農民の仕事していて 虫に悩まされて

いたが 今度は魔法で吹っ飛ばしても良いからな」


「カズトー わたしの仲間を虐めちゃだめだよぉー」


「リーナ優しく カズトは意地悪 いつかリーナの 尻の下」


「カズトにも ええ所が有りますよ 男気はめっちゃ有るさかいに」


「俺は口は悪いが 根は優しいからな 全員ピンチになったら

死ぬ気で守るぜ」


「カズトー 二度とわたし達を守る為に 犠牲にさせないから この件が

済んだら 昇華の指導訓練をお願いするからねー」

「でも嬉しい カズトがわたしを遂に超えてくれたのだから」

 リーナは本当に嬉しそうにしていた

 アリス

ーーーカズトが戻って来てから リーナの雰囲気が変わりましたわね

ーーー何故なのかしら・・・

 カズト

ーーー何か俺 気に障る事やっちゃったのかなー

 アルフ

ーーーリーナ カズトが 戻って来てから 浮かれている


 雑談をしながら歩いて行き、近衛師団の駐屯所に着いて責任者に会い

「ボルツマン団長と話をして 抜け道を塞ぐ仕事を受けて来ました

塞ぐ場所を教えて貰えますか」

 責任者

「部下に案内させるから 付いて行って貰えるか」

 森を回り込んだ先の山間に、隠れる様にその道はあり衛兵が見張り

をしていた

 ライラックは、その山道と周りの山々をじっくり眺めてから部下に

「この近辺にライラックは野営します 明日から抜け道を塞ぐ仕事しますねー

責任者にそう報告して下さい」

 野営テントの中で

「みんなー 明日から山道を塞ぐ訳だけど どうゆう風にしたら良いかなー」

 カレン

「アースウォールで道を塞ぎ アースロックを落として補強かしら」


「アースロックの上に 山を崩して埋めてしまいましょ 完全に山肌の様に

 見せかけるちゅうワケや」


「これが出来たら 帝国はもうこの道を 再度使える様にはしないだろうな」


「それじゃ カレンとサラの言った方法で 山道を埋めるって事で良いかな」

 みんな了承してくれたので、簡単な食事を取った後、雑魚寝した


「さぁー 朝だよぉー みんなさっさと起きろー」

 カズトとミシェル以外は、まだ半分寝ぼけている

「リーナ 俺とミシェルは農民出だから 早朝には強いが他の奴は無理だぞー」


「山道をさっさと埋めて 今夜は町でいっぱい食べたいのよぉー」

 リーナ以外は全員呆れた顔してから、苦笑した

「リーナは よっぽどお腹がすいとったのね 初めてやないかな

こないに食べもんに 執着したとはね」

 アリス

「長い間農民に扮していたから この間食べただけでは

足りていなかったですのね」

 アルフ

「わたしも その いっぱい食べたい です」

 ミシェル

「それなら午前中で終わらせて 酒場でたっぷり食べましょう」

 簡単な朝食を取ってから現場に向かい、帝国兵が回り込めない

山肌が切り立った所を探してかなり奥に進んだ

「みんなー 此処ならどうかなー」

 周りを見回して

「ええと思うで 此処を塞がれたら もう道を通す事は 諦めるやろな」


「昨日話し合った通り さっさと塞ぐよー」

 8人が全力の土魔法を使用したので、稜線の高さに近い物が出来た

「出来ましたわね 普通の大魔法使いでは 取り除けない量ですわ」

 ミシェル

「一度ボルツマン 団長に 封鎖した壁を見て貰った方が良いですね」

 カレン

「封鎖した確認はして貰わないと この仕事は終わりにならないですわ」


「直ぐに村に戻って 団長連れてこよぉー」

 村に戻りボルツマン 団長と部下を連れて封鎖した壁の前に立ち

「リーナ達は これを作ったのか」


「はい 完全に封鎖したつもりですけど」


「完璧だよ 封鎖完了報告確かに受け取った」


「わたし達は 町にもどりますねー」


「みんなー 楽しいご飯の時間だよぉー」

 ライラックは走り去って

 団長

ーーーカズトが戻って楽しそうにしているな


 団長を連れて封鎖現場の同行に、時間が取られてエルダには夕方について

酒場の個室に籠り、沢山の食べ物と飲み物を食べながら

「明日は 村の再建の仕事だけど 4人の時の方法でするから 宜しく」

「ミシェル達には 村で方法を教えるからねー」

 8人は、これでもかと思う程食べてから

「あと数日は お腹いっぱい食べたい気分・・・ ゲフ」


「リーナ いくら何でもお下劣ですわよ」


「リーナ何を考えている 俺には分かるぞ 言いたい事が有るのなら

言ってくれ」

 暫く沈黙した後

「今までわたしのスキルが上位だったから みんなを引っ張ってリーダーを

していたけど 全員同格になり更にカズトのスキルがわたし達より 上位に

なったから・・・」

「リーダーをカズトに譲りたい」

 突然の意外な申し出に、7人はあっけに取られた

 カズトは静かに

「リーナはアリスとアルフの気持ちを考えたか 王立職業鍛錬所の時

リーナが友達と認め Sランク冒険者に育てただろう」

「それで3人でライラックを結成し リーダーの役目をしていたよな

その強い絆に 俺は入り込める訳が無いだろう」

「今は全員 お互いに強い絆で結ばれているが 俺がリーダーになる事で

皆の心に さざ波が起こる事は避けたい だからリーダーにはなれないよ」

 暫くして

「わたしがリーダーでないと ダメなの?」


「リーナは言いましたわよね ライラックの冒険者は対等ですと 貴女が

リーダーだから 皆付いて来たのですわ」

「ライラックで冒険者をすると決めましたのもわたくし そのわたくしが

サブリーダーをしていますのは リーナだから」

「ホーネット伯爵家の令嬢は 気に入らない冒険者のリーダーのサブなんて

死んでも致しません」


「わたしは 命を 助けて 貰いました どうしても リーダーを 辞める 

と言うなら 止められない でも リーナの リーダーが 良いです」

 アルフはそれだけ言うと泣いてしまう


「リーナ 農民出身の俺達はどう転んでも アリスやカレンみたいにはなれない

だからもっと気楽にリーダーをすれば良いんだよ」

「今日のリーナはかなり素が出ていたよ それで良いと思う」


「昔 友達になる時 がさつ者だけどいいかな って良く言っていましたわね

リーダーになる時も言っていましたし でも引き受けてからは 言わないわね」

「無理していましたのね リーナ 今後は取り繕わなくていいですわ でも

リーダーは受けていて下さい」


「うん 解ったよ」

 頬を叩いてから

「明日から 魔物に荒らされた村の畑を直すのに 付き合ってー いいよね?」

 みんな賛成してくれた

「やはり ライラックは いこごちが良ぅて 楽しいわ」

 全員お腹いっぱい食べたので大人しく就寝し、翌朝元気よく村に向かった

「ミシェル わたし達の農地の作り方をまず見ていて」

 4人で簡単に農地を作り直してしまう

「じゃあ ミシェル達は向こう側で 同じ様にして貰うよ やってみてー」

 農地の再生を始めたが、畑に大穴が開きミシェル達は、土まみれになっていた

余りにも無残なので、リーナ達が傍につきっきりでコツを教えて何とか終わらせた

 カズト

「今の調査依頼が終わったら リーナの事だから今後こうゆう民の為になる

安い依頼をする事が増えると思う」

「それと 昇華の為の訓練も始めるからなー」


 2日かけて農地の整備を終わらせ、更に2日で村人の家の再建も終わりとなり

町に戻ると、ボルツマン近衛師団長より

「明日王都からの貴族が到着すると前触れが来た エルフ族の族長との会談が

開かれるので 期日が決まったら参加して貰いたい」


「ライラックは全員で参加したいのですが 宜しいですか?」


「お前達は俺の部下より強いから 護衛にもうってつけだしな 勿論許可する」

 笑いながら言う、何時もの個室で夕食を食べながら

「俺から言いたい事が有るから 聞いてくれ」

 みんな何かなって顔をしている

「感覚強化値の強化の1つに感覚遮断が有るのは 話した通り それでどうやって

鍛錬するか考えていて 全員叩かれるとスチールスキンが自動で発動してしまう」

「リーナの教えた強化走りから 自然に魔法が使える身体に

なっているから・・・」

「魔力操作と同じく 感覚操作は手足からの感覚が頭に来るイメージをする 

此処から始めよう この鍛錬は何処でも出来るから 食べ終わったら始めよう」

「まず スキルがどうなったか見て貰いたい 誰か俺を鑑定して表示してくれ」

 アリスが鑑定し表示しようとして

「あら どうしてカズトの鑑定が表示されないのかしら」

 みんな驚き6人が俺を鑑定を始めたが

 《えぇー 鑑定出来ない》

「どうゆう事だ 感覚遮断して黒聖女の鑑定誤魔化したと思ったが 見えて

いなかったのかな」

 カズトは暫く不思議そうな顔をして考えていたが

「結果オーライって事にしとくか」

 と言い笑っていた

「さて上位スキルは++までは不完全でも見えていたが 今までの鑑定では

それ以上は見えないらしいな」

「俺が自分の鑑定を 出すから見て欲しい」

「メインスキル サブスキル ++までと違い同時に昇華 ☆が各スキルに

1つ付いたのが証しになる」

「基本能力値 体力強化値 体力耐性値 魔力強化値 魔力耐性値 感覚強化値

賢者値(知能・理解度) 熟練度 の項目で 最初の5つの項目は 昇華しても

変わらない 恐らく身体を使うのは限界なのだろう」

「魔力最大値が新しく項目として見える様になった これはその名の通り」

「感覚強化値 賢者値のうち 感覚強化値を鍛錬すると熟練度に溜まる様だ」

「一通りスキルの説明したから みんなのスキル鑑定して良いかな?」

 《みんな 了承してくれた》

 カズトは1人ずつ鑑定し表示した結果

「みんなの魔力最大値は3000で同じだな 俺のは6000になっている

つまり☆に昇華すると 魔力が倍になり 新しい魔法が使えるみたいだ」


「これからの話は 俺が考えた感覚強化値を鍛錬する方法だ 女神フレイヤ様

より 感覚は全て頭に集まると言われた 氷水に手を入れると冷たいと感じるが

手から頭に信号が伝わって頭で判定しているんだって」

「似ていると思わないか 感覚遮断と魔力遮断は」

 アリス

「魔力遮断は手に送るのを止める 感覚遮断は手から来るのを止める ですか」

 ミシェル

「手を動かすのは 頭からの命令って事になりますと 両方の流れが

有る事になりますね」


「その通り 魔力は心臓から身体中に回すから一方向のみ 感覚は頭に対して

両方向 来るのを止めるのが今回の目的になるぞ イメージは解ったか」

「イメージの訓練は明日からにしよう リーナ皆も疲れていると思うから

今日はもう寝ないか?」

 結局大部屋で雑魚寝して、7人は眠れない様だが俺は直ぐに眠れた

翌日みんな寝不足の顔して、俺がすっきりした様子で起きたら、理不尽に

文句を言われる・・・

 ライラックの正式装備と武装して、駐屯している近衛師団を訪問し

 ボルツマン

「良く来てくれた 会食しながらの会談の予定だ エルフ族長の緊張を

取る意味もある」

「ライラックは武装解除しなくて宜しい まだ何が起こるか分からないので」

「会談の用意が出来るまで この部屋で待機して貰いたい 中に飲み物と

お菓子を用意してある」

 呼ばれたので会議室に赴くと、王立近衛師団フリッツ・ボルツマン

王立騎士団シリル・ダルレ、ギルド本部長エルヴィス・ドランスフィールド

エルフ族長の夫妻と娘が着席していた

 エルフ夫妻がわたし達に気が付くと、駆け寄って来て手を握り感謝とお礼を

してくれた

 侍従に案内されライラックも席につき、貴族が入室するので立ち上がり

その人物を見たら、第一皇女アイリーン・エクルストン殿下で慌てて

臣下の礼を取った

 エクルストン殿下

「みなさん着席をして下さい わたくしは堅苦しいのは好きでは有りません

忌憚なき意見を言って頂きたいので よろしくお願いします」

「それとわたくしの事は アイリーンと呼んで下さいね」

 にこっと笑って話された

 アリス

ーーー驚きましたわ 殿下とは暗殺未遂の時 お会いしていましたけれど

ーーーお話はしていませんでしたから 此処までフランクにお話しされるとは

 アイリーン殿下

「最初に帝国兵について お話しして頂けますか」

 リーナ達が何故エルダ町居たかは、ドランスフィールドより辺境の調査依頼を

受けていて、フュッセン村の民の手助けしながら怪奇現象を調べていたら、

帝国が居て、その時魔物に襲われていたエルフ族を救出したと話す

 アイリーン殿下

「経緯は解りましたわ 問題は今まで王国が知らないエルフ族の

扱いについてです」

 リーナは手を上げて、殿下の許可を取り

「お願いが有ります アイリーン殿下 出来ましたらエルフ族は今まで通り

フュッセン村の傍に有る森で ひっそりと暮らせるように配慮して貰えませんか」

 アイリーン殿下

「何か理由が有りそうですわね 詳しく話を聞かせて貰えますか」

 リーナ

「はい エルフは種族スキルで植物の成長を促進する事が出来るのです

大っぴらになると 王国民の中に利用しようとする輩が必ず出て来ます

また不幸の連鎖が起きてしまうから だから森を王家直轄地とし

今まで通り住んで生活をして貰いたいのです」


「まだエルフ族長とは話をしていないのですが 畑で作物が不作の時

王立近衛師団護衛の下 現地に赴いて貰い作物の活性化をして貰うのです

どうでしょうか アイリーン殿下」

 アイリーン殿下

「族長殿 リーナ フローリアからの 農業の指導と引き換えに王国の直轄地に

なる事で エルフ族の自治と安全を受けると言う 申し出を受けますか」

「急な提案ですのでみなさん 少し休憩としましょう 午後に

開催する事にします」


 アイリーン殿下が退室する時、ライラックは再び臣下の礼を取り見送り

 侍従に町で食事する旨伝えて、酒場の個室で何時もの様に大量に食べ始め

「エルフ族の今後について アイリーン殿下にあのような提案出したけれど

大丈夫だったかなー」


「リーナの提案はまっとうな物です だから問題はないですわ」


「でも 俺の直感がこのまま終わらない 感じがしているけれど

皆はどうだ」

 暫く皆目を瞑り

「確かに スッキリと 終わらない 予感がする」

 ミシェル

「どうも ライラックとアイリーン殿下の間に 問題が出るかも」


「前みたいに 国に仕えろって言われたら 共和国に逃亡考えんと

あきまへんな」

 そんな話をしていたら、戻る時間になったので会議室に入り


 アイリーン殿下

「族長殿 こちら側の提案を受けて頂けますか 勿論強制では

有りませんから 受けなくても宜しいのですが

王家直轄地にはしませんので 今まで通りの生活となります」


 エルフ族長

「王国と帝国の方々に 我々の事は知られてしまった 帝国は

まだ諦めてはいないだろう 其れならば手を差し伸べてくれた

王国の申し出を受けるべきだな」

「アイリーン殿下の 申し出を謹んでお受けいたします」

 話が纏まったのを見ていたリーナは、微笑んでいた


「エルフ族長夫妻と娘さんは 控室にてわたし達の文官と細かな調整と

締結内容を決めて下さい」


 近衛師団と騎士団の兵士とエルフ族は、侍従と一緒に退室し会議室に

残ったのは、アイリーン殿下、ライラック、フリッツ・ボルツマン

シリル・ダルレ、エルヴィス・ドランスフィールドの12名だけが残り


 アイリーン殿下

「此処からは プライベートの話になりますわよ リーナ カズト アリス

アルフヒルドは21歳 ミシェル カレン セレスティーヌ サラは

25歳 全員結婚適齢期ですわ 王国中の貴族から ライラック全員に

大量のお見合いの申し込みが 来ていますのよねー」


 ライラックは全員コケまくり

「アイリーン殿下 ホーネット伯爵家からの依頼で アリスのお見合いも

有るのでしょうか」

 殿下は書類を見て

「ホーネット伯爵家からの依頼は・・・ 来ておりませんね」


「アリスー 良かったねー もし依頼していたら 伯爵家の

庭園を更地にするだけで無く 邸宅も無くなったものねー」

 リーナは笑いながら言うが

「リーナ笑い事では有りませんわよ アイリーン殿下のお話しだと 全員ですよ」


「アイリーン殿下 先程全員と言われていましたが 俺もですか」

 書類を見ながら

「そうですわね カズト アースウッドにも お見合い話が複数の貴族から

来ていますわね」

 全員頭を抱えて唸っている


 アリス

「アイリーン殿下 いきなり全員のお見合いの話で 混乱しておりますので

今日はこの話は此処までにして下さい」


「確かに今お見合いを する しない の判断するのは無理ですわね

良ろしいでしょう 明後日に答えを聞かせて下さいな」

 殿下は可愛く笑っていた


 何時もの個室に大量の料理を注文してから

「どうするの お見合いの話し 受けるか受けんかも決めへんと

いけまへんし」

 カズト

「言い出して来た相手が悪すぎる アイリーン殿下だからなー」

 リーナ

「前にカズトが言っていた 問題がこんなに早く来るとは」

 食事が来たので食べていたのに、リーナは食べずに考え込んでいる

「みんなー 本当の意味でわたしと同列になる?」


「どうゆう意味の同列なの わたくしには意味が分からないですわ」

 リーナは恥ずかしそうに

「あのね 全員カズトの許嫁にならない」


《はぁー》

 リーナの爆弾発言に、皆固まった

「おいリーナ 何て事言い出すのだ 危うく食べた物 吹き出す所だったぞ」


「こないに驚いた事は無いですわ 何でそないなことを 言いますの」

 口々に言いそうになったのをリーナは止めて

「わたしね カズトが死にかけた時 わたしだけが心を繋げられたでしょ

あれから わたしの感覚が更に鋭くなって カズトのは解らないけど

みんなの気持ちが ぼんやりと解る様になった」


 暫く沈黙した後

「つまり みんなカズトを好きって言う事が ね」

 再度の爆弾発言で固まってから、全員顔が真っ赤になり、俯いてしまう


「最初はアリスね 黒聖女事件の時に好きになったけれど その心を

封印してたみたいね」

 アリスは更に耳まで赤くして、唸っていた


「アルフ ミシェル カレン セレス サラはカズトが死にかけて

戻って来てから 好意から好きになったみたい」

 また沈黙した後


「わたしはね 結婚するなら 本当に好きな人とが良いと思っているの」

「お見合い話を持って来たのが アイリーン殿下では断る事は難しい」

「そして 確実に必ずライラックは解散されるよ そして好きでも無い

相手と添い遂げて カズトが前に言ってた通りになる」

「恐らく30年も一緒にいると 歳を取らないから 化け物扱いされて

最悪スキルの秘密を・・・ 白状させられる かもしれない」

「わたしは 不幸にする為に みんなに指導鍛えたつもりはないよ わたしは

カズトの事好きだよ みんなも好きだと解ったから 全員結婚の事を考えても

良いと思った」

 言ったリーナも顔を赤くして俯いてしまう


「みんな 俺の事 本当に好きなのか? 男だから好いてくれるのは嬉しい

のだが・・・1人ずつ聞くぞ」

「まずアリス 本当に好きか」

 真っ赤な顔を上げて頷いて、5人に聞いて行ったら

みな好きだと言ってくれた、カズトが長考した後

「ライラックは有名だから こうなったら大々的に 俺との合同婚約式を

行わないか 全員婚約してしまえば 陛下もアイリーン殿下も

干渉出来ないし どうだろ」

 カズトからの爆弾発言で、7人はまた固まったが、カズトのお腹が

盛大に鳴ったので、更に注文して食べ始めた

 翌日の夜まで食べながら、話し合いをして結論を出して眠る

 当日になったので、会議室に入り他の出席者を待ち、3人が着席してから

アイリーン殿下が入室された

 殿下はニコニコしながら、テーブルの上にお見合い相手の書類を並べながら

「ライラックの皆さん 王宮が吟味した貴族の子弟と淑女ですから どれを

選んでも間違いは有りませんわよ」

 フリッツ・ボルツマン、シリル・ダルレ、エルヴィス・ドランスフィールド

達は、紅茶を飲みお菓子を摘まんで、誰がライラックと一緒になるか、談笑を

していた

 リーナは立ち上がり、少し大きな声で

「この席をお借りしまして発表します リーナ アリス アルフ ミシェル

カレン セレス サラは この度カズトと婚約しましたので 報告致します」

「合同婚約式を近いうち執り行い 合同結婚式は来年以降を予定をしております

是非出席して戴きたいと思います」

 リーナは着席して、紅茶を飲みお菓子を摘まんで、リラックスした顔をしていた

 殿下はペンを落として唖然となり、紅茶を吹き出す者、ひっくり返す者

お菓子を詰まらせて咳き込む者、普段では考えられない状態になり


 エルヴィスが最初に

「リーナ 何を言っているのだ アイリーン殿下の お見合いのお話は

とても好条件なのだぞ 理由を聞かしてくれ」


 アリス

「わたくしが説明致しますわね 貴族の方と結婚しますと冒険者稼業を

辞める必要が出ますわ 良くて王立近衛師団の士官しか わたくし達の力を

発揮する事は出来ませんわね」

「しかしわたくし達は 王国民で陛下の臣下と言う立ち位置ですので このお話は

無下に出来ないのですわ ライラックは民の為に冒険者をしていますので

見捨てる事は・・・したくない」

「板挟みになりましたので 解決する為婚約して民の為に働く事にしました」

「因みにカズトの事 全員が好いていた事を 昨日恥ずかしかったけれど

確認しています」

「前回は士官試験の受験命令の時 共和国で活動して 王家の友人と言う

紀章を時期は離れていましたが 2回に分けて全員拝領しました」

「この意味も考えて貰いたいです」


 エルヴィスが手を上げてから

「アイリーン殿下 共和国のギルド本部に ライラックが受け取った

紀章がどの様な物なのか教えて貰いました 紀章は付けて入国すると

国賓待遇になるそうです」

「今はまだ王国で活動すると言うのだから これ以上干渉しない方が

宜しいかと思います」

「知っての通り武力では 押さえつけられないし 共和国に亡命されたら

取り返しのつかない 人的損失になります」


 アイリーン殿下は暫く考えてから

「陛下が説き伏せる事が出来ない者を わたくしでは相手になりません

でしたわね ライラックは冒険者として活動をして下さい お見合いの

話は撤回いたしますわ」

「わたくしとしては この方法なら王立近衛師団に全員引き抜いて

新たな師団が出来ると思いましたのに・・・残念です 諦めますわ」

「冒険者ライラック 民の為に尽くして下さい 合同結婚式には陛下夫妻と

わたくしを必ず招待して下さいね」


 アイリーン殿下は 侍従にお見合いの書類を

片付けさしてから退室した

 フリッツ・ボルツマンとエルヴィス・ドランスフィールドの2人が残り

「俺の事は フリッツで良いから まさか婚約の話 嘘って事は無いよな」

 リーナ

「アイリーン殿下に 嘘をついていたら 不敬罪で死刑になるよ だから

婚約は本当の話だよぉー」

「それとエルヴィス これで依頼は達成したよねー 一応報償金 期待しても

良いよねー」

 笑いながら聞くと

「俺の出した依頼は 達成されたのだが 王宮より王都に来て欲しいとの事だ」


「ライラック 今回 ドタキャン コースかな」


「もっと ええ話しかもしれまへん 期待してみまへんか」

 ボルツマン

「本当に王立近衛師団はライラックを欲しかった 冒険者は実力の世界である

そのトップを走っているからな まさか全員婚約すると言う方法で 殿下の

作戦を回避されるとは 思わなかった」


 2人は退室して、ライラックだけになり

「やっと全部終わった お腹が空いたよぉー みんな食べに行くよー」

 リーナは言うと同時に走って行ってしまい、7人を置いて出て行った

「一昨日から リーナは頭使って説明していたから 糖分が足りなく

なっていましたのねー」

 皆も笑いながら、リーナの後を追いかけて行き、酒場に着いた時リーナは

個室に大量の、食べ物と飲み物に囲まれて、幸せそうな顔をして座っていた

「遅いよぉー 一緒に食べたくて待っていたんだよぉー」

 何時もならもっと酒も飲むのだが、7人はジュースだけにしていた

カズトだけ酔いつぶれて寝てしまい、大部屋に運んで寝かせてから

「今日から昇華の訓練始めよう 二度とカズトが盾にならないようにね」

 7人は夜中までイメージトレーニングしてから就寝した


 翌日ギルド支部に行くと、エルヴィスが居てわたしを見て

「ライラックに依頼を出したいが いいかな」

 了承すると

「依頼内容は アイリーン殿下を護衛して王都に戻るまでだ」


「エルヴィス 殿下の護衛には王立近衛師団がするのではないの?」


「居るのには居るのだが・・・」

 やけに歯切れの悪い物言いに

「なにを隠しているのかなぁー さっさと白状しなさい」

 リーナは笑いながら問いかけて

「そのー フリッツ・ボルツマンと取り巻きの士官が・・・ 全員

腹を壊して唸っているのだよ」

 ライラックは全員大笑いし、涙を流していて

「エルヴィス わたし達は普通の人の2~3人前はペロリと食べるけど

お腹を壊した事はないよぉー」

 リーナはまた笑いだして

 アリス

「リーナ仕方ないですね この依頼は受けときましょう アイリーン殿下の

安全は確保しないといけないですしね」


「王宮まで送り届けられれば 恩を売れるし 報償金も貰えるしな」


「それでは この護衛依頼を受けると言う事で 良いかな」

 《受けよう 良いよ 了 ええですわ 受けましょう》

「エルヴィス 受ける事にしたけど 何時王都に出発するの?」


「情けない事に フリッツ・ボルツマン達 下痢が止まらなくて

動けないそうだ」

 再び涙を流して笑い転げた

「はぁー お腹が痛い 笑わせないでよ なんて弱いお腹かな」

「期限を決めよう 何時までも アイリーン殿下をお待たせする事は

出来ませんからね」

「2日後の早朝出立にしよう それまでに治らなかったら 荷車に放り込んで

出発って事で エルヴィス 王立近衛師団に話を通して下さい ね」

 ライラックは基礎訓練しながら過ごし、2日後になり殿下を護衛しながら

王都に向かう

 60日掛かりやっと王都に着き、アイリーン殿下を無事に王宮に入られて

護衛の任務は終了した

 翌日ギルド本部に行き、エルヴィスの執務室に案内され

「調査依頼は 国選依頼に格上げされた それで報償金の支払いは王宮に

なった事をまず伝えとく」

「当然 王宮の謁見の間で 支払われる事となった だから期待してて

良いと思う」

「アイリーン殿下の護衛依頼の報償金も 同時に支払うそうだ」

「登城する日は追って通達が来るそうだ 連絡の付く所に居てくれ」


 食材を買い込んでから、リーナ邸に戻り食堂兼居間で、感覚遮断の訓練を

始めたが、コツを掴めず7人はかなり悩んでいた


 カズトは暫く考えてから

「2人1組になり 向かい合わせに座ってくれ 相手の手の甲を抓って

痛みを与える方法でやってみてくれ」

「あまり強く抓ると スチールスキンが発動するから 注意してくれ」


 俺はリーナと組んで

「リーナの右手を取り 目を瞑って抓った時の痛みを イメージして

アースウォールを掛ける感じをしてみて 時々場所を変えて抓るからな」

 リーナも イメージが掴めなくて どうしたもんかと考えていて

手で抓っていたら リーナの神経網に意識が飛んで行き、気絶しそうになったが

神経に流れる痛みが見えた

「リーナ 俺の意識がお前の中に入っている様だ 意識を俺に向けて見てくれ」

 暫くして

「太い鞭の様な先に 赤い光が点滅しているのが見える こっちに光が来るのも

見えるよ」


「出来たな 俺を通してリーナの神経と流れが見えたのだよ では 点滅している

手前にアースウォールを掛けて 流れを止めてみて」

 リーナは俺の意識を通して見えているので、直ぐに出来て流れは止まった

「リーナ 今強く抓ったけど痛いか?」


「痛くない これが感覚遮断なの?」


「そうだよ 今見えているのを 見続けていてくれ」

 リーナから意識を抜いてから

「リーナまだ見えているか?」


「うん 見えているよー」


「その感覚を忘れるな もう一度今度は左手を抓るぞ」

 かなり強く抓ってから

「ならさっきと同じ様にして見て どうだ 同じ景色が見えたか?」


「うん 見えたけどかなり痛いよぉー」

 暫くしてから

「出来たよー 今も抓っているよね」


「ああ 抓っている 今もっと強く抓ったぞ どうだ」


「痛くないよー」


「感覚遮断を習得 おめでとう 後は自分で色々試して見てくれ」

 リーナは両手の甲を見て

「カズト 酷いよー 痣になっている」

 カズトはヒールをしてあげて

「これで良いだろう」

 と笑っていた


「みんな聞いてくれ リーナは 今感覚遮断に成功した この方法は

俺と意識の共有するから 心を見られるのが嫌なら しない

イメージを自分で掴むしかないよ 良く考えてから 返事を貰いたい」


 そう言ってから、カズトはまた食事を始めていた、リーナは冷たい水に

氷を入れた桶に手を入れて、嬉々として感覚遮断の練習をしている


 6人は、ごにょごにょ話をしてから

 アリス

「わたくしが代表として 返事を致します カズト アースウッド わたし達

にもイメージの共有訓練を お願い致します」

 6人は立ち上がり、深々とお辞儀をした

 カズトはまだ食べていたが

「感覚の共有は凄く腹が空くんだ 恐らく魔力の消費が桁違いに多いのだろう」

「それじゃ アリス アルフ ミシェル カレン セレス サラの順で良いか?」

 《宜しいですわ 了 宜しく お願いします よろー ええですわ》

「食べるのも限度が有るから 1日2人までとするな」

 食べ終わって暫く休んでから

「アリス 始めようか」

 アリスも問題無く感覚遮断を習得したが、カズトは魔力切れを起こしていた

何とか3日で全員習得してくれたが、カズトは魔力疲労で2日寝込み

 女性陣はその間、かいがいしくお世話していた


 更に1週間後にギルドより登城する様にと連絡があり、虹の衣でライラック

冒険者正式衣装を新調して、当日エルヴィスと一緒に行く

 何回か謁見の間ゃ控室を利用しているので、物怖じはしなかったが

 謁見の間には、高位貴族・王立近衛師団・王立騎士団・王国軍の高官が並び

前回の時より参列者は多い


 玉座に陛下が座り 斜め後ろに王妃が座り 反対側の斜め後ろに

殿下が立っている

ライラックは陛下の前に進み、跪ずいて臣下の礼を取りお言葉を待つ

「顔を上げなさい」

「エルヴィス ドランスフィールドに確認したのだが ライラックは調査依頼で

エルダに行ったそうだな 間違いはないか?」

 リーナはその通りだと返事する

「ライラックの行く所に紛争有か」

 と言い笑っている

 リーナは手を上げてから

「陛下 わたしは そんなつもりで冒険者を している訳では有りません

陛下のお言葉は余りにも酷いです」

 ワザとらしく、泣いたフリをした

「俺まで手玉に取るとはな これではアイリーンも太刀打ちが出来るはず

無いな」


 アイリーン殿下は顔を赤くして下を向いている


「経緯は兎も角 帝国の侵入を阻止し 新たにエルフ族との関係樹立に

努力した事は 王国にとって大変な貢献をした事になる」

「また アイリーンの護衛も完璧にしたと 王立近衛師団団長

フリッツ ボルツマンより報告されている」

「両方の依頼は国選依頼に格上げをする 調査依頼は1人当たり 9000万

護衛依頼は 1000万とする」

 侍従長に促されて、陛下より報償金の目録を1人ずつ受け取り、跪いて

お言葉を待って居た


「アイリーンも画策を巡らして ライラックを王立近衛師団に入団させようと

したが まさか全員 カズト アースウッドの婚約者になるとは

いくらアイリーンでも 恋路の邪魔は出来ないからなぁー」

 また陛下は笑って言う


「リーナ フローリア邸宅の管理修繕を 持ち主が亡くなられるまで

王国が費用を持つとする」


 ライラックにとっては、青天の霹靂、爆弾宣言されたと同じショックを受け

慌ててリーナは、礼儀作法も忘れ、語気も荒く


「陛下それは困ります 辞退します 理由は聞かないで下さい」


 貴族と指揮官達は、困惑してざわついているし、リーナは座り込んで泣いていて

収拾がつかなくなり


 侍従長

「これにて 終了とする」

 これまた礼儀作法に乗っ取らない閉会?宣言をした

 落ち着くまでライラックには控室に居て貰う事となり

「みんなを 結局不幸にしてしまった ごめん」

 土下座して泣いて謝っている

「リーナ 謝らないで下さい 全員不幸だと思っていませんわよ」

 みな、うんうんと頷いている、暫く慰めていたら落ち着いてきたので

侍従に王城を出ると話しをして下城した

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 陛下と殿下は王族専用の応接室に行き、何故こうなったのかを話しし始める

 陛下

「ライラックは何故あれ程 取り乱したのだと思う」

 殿下

「尋常では有りませんでしたわ わたくし達は余りにも ライラックの事を

知らなさすぎだと 思われますわね」

 陛下は侍従を呼び、ライラックと仙人に関する資料を至急持ってくる様に指示

直ぐに資料が来てから

 陛下

「資料によると ライラックはリーナ以外は 発芽儀式の時のスキルは 普通だな

それと カズトに至っては 剣1つ 14歳直前に魔法が発芽したと

記録されている だが リーナは剣聖と大魔法使いで発芽している」

 陛下

「アリス アルフも発芽時のスキルはごく普通 しかしリーナと訓練して13歳で

Sランク冒険者に昇格したと 記録されているな」

 殿下

「確か3人とも最速でSランク昇格したと 当時は話題になっていましたわ」

 陛下

「資料によると カスドはリーナの訓練を受けて 14歳でSランクに昇格

している これも話題になっていたな」

 陛下

「リーナは15歳の時 4人のライラックを結成 王国歴156年 

バラのカオリをライラツクが吸収 弱いとの評判の4人が 共和国の御前試合で

精鋭を全員素手で倒している その時にも王家の友人と言う紀章を

授けられている」

 殿下

「リーナが何時も中心に居ますわね」

 陛下

「アイリーン 禁書庫に有る (陛下 殿下 暗殺未遂事件)と言う報告書が

有るから 一度熟読すると良いぞ ライラックがこの反乱騒動の時 どう

動いていたか 関係者の意見と共に 細かく書き込まれているから」

 殿下は直ぐに読みますと返事をして、陛下は姿勢を正して

 「アイリーン エクルストン 次期女帝になる訳だから 玉座を継ぐ者に今から

王家に伝わる口伝を教える 他言無用 よいか」

 殿下

「アイリーン エクルストン 名前にかけまして 約束を守ります」

 陛下

「王国には 仙人と呼ばれる卓越者が住んでいて 皇族と全ての貴族は仙人に

干渉してはいけないと言う 不文律が存在している」

 殿下

「もし 干渉したらどうなりますの」

 陛下

「皇族を含む全貴族は 粛清の対象となり 秘密裡に刑が執行される」

 殿下

「では玉座に付く者が 干渉した場合は どうなるのでしょうか」

 陛下

「仙人は物凄く勘が良くて 直ぐに陰謀を察知して出国してしまうよ

そして二度と戻って来ない 物凄い人材の損失になるな」

 殿下

「勘が鋭いってのは ライラックと共通していますわね」

 陛下

「それとな ライラックはSランク冒険者としては 余りにも強すぎる

共和国の精鋭を倒し 我が国の王立近衛師団の猛者も手玉に取った」

 殿下

「お父様 なぜ王国にこの様な 不文律が作られたのですか?」

 陛下

「王国が成立の過程は 知っておろうな」

 殿下

「はい わたくしは家庭教師から 教えて頂きましたし 王国民も

10歳からの教育で あらすじは全員知っているはずです」

 陛下

「貴族教育と一般教育では 触れられていない部分が有ってな

王国の樹立には もう1人重要な人物が関わっているのだよ」

「仙人と呼ばれた者だ 初代国王の知恵袋 参謀 戦術 等多岐に渡り

当時敵対していた勢力を 協力して苦しめていたそうだ」

「仙人は 表舞台に立つ事を非常に嫌がっていて 王国樹立後は

国王と会談して 今後現れるだろう仙人も含めて 干渉しない取り決めを

決めたそうだ 多大の功績が有った為 その不文律が作成された 

との事だ」

 殿下

「それでは その不文律を守るための 粛清部隊も 有りますのですか」

 陛下

「そこまで飲み込みが早いと 説明が楽で良いわ 国王直轄部隊で 鴉と言い

普通は国内での他国のスパイの監視が 主な仕事で報告が任務 だから息子の

暴走は把握しきれていなかったのだがな」

「アイリーンが 正式に戴冠式を終えた後 引き継がれる事になる」

 殿下

「お父様 質問が有ります 対象の人物を どうやって仙人と判別されて

いるのでしょうか」

 陛下

「良い質問だ 現在王国には3人仙人が居るのだよ その仙人に対象の人物を

鑑定して貰い 仙人級の存在かどうかを判別して貰う」

 殿下

「ではライラックを 近いうちに鑑定判別する為に 王宮に仙人も来られるとの

事と判断して 宜しいのですわね」

 陛下

「その通り 儂は仙人の招集の手配を 直ぐにして置く」

「それとな 今まで仙人と認定されたのは 全て生産職なのだよ 戦闘職は

1人もいなかった もしライラックが仙人だとすると 王国としての

ライラックの立ち位置 扱い方を 新たに考えないといけないな」

 2人は打合せが終わり、退室しそれぞれの仕事に向かう

------------------------------------------------------------------------------------

 ライラックは帰りがけに、大量の食材と飲み物を買い込んで帰宅すると

直ぐに今後の方針を話し出した

 アリス

「陛下がお話されて リーナが慌てて断った時 みなさん見えたのでしょう

リーナが前に予測していた未来が」

 全員見えたと言い、リーナが憔悴してしまうのも無理は無いと思っていた

「俺からも話したい 直ぐに王宮からの招集は無いと思うが 絶対にその時は

来る だからそれまでに 感覚遮断を利用して感覚強化値の鍛錬をしたいと思う」

「リーナはその方法解るよな」


「強化走りに 感覚遮断を組み込む事かなー」


「その通り 最初もっと惨い方法の訓練になるかと思っていたが みんなは

防衛魔法を自動で使えるから 手や脚を切断しての訓練は

出来なくてなー アハハ」


「笑い事では有りませんわ」

 みんな青い顔をして聞いている

 カズトはアリスを見ながら

「さて みんなはもう感覚遮断は直ぐに出来るよな もし出来ないなんて言う

ヘタレが居たら 辛くて惨い訓練するからなぁー ムフフ」


「誰がヘタレですって カズト修練場に出ろ」

 アリスは真っ赤になって怒っていたが

「アリスー 怒らないでカズトはわたしを励ます為に 敢えて煽って

元気つけようとしたの 全てわたしの 浅はかさが招いた事 でもね

わたし前を向いて行くねー」


「雨降って地固まる かな」


「まず 手の感覚遮断をイメージを見ないで 出来る様にしよう」

 朝から晩まで居間に籠って練習していたが、カズトのお腹が盛大に鳴った

「カズトー みんな集中して練習しているのに よくもジャマばっかりするね」


「リーナ 俺昇華したせいか 凄くお腹が空くんだよー」


「はぁー 仕方ないなー お昼ご飯にしよう」

 テキパキと用意して、大量に有った食べ物は綺麗になくなり

「みんなー 練習して出来る様に成ろうねー」

 其れからは、依頼は受けずに午前中は通常の鍛錬し、昼食後は感覚遮断の練習

して暮らしていた

「イメージを見ないで 感覚遮断を左右の手で 出来る様になったから 今日は

足で同じ事するから」

 何時も練習していると、夕方になると必ずカズトのお腹が鳴る様になった

「正確な腹時計やな 良い仕事しとりますなー」

 サラの言いように、みんな笑っている

 強化歩行と感覚遮断を、組み合わせて歩き始めて2週間、遂に強化走りとして

出来る様に全員なり

 その日は酒場に行き、個室で宴をして久しぶりに大部屋で雑魚寝した

翌日、強化走りと感覚遮断の走り方を、組み走りと命名しスピードを上げる

練習していた時、ギルド本部より呼び出しがかかった


 エルヴィスに面会を求め執務室に入ると

「謁見式から もう1ヶ月位になるか その間1度もクエストを受けに ギルドに

顔も出していない様だったから 招集を掛けたのだよ」

 何も言わないで居ると

「はぁー 陛下のお言葉に原因は有ると思うが 不敬罪で断罪される可能性も

有るのだが 何が原因だったのか?」

 アリスが話そうとしたのを手で止めて

「陛下の前で話した通り 理由は話しません 断罪されるならライラックは

このまま他国に亡命します そして何が有っても王国には死んでも戻りません」

「まだ断罪され死刑になる予感はしませんので 王都に居ますが・・・」

「この感覚は全員持っていますから 注意して貰いたいです」


ーーーダメだ 俺ではリーナの心の内は 図りしえないって事か


「はぁー では本題に入ろう 陛下と殿下が 謁見式の時について話し合いたい

との申し出が有り 明日ライラック全員登城してとの お達しが有った」

「非公式会談と王宮より連絡が有り 急で悪いのだか 会談を受けてくれないか」

 リーナからカズトに念話で話をし、カズトから全員に念話する事で

意見の統一を図っていた


 エルヴィスから見ると、急に黙り込んでいる様にしか見えていない

少しの沈黙の後

「エルヴィス ドランスフィールドさん 明日の会談の話をお受けします

その様に王宮に話されて結構です」


ーーー言葉がキツイ あぁー リーナかなり機嫌が悪いな


「それでは 王城 南正門に午前10時に訪問してくれ これで

私からの用件は終わりだ」

 ライラックはそのまま退室して行き


ーーー明日の会談 無事に済むと良いのだか・・・


 一度レーナ邸に戻り、今後の話し合いを始めた

「みんなー 明日の会談が決裂した場合 全員で共和国に亡命する事で

いいかなー」

 皆 賛成してくれ

「それでね 最悪もしバラバラになり 1人になったら多勢に無勢で確実に

死ぬ だから みんなで ヴァルハラに行こうと思う」

「今度 もしアルフやサラが犠牲になったら スキルの秘密を教えた為の

不幸なのだから わたしの心はもう持たない」

 アリス

「カズトが 最初にわたし達を守る為に確実に死にますわね 折角婚約

しましたのに 未亡人? わたくしはリーナと共に旅立つとしますわ」

 リーナとアリスの話を聞いて、それぞれが覚悟を決めていた


翌日指定された時間に南正門に着いた時、何故か武器を預ける事が無く

控室に通されてから、応接室に通されて驚いた

何故なら 目上の人が先に居た事に


「陛下 殿下 謁見式での無礼 誠に申し訳ございません」

 臣下の礼を取り謝罪を全員がした

 陛下

「この応接室は 王族と王族専用の侍従と次女しか入れない 部屋だ」

「だから フランクに話すからその積もりて居てくれ」

「わたしも 娘も ライラックの事を 知らなかった事からこの様な事態に

なったと思ってな  王子の反乱について詳細に調べてみた」


 陛下

ーーーライラックを不敬罪で断罪するか ライラックから殺気が

ーーー漏れ出してきた

 殺気を感じた殿下は

ーーーお父様 ライラックを罰しては成りませんわ 英雄 ですよ

ーーー王国の大切な者達ちですわ

 陛下

ーーーそうか 娘の反対を押し切ってする程の 不敬では無いから

ーーー不問とするか

 殺気が少し弱くなり 少しの間沈黙してから


「やはりそうか リーナ達はとても感受性が高く 今わたしがライラックを

罰する事を考えてるのを辞めたから 殺気を抑えてくれた様だ」

「冒険者は 魔物を察知し殺気を感知する事に 長けていないと一流とは

言えない この感覚が強くなると予知に近くなるのだろう」

「1つの疑問は今解消された 今日はある人物と会って貰い 色々と会話を

して貰う為に呼んだのだよ」

 1人の男性が入って来て、ライラックと相対した時、カズトが前に出て

仲間を庇う位置に立った

 男性は

「僕は クリスティアン カンナスコルピ クリスと呼んで下さい」

 ライラックも全員自己紹介をしてから

 カズトは念話で全員に、クリスを鑑定しろっと言ってきて

鑑定しようとした時

「ほう 念話と鑑定が使えるのか 私も鑑定は使えるよ でもカズトさんは

読めない 珍しい現象だ」

 ライラックは全員凄まじい殺気を放ち 陛下と殿下は後ろに下がってしまう

 クリスは飄々とし

「ライラックの皆さん そんなに強い殺気を 放たないでよー」


 逆に更に殺気が強く成り、平民だと失禁して気絶するレベルで、扉の外で

誰かが倒れる音がした

「鑑定したいのなら 僕のスキル良く見てよ 大賢者だよ

戦闘能力皆無だから・・・」

 ライラックは鑑定して、納得して殺気を消した

 リーナ達全員、陛下と殿下のもとに行き、臣下の礼を取り、殺気を放った事の

謝罪をし、陛下より席に着くように勧められた

 アリス

「陛下 今回の会談の説明をして貰いませんか」

 陛下

「謁見式の時 儂の言葉でリーナの取り乱し 何故そうなったかを

考えていて ある事を思い出し 王子派反乱の報告書を詳しく読んでいて

リーナの取り乱した行動した意味の 確認をしたくて彼を呼んだ」

「クリスティアン カンナスコルピは 王国に居る仙人の1人だ」


「陛下はライラックとクリスさんを 引き合わせて 何をなさろうと

していますの」

 陛下

「ライラックが仙人の資格を持つ者か 調べる為だ」

 アリスは語気を強くして

「わたし達が仙人だとしたら 国の為に隷属させる つもりでしょうか」

「王立近衛師団か王立騎士団の士官候補試験を2度勧めて来ましたのは

ライラックを解体して 指揮下にしたかったから・・・ ですよね?」

「今の所 わたし達はその気配は感じませんが もし王国と敵対した場合

王国軍と戦う事になります そう成りましたら ライラック全員

ヴァルハラに旅立ちする覚悟でいます」

 陛下は慌てて

「隷属では無い 逆だよ」

 殿下

「リーナさん わたくし達は いえ 王国には仙人に 干渉しては

ならないと言う 不文律が有ります」

 それから王国の創生秘話の話しを聞いて、ライラックは納得した

 クリス

「僕は 幼い頃 女神フレイヤ様から 王国を見守ってと神託を

受けています」

 ライラック全員この発言に驚いていた

「僕は 最上位称号スキルに +か++が付いた人は 超越者だと思っている

そして超越者は 女神フレイヤ様の神託を受けた者だとも 思っているが

君たちは そうでないのかな?」


「陛下 あまりにも突飛な質問なので わたし達は話し合いする必要が

有ります 休息を取りませんか」

 陛下

「そうだな ライラックには別室に案内させて 昼食を食べて貰うとしよう」

 陛下は控えていた次女を呼び、ライラックを別室に案内させ食事用意も

話して下がらせた

「こちら側の用意が 出来たら侍従を遣わせるから それまではゆっくり

されているが良い」

 退室し控えの間に入ってから

「みんなー 神託の事はクリスの言う通り 今まで黙ってて ごめん

でも神託をされたから スキルに++が付くってのはおかしいよね」

 アリス

「クリスの話だと 神託を授けられた者が超越者になると 仰っていましたが

リーナ以外は神託を授けられていませんわよ」

 リーナ

「あー それはわたしの受けた神託は スキルの秘密と友達を作り

努力をすれば結果が付いて来る だったからかも」

 カズト

「それだと リーナが友達として見てくれた者は 神託されたと同じ扱いに

なったって事か 俺は幼馴染だからか あっ 俺 死にかけて居た時

女神フレイヤ様に会って 色々な指導受けている」

 リーナ

「わたしカズトとは儀式の後 会っていなかったから それでも変だよね

カズト14歳間際に 魔法を知らずに発芽していたし」

「ミシェルとサラの 後 発芽 わたしまったく知らない時の事でしょ」

「発芽には 女神様の関与は 絶対に有るけれど でも各々の

努力が無いと 後 発芽は起こらないはずだよー」

 アリス

「わたくし達は 努力で此処まで来たのは事実 神託を受けたリーナからの

スキルの秘密は 知識を教えて貰い実践した わたし達には神託は必要ない

様ですし」

 ミシェル

「神託と超越者はイコールでは有りませんね わたし達の関係はクリスの

知らない事で 陛下の仙人についての知識にも無い事でしょう」


「スキルの秘密と努力の方法は 今まで通り秘密した方が良いと 俺の直感が

言うのだけど」

 みんなの直感も同じ様で、秘匿する事で一致した

「クリスの話し内容次第だけど 王国とどう付き合って行くかも決めると思う

わたしは みんなと冒険者して 色々な国を巡り 助け合いながら 旅したいの」

「幼少の時 カズトと話していて 決めた夢」

 食事が運ばれて来たので、食べ始めたがライラックの大食漢には、分量が

余りにも足りなくて、3回追加をお願いした

 食後のデザートもペロリと食べて、紅茶を飲んで寛いでいたら

会談の用意が出来たとの事で、応接室に入ると

 陛下

「ライラック 今からはカンナスコルピの 質問に答えて貰いたい」

 カンナスコルピ

「ライラックの皆さんを 一人ひとり詳しく鑑定させて貰いたいのだが

良いでしょうか」


「リーダーとして 全員の鑑定する事を認めます 私たちも

カンナスコルピさんの 鑑定を各々がする事を認めて下さい」


「良いでしょう 是非 僕を鑑定して下さい」


「ではわたしから」

 クリスティアン・カンナスコルピの前に行き座り、お互いを鑑定し合い

アリス・アルフ・カズト・ミシェル・カレン・セレス・サラの順で終わる

 クリス

「皆さん素晴らしいスキルをお持ちで 全て++で驚きました でもカズトさんの

鑑定がどうしても出来ないのですが どうしてですか?」

 リーナは笑いながら

「秘密です カズトのスキルは 剣紳と大魔法使いの2つです」

 クリス

「カズトさんは 隠蔽の魔法か魔道具とかで 鑑定が出来ないって事でしょうか」

 アリス

「発芽水晶と鑑定の関係と しか言いようが有りませんわ」

 クリス

「では皆さんは カズトさんを鑑定出来るのでしょうか」

 リーナ

「仲間内の事は 外部に対して全て秘密だよー」

ーーーリーナの奴 上手く誤魔化しているなぁ~

 クリス

「陛下 カズトさんは鑑定出来ませんでしたが カズトさんを含めて

仙人だと思われます」


「クリスさんに質問が有るのですが 答えて貰えますか」


「良いでしょう お答えします」

 リーナ

「クリスさんのスキル 大賢者++をお持ちですので 人生の目標は

誰にも邪魔されずに 知識の探求かと思いますが 違わないですか」

 暫く沈黙してから

「質問を質問で返す様で失礼に当たると思いますが リーナさんは

冒険者ライラックとして 活動して行く事が目的ですね」


「そうです 否定はしません」


「僕も同じですよ 知識の探求 その通りです」


「クリスさんは今 干渉される予感は まったくしていないって事で

いいのかな」


「そうですね 仙人指定して貰ってからは 干渉される気配は無いです」


「陛下 わたしの家の管理を わたしが死ぬまでと言われた時 全て管理される

未来が感じられ この予感は全員あの場で感じ取っていました」

「陛下はわたし達を どうしたいと思っていますの それと冒険者で仙人に

成った人はいたのですか」

 陛下

「クリスの話で ライラックは仙人と認定出来る 今まで生産職しか仙人に

認定されて居なくて 本人の隠蔽は比較的楽だったのだが 戦闘職は

初めての事だ」

「冒険者はギルドに所属して 依頼をし報償金を得るのが仕事で 常に人目に

晒されているから 貴族の干渉を防ぐ事が難しい」

 殿下

「隠蔽で無くて 公開してしまえば 良いのではないですか」

 陛下

「どうゆう事だ」

 殿下

「仙人と認定された戦闘職は ライラックのみ 冒険者ライラックしか

持っていない物 英雄を 使うのですわ」

「後出しになりますが 英雄の称号を持つ冒険者の 意思に反する行為を

行う事自体を禁止にするのです 当然仙人の情報は秘匿したままでね」

「一番重い罰の例として 身内を人質にとり干渉した場合 全ての資産と

爵位等を没収の上 3親等までの死罪とするのです」

「今後戦闘職で仙人になる様な人なら 勇者の称号も取れるでしょう」

「こうゆう法律を作成して 公布するのですわ これならライラックの

立ち場と行動の自由は 保証されると思いますが」

「行動の自由は 他の冒険者と同じだから 他国に行く事も含まれますわ

今のライラックがしている事や これからする事に支障は出ないと

思いますけれど」

 アリス

「アイリーン皇女様の言われる方法なら 行動の自由と干渉はされないと

思いますわね」

「リーナ 一度 勇者についての公布が 効果有るかどうか様子を見ても

宜しいと思いますが」


「みんなー この提案どう思う」

 念話で打合せして一度様子を見る事で話はついた

 陛下と殿下は、ライラックが急に黙り込んだので、訝しげに思っていたが

クリスがライラックは念話で、打合せしていると、話してしまい

 リーナはじろりとクリスを睨んでから

「陛下 殿下 そのお話を信用したいと思います 公布してから1年は

最低王国に居て冒険者をして行きます」

「それと気になった事が有りまして 25歳から30歳位の見た目ですが

クリスさんは 何歳ですか」


「現在 仙人として言われている方々の中では 一番の年長で 186歳です」

 リーナ

「陛下 スキルが++の者は 長寿と言う事を知っていましたね」

 陛下

「ああ知っている 玉座を継ぐ者には 口伝される事柄だ」

 クリス

「僕はライラックの面々が 21歳と25歳との事が 驚きなのだが 若くして

スキルを++に どうやって昇華したのか 気になって仕方がないのだ

やっぱり秘密なのだろう?」

 リーナは茶目っ気たっぷりに

「はい ひ・み・つ です」


ーーー良かった 大分怒りは収まって来た様だな 亡命されたら

ーーー目も当てられない 本当に超越者は勘が鋭い・・・


ーーーわたくしが 戴冠した暁には 父上以上に超越者に気配りして

ーーー自由に活動出来る様に しませんといけないわ 王国の宝ですから


 陛下よりライラックは仙人として登録し、今まで通りの活動を

していて欲しいと依願されて、会談は終わりを迎えた


いよいよ婚家に挨拶回り、行動婚約式と合同結婚式の用意、昇華の訓練等 

ライラックは、猫の手も借りたい程の忙しさに見舞われる。

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