第28話 (お家騒動 2)
王国歴158年 2月
エアフルトは普通70日掛かる距離だが、ライラックは18日で着いて
王立騎士団 王国軍 冒険者パーティ等が 反乱軍と睨み合って膠着していた
状況を聞きに王立騎士団に行き、団長さんの所で
「わたしはライラックのリーダー リーナ フローリアです よろしく」
「俺は 王立騎士団団長 シリル ダルレだ 冒険者風情に何が出来るのだ
こっちに迷惑を掛けないでくれたまえ」
「わかりましたー」
王国軍は完全にやる気が無い様なので放置して置き、冒険者の居る場所で
話を聞いてみた
「わたしの事は知っているよねー」
みんな肯定して
「今来たばかりだけれど みんなー 仲間かなり殺られてしまったの?」
各パーティ、2・3人は死んでしまって、憔悴しきっていた
「貴方たち 仲間殺られて悔しくはないの?」
口々に《そんな事はない》と言い
「それなら ライラックと一緒に 反乱軍を叩き潰すのに手を貸して貰えない?」
「それと討伐が成功したら ギルド本部での真贋検査の時 ライラックと
一緒に討伐した事を 証明しますよ」
「どうでしょう 仲間の弔い合戦しませんかー」
此処に居た冒険者は、全員参加する意思表示をしてくれた
「ライラックが先行して 相手の後衛職を叩いてから 切り込んで行きます
貴方たちは 全員纏まって行動して 魔法と弓矢で後衛職と鞭持ちを狙って
そして前衛職は後衛職を守っていて下さい」
「幾ら強い剣士でも 鞭攻撃には絶対に耐えられません ソロで戦わないで
ガードに徹して下さい」
「ライラックが鞭持ちを排除したら 緑色の信号弾を打ち上げます そしたら
最低3人1組で制圧を始めて下さい 絶対に単独での戦いはしないでね」
「作戦について 質問有りますか」
「ライラックは 鞭攻撃受けても大丈夫なのか?」
「わたしとアルフは 鞭攻撃を無力化する事が出来ます サラとセレスは
まだ出来ていないので わたしとアルフのガードをして貰います」
「信号弾が上がった後は 4人で纏まり残った反乱軍を屠ります」
「それと鞭は ライラックが全部回収して 破壊します 危険過ぎる武器なので
一般に出回ってしまうと 冒険者稼業に 差しさわりが出ますからねー」
「それと ライラックは反乱軍討伐依頼を 国選依頼で受けています
この意味も考えて行動して貰いたいです 他に意見有りますかー?」
リーナは鼓舞する為、腕を上げ大声で
「絶対に死なないでね これは厳命でちゅよぉー」
思いっきり噛んで、冒険者から笑い声が起き、討伐開始
呆気なく終わってしまった
捕虜の持ち物を調べていたら 帝国の身分証明を持つものが 10名位いて
噂の裏付けは取れた
鞭を集めで燃やし消火して埋め、反乱軍の司令官らしい複数の者の
尋問を始めた
「誰が此処の司令官だったのかなぁー」
捕虜が指で示して
「君が司令官 可笑しいな ドラン ギィルティスが司令官でないの?」
そっぽを向き黙秘した
「痛い目に遭わないと 喋りそうもないのね アルフ サラ セレス そいつを
俯せに寝かして動かない様にして」
黙って土魔法で大きな岩を作り、脚の上に落とし潰した
それを見ていた冒険者 団長シリル・ダルレと団員は全員真っ青になっていた
「反乱軍討伐に関して 情報収集も必要な仕事です わたしは躊躇なく遂行
しますー」
ハイヒールを掛けて脚を直してから
「さっきの質問 ドラン ギィルティスが司令官でないの?」
「また黙秘しても良いけれど 貴方が痛い目見るだけだからねー」
心が折れた司令官は話始め
「全ての兵士の采配を統率しているのは ドラン ギィルティス司令官だ」
「何故 此処に居なかったのかなぁー」
「王子派と組んで 王女殿下 上手く行けば 国王陛下まで亡き者にする為
王都スターリングに残った 今頃 王宮は陥落しているかもな」
リーナは暫し考えた後
「エアフルトでの ライラック及び依頼を受けた冒険者の仕事は終わったと
わたしが承認します 此処の後始末は王国軍と王立騎士団に任せて
冒険者は至急王都スターリングに戻って下さい」
「ライラックは先に王都に戻ります シリル ダルレ団長 後の事宜しく」
強化走りで去って行くライラックを、冒険者と王立騎士団は
見送るしか無かった
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Aチームはエアフルトに旅立って直ぐに アリス カズト ミシェル カレン
のBチームは、ホーネット伯爵家を訪れていた
「お父様 説明が出来ないのですが 王都で動乱が起きる予感がしています
荒唐無稽と思うのは同然ですが 危機に対処して私兵の招集や糧食の備蓄等を
王女派全てに 話して欲しいのです」
「何も無ければそれはそれで良いのですが ホーネット伯爵家は妄想が凄い
法螺吹きとの誹りを 受ける事になりますでしょう」
「その場合 わたくしは ライラックを脱退し冒険者を辞めて
ホーネット伯爵家を貶めた その責任を一手に引き受け
お父様のおっしゃる通りに致します」
「お父様 失敗した時の わたくしの今出来る精一杯の謝罪
誠意の証なのです」
深々と礼していた
「アリスお前は会う度に とんでもない問題を持ち込んで来るな」
「アリス 決断するには暫く時間が必要だ 今日は家に泊まって行きなさい
カズト ミシェル カレンも一緒にな」
「メイド頭 アリス達4人を応接間で待ってて貰い 部屋を用意してくれ」
「隊長と執事を呼んでくれ 打合せをする」
伯爵家主要メンバーと王都の冒険者の情勢や王子派の動向等、報告を受け
ーーー王都には不穏な空気感があるな エアフルトでは反乱軍がまだ
ーーー抵抗しているし 帝国が絡んでいる話も聞くし
ーーーライラックは 王国より共和国での活躍が多く 王家の友人と言う
ーーー紀章を授かっている かなり信頼されている証だろう
ーーーアリスが冒険者を辞めるとまで言う程 何か感じているのだろうな
ーーー儂がアリスの冒険者装備を辞める様に話した時 庭を破壊する程
ーーー嫌がっていたのに
ーーー士官候補生の試験の時も 冒険者を辞めないと 言い切っていたな
ーーーもしアリスの言う様に動乱があると 用意していて被害を最小限に
ーーーしただけでも 先見の明が有ると言われて 当家の評判は上がるか
ーーー此れは賭けだな キャメロン男爵家の王女派入りを受けたし
ーーーこうなったら アリスの願いも受け入れるか
ーーー儂も 娘に甘い 親バカだな・・・
翌日執務室に集まって貰い
「ホーネット伯爵家は アリスの言う事を信じる事にし 他の王女派に話を
通そうと思う 緊密な連絡が必要だから ライラックは当家に暫く住んで貰う」
「アリスは 王都内の見回りを毎日して どんなに些細な事でも異変が有ったら
報告して貰いたい」
「儂も 部下に命じて色々探りを入れて見る これで良いか?」
「ありがとうございます 王都を見回りする為 王子派貴族の王都内と王国内の
屋敷の位置を知りたいので その地図を貸して下さい」
「わたくしは どうしても貴族が この間の反乱軍に関係して居ると思えて
ならないので 王子派を重点的に調べてみたいのです」
「良かろう直ぐに地図を用意させよう お前達に気を付けて なんて言葉は
不必要か」
伯爵は豪快に笑ってから、ライラックに退室を促した
伯爵は執事を呼び、キャメロン男爵夫妻を、至急ホーネット伯爵家に召集
する事を決め、直ぐに早馬で手紙を送らせた
(貴族序列の上位の者に呼ばれた場合 参上するのが礼儀とされている)
「アリス 俺達が居て不自然でない所は やはりギルドと酒場だよな」
「そうですわね 昼食も兼ねて酒場に行きましょうか」
ミシェル
「わたし達 テーブル席で依頼の話している様に装い 食事しているお客を
観察するのが良いかしらね」
カレン
「でも 此処に長時間居ると 不審がられるわね アリス 地図書いて有る
貴族の様子見てみない?」
「良いですわね その意見採用」
暫く酒場の様子を見てから、王子派の貴族の様子も探っていて
毎日伯爵に報告していた
20日程偵察をしていると、違和感を多く感じたので詳細に当主に話す事に
したが打合せ直前、アルス宛てに、リーナからメールバードが届き
その内容に驚き、アリスは慌てて当主の執務室に行き、緊急報告が有るから
ライラックとして会ってくれと、強引に申し込む
「お父様 リーナ達が国選依頼の反乱軍討伐と平定が完了したと メールバードで
連絡が来ました」
「現地指揮官を尋問した所 王都で反乱を起こした ドラン ギィルティスが
居ない事が判明 手荒に問い詰めた所 ドラン ギィルティスが
王都に潜伏していて 王子派と子飼いの部下と共に 反乱を起こすと
口を割ったとの事です」
「王女殿下 上手く行けば 国王陛下も暗殺の対象にする もし反乱が始まって
いたら 15日位で王都に戻れますから 籠城戦で時間を稼いで下さい」
「それと反乱軍は 鞭を使うから注意して 死なないでね」
「これがメールの内容です この手紙を預けますので直ぐに対応を
お願い致します」
執事に至急馬車の用意させて、ライラックも馬車に乗り込んだ
ーーーこの方向だと南正門に行くみたいですけれど 嫌な感じするわ
御者に
「少し遠回りでも 王城には北口の門から入って下さい」
と指示した
「アリス 何故北の門を指示したのだ?」
「王城に東の門と南正門から入城するのは 危険だと思えたからですわ」
「此れも 勘か 直ぐに解る事だしな」
問題無く入城し、衛兵に可及の要件で国王陛下と会見を申し込み
控室で待機していた
暫くして謁見の間に通されたが、ライラックは武器を衛兵に預けて入室し
ホーネット伯爵とライラックは、臣下の礼を取りお言葉を待つ
国王陛下・王女殿下が謁見の間に入ってこられて
「面を上げよ ホーネットよ暫くぶりだな 可及の要件とはどんな事かな」
リーナからのメールバードの手紙を、伯爵から侍従長経由で渡され
国王陛下は読んで、非常に驚いて真偽を聞いて来た
アリス
「ライラックのリーダーからの手紙です 国選依頼でエアフルトにて
反乱軍討伐での情報です」
国王陛下が考え込んでいた時、突然爆発音が連続して聞こえて来た
衛兵が駆け込んで来て
「陛下 南正門が多数の反乱軍が攻撃してきています 衛兵に死者が多数
出ている様です」
アリス
「陛下 緊急事態なので 無作法は許して下さい 賊の狙いは 王女殿下と
国王陛下を暗殺する為 此処にもう直ぐ刺客が来るでしょう」
「衛兵が多数殺されたのは 手紙に書いて有る 鞭で動けなくして
殺られたのですわ」
「剣士は強いですが 1人では鞭の餌食になります 弓師 魔法使い等の
遠距離攻撃を主にして 橋の上に来た者を倒して 味方の損耗を減らして
戦って下さい」
「近接戦闘する場合は 3人1組で戦い 仲間が鞭に囚われたら
鞭を直ぐに切ってその鞭使いを間髪入れずに切り殺して
被害を抑えて下さい」
「陛下 王城内に王子派がかなり居るはずですから 王立近衛師団に捕えさせて
王子派全員排除したら 南正門以外は封鎖して下さい 此れが今後起こり得る
予測ですわ」
ホーネット伯爵
「アリスの意見で 実は20日程前から 王女派には内密に私兵の用意を依頼して
有るのだが 確定的な物が無く説明不足で 半数くらいの貴族しか
用意出来なかった」
「登城する前に 家臣には異変が有った場合 王女派に知らせが行く様には
してきたが 反乱軍には鞭が有る為 決定打にはならないと思う」
アリス
「わたくし リーナ アルフ カズトの4名は 鞭の無効化が出来ます
リーナ達が戻れば 王女派と一緒になり反乱軍を挟み撃ちに出来
陣形が崩れて突破口が開けると思います どうか籠城戦のご決断を
お願いします」
深く頭を下げて臣下の礼をした
「衛兵 ライラックの武器を今すぐに返す様に」
武器を受け取り装備し直していると、大扉の向こうから怒声と悲鳴が
聞こえて来て
アリス
「ホーネット伯爵 国王陛下と王女殿下の傍に居て下さい ライラックが
死守します」
大扉が打ち破られ 10人程の刺客と王子殿下が入って来た
「此処にいらしたのですね お父様とお姉さま 2人揃っていると手間が省けて
助かります 2人には此処で死んで貰います」
陛下
「此処まで バカだったとはな 何処で間違えたのだろう」
王子
「1人残らず殺せ」
鑑定したが全員剣術40前後で問題ないので
アリス
「ミシェル カレンも鞭に注意して 殺りなさい ガスト 行けー」
カズトはわざと腕で鞭を受け、引っ張って刺客はたたらを踏んで態勢を崩した所
アリスのファィヤーアローで喉を撃ち抜かれ、無力化した
ミシェル カレンも鞭を躱しながら、素早く華麗に刺客を次々に屠り、最後の
1人は、またカズトがわざと鞭を受けて 攻撃が効かない事を見せつけて、
アリスがとどめを刺して討伐完了となった
アリス
「あれ いつの間にか王子殿下がいない 逃げたのかしら」
「わたくし達は 国王陛下と王女殿下 ホーネット伯爵の傍を離れられないわ
カズト ミシェル カレンも気を抜かないで警護してね」
「当たり前だ リーナ達が戻るまで 踏ん張り時だ」
王立近衛師団団長が部下を引き連れてやって来て、謁見の間の惨状を見て
言葉を失っていた
「ライラック全員で 倒れている衛兵で息の有る者を ヒールして」
直ぐに何人かの衛兵は 気が付いて立ち上がり直ぐに仕事をし始めた
陛下
「王立近衛師団団長 暫くライラックの指揮下に入る事を命ずる」
団長
「王命拝領致しました」
陛下
「ライラックと話して 王城の王子派の排除した後 籠城戦を行う事になった」
アリス
「カズトとミシェルで近衛師団と一緒に行って 王子派の残党排除して
くれない?」
「俺は良いが 此の事リーナが知ったら 怒って泣くぞ」
「カズト 2人で怒られようね」
「サブリーダーとしてアリスは 今必要な事だと判断したのだろう
俺はやるぜ ミシェル いいよな」
「行きましょう」
陛下
「王子派の貴族は 出来るだけ殺さないで確保せよ 暗殺しようとしたのだから
その責任は きっちり取らせる」
ライラックが先行し、近衛師団は後ろから付いて行き、鞭持ちを無効化して
貴族を捕縛し、王城内の王子派は一掃された、カズトとミシェルは
アリス達と合流し
「陛下 鞭の力は相手から力を吸収して気を失わせる事です
どんなに強い騎士でも 気を失っていれば剣の一突きで終わりです」
「鹵獲した全ての鞭は 国の管理下に置いて下さい」
「ライラックは南正門の詰め所で 反乱軍の侵攻を食い止めに行きます」
陛下
「師団長 東 北 西の跳ね橋を落とせ 20日程度の籠城戦を行う」
籠城戦も15日たち、橋を渡ってくる反乱軍のみ 戦っていた時
反乱軍の後方に、緑の信号弾が上がった
「陛下 リーナ達が戻って来たので 近衛師団と共に撃って出ます」
「判った 朗報を待っているぞ」
「師団長 籠城戦終わります ライラックが突破口を開いて行きますので
思う存分 戦って下さい」
勢ぞろいしてから南正門の扉を開けて、4人が同時に最大火力の
ファイヤーボールを反乱軍に叩きこんだ
同時に反乱軍の後に同じ規模の、ファイヤーボールの火柱が上がり
アリス達は切り込んで、敵の陣営を崩し始めた
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エアフルトにリーナ達が付いた日に、討伐完了
現地司令官を尋問してとんでもない情報を得たため、ヴォロスの町に戻り
ギルド支部からメールバードをアリス宛てに送り、糧食とポーションを
買いそろえた
「アルフ セレス サラ 明日からは強行軍で王都に向かうから 酒は
ダメだよぉー 一杯食べて直ぐに寝るからねー よ ろ し く」
翌日朝食をしっかり食べた後
「サレルノの王都寄りの村で 1泊するよ そこまでは糧食と野宿で
行くからね」
「王都の反乱軍が本命だと聞いた時 わたしは アリス カズト ミシェル
カレンの事が凄く心配 苦しい移動だけれど 一緒に行こう」
リーナは頭を下げて、お願いしていた
「当たり前 仲間 助けて パーティだ」
セレスもサラも頷いたの見て、リーナは涙ぐんでいたので
「泣くのは後 みんな助けて 大泣きよ」
「アルフの予感なんか 当たるとええな」
ヴォロスからサレルノまで13日で着いて、王都寄りの村で1泊し翌朝
「みんなー 今日中に王都に入るよー 恐らくそのまま戦闘に入るから
心していてねー」
王都スターリングに入ると、あちこちで火災が発生し爆発音が
時々聞こえ、雰囲気は騒然としていた
南正門の広場に向かっていると、突然行方を遮ぎられて
「貴方たちは わたしに用が有るのー?」
リーナ アルフ セレス サラは賊を鑑定し、剣術と弓術の
50以下ばっかりなので、殺るタイミングをはかっていると
「ライラックは此処で死んで貰う」
鞭使いが出てきて わたしの腕に鞭を絡ませてきたが
「アルフ セレス サラ 殺ってー」
「何故 倒れない」
驚愕の表情を浮かべたまま、アルフの矢で絶命していた
20名程いた賊は、瞬殺され鞭を回収して広場に向かい走り出した
広場の手前には、沢山の貴族の私兵・傭兵・冒険者が居てわたし達に
気が付いた、貴族の執事と私兵の隊長が揃ってやって来て
「お前達はライラックか」
「そうですよー リーダーの リーナ フローリアですが」
「ホーネット伯爵、私兵団長をしている、ランベルト エッフェンベルク
宜しく」
「わたしはホーネット伯爵で執事をしています、アルバート レドモンドです」
「国王陛下より ライラック リーナ フローリア宛ての親書を預かって
おります」
親書を受け取り読んでから、アルフ セレス サラにも読んで貰い
「ライラックが指揮を執るように 親書に書かれていますが エッフェンベルク殿
全ての私兵と冒険者に指揮をライラックに委ねる事に 賛成しているのー?」
「ホーネット伯爵家にも親書が来ていてな 謁見の間でライラックが国王陛下
王女殿下 ホーネット伯爵を反乱軍から守った事が書かれていて 貴族 冒険者に
ライラックの指揮下に入れと 王命が出たのだよ だから大丈夫だからな」
「わかりましたー 王女派?の今後の作戦を聞きたいので 作戦会議に参加します
案内して下さい」
臨時らしい大きな野営用テントに案内され、ライラックは
各自自己紹介して座った
作戦内容は、王子派に与している伯爵家が西地区に有り、その方向に南正門と
広場から反乱軍追い出す作戦を立てていたが、鞭のせいで実行出来なかった
更に細かく聞いていると、王子派の貴族は エドアルト グストフ伯爵邸を
拠点にして反乱軍の私兵指揮は、ドラン ギィルティスに任しているとの事
「この作戦だと 西方面に取りこぼした反乱軍が逃げて行く可能性が 有るよね
王城の仲間と 挟み撃ち出来るから 一気に殲滅させない?」
ダミアン・バウムガルト
「リーナ可能なのか どう見ても反乱軍は 1000名位いるが」
「可能だよ 全員揃うからねー 本気のライラックの力見せてあげる」
「鞭持ちだけは ライラックが最初に倒して 鞭を回収してしまえば
王女派の方が 私兵と冒険者と警備隊を足すと多いでしょ
それにさっさと終わらせたいの」
「後 親書には鞭の扱いが 簡単にしか書いてなかったけれど 王女派が
鞭を隠匿して隠し持ったりすると 反乱軍と同じ罪に問われるよー」
「此の事は徹底的に周知しといてねー ダミアン 冒険者の指揮を
お願いしたい 受けて貰えますよね」
「引き受けよう 冒険者は任せてくれ」
「それと横道に逃げられない様に塞いでね 王都内に逃げ込まれると
面倒ですから」
「用意が出来次第 攻撃開始しますー」
リーナ・アルフ・セレス・サラは敵を鑑定した所、最上位スキル持ちは
居ない様なので、纏まって行く事を確認していた
暫くして用意完了と報告が有り
「始まったら弓師 魔法使いで攻撃してね 青い信号弾が上がったら 近接職も
戦いに参加して 溜まっているストレスも発散してねー」
「アルフ 緑の信号弾を打ち上げて アルフ セレス サラ 行くよぉー」
4人は最大火力のファイヤーボールを打ち込み 飛び込んで行った
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両陣営からの挟み撃ちを受け、反乱軍は鞭持ちをそれぞれに振り分けたが
ライラックの思う壺だった
当然鞭攻撃は無効化され、戸惑っている間に倒されていき、リーナ達と
アリス達がついに1つになった
もう鞭持ちがいなさそうなので、アルフに青の信号弾を打ち上げて貰う
「みんなー 無事だねー 強いの居ない様だから
ライラックの全力で攻撃開始ー」
剣紳・剣聖・弓聖・大魔法使い が全力攻撃、それを見た王女派の面々は、
全員引きながら戦って倒していき、ライラックにより総崩れになった態勢は
立て直せないまま全滅した
「ドラン ギィルティスの野郎 誰か見ていないか」
みんなが見回して探していると、アルフが
「居たよ 西側 建物の 陰に 潜んで いる」
「目が良いなぁ 付いて来てくれ とっつかまえて ボコらないと な」
強化走りからは逃げられる訳も無く捕まり、カズトに胸倉を掴まれ
「おいドラン 2年前よくもライラックを コケにしてくれたな おとしまえを
つけさせて貰うぜ」
カズトは顔が変形するよ程 殴り
「次は バラのカオリを(バラのカオリは 名だけのSランク)と
コケにした分だ」
再び ドランをボコった
「ボコりすぎたかなぁ ヒールしとくか」
「カズトー ドラン ギィルティスを縛って 連れて行くよー」
逃げられない様に、足を折っているから引きずって、エッフェンベルクに渡した
「ドラン ボコって カズト ご機嫌」
「ほんまに カズト うっぷんを晴らしてくれて有難うな」
「エッフェンベルクさん ライラックが鞭を回収して王城に持って行きますので
良いですよね」
「構わない」
「みんなー 鞭集めるから 付いて来て」
直ぐに回収が終わり、王城の近衛師団長に渡して、エッフェンベルクの基に
戻った
「グストフ伯爵邸に 王子派は逃げ込んでいるの?」
「そうだ 伯爵邸は完全に包囲はしているが・・・」
「リーナ わたくし此のままだと 主犯の貴族取り逃がす 予感しますわ」
「逃げられると面倒ね わたしの直感も似た感じしている みんなー
大変だけれど 伯爵邸落としてしまわない?」
みんな賛成してくれたので、エッフェンベルクとダミアンに言って許可を
強引に取った
ポーションを飲んで、伯爵邸に向かい様子を窺うと、かなりの兵士が
歩哨を立てて警戒していた
「みんなー 鑑定した~ 最高位称号持ちは居ないみたいだけど どう?」
「リーナ 建物3階の バルコニーに 6名の 狙撃兵が 居る」
「アルフ狙撃兵 瞬殺出来るよな」
「当たり前 伊達に弓聖 やってない」
カズト
「アルフの突っ込みが出た所で ちゃっちゃと終わらせよう」
「アリスー 正門を破壊して アルフは狙撃兵を直ぐに飛び込んで倒して
アルフと一緒に入り 最初は魔法で後は纏まっての乱打戦 乱れ撃ちで
かたづけるよー」
気合を入れる為に大きな声で
「全力で戦い 死なないでかちゅ」
おもっきり また噛んだ 全員コケたが気合は入り門を破壊して
雪崩れ込んだ
狙撃兵と兵士を全員倒し
「エドアルト グストフ伯爵及び王子派の貴族 大人しく降伏しない?」
降伏勧告して感覚研ぎ澄まし、気配を探っていたが
「アリスー 逃げた感じしないよね」
「ええ 居ますわね 普通に家捜ししても 見つからない所に隠れて
居るみたいですわ」
「俺なら隠れるとしたら 地下室かな」
「家捜しは面倒だから アリス セレス サラ 魔法で3階から壊して」
3人が攻撃始めると、凄い破壊音がして、屋根は飛び3階はバラバラになって
崩れていった
2階も破壊し終わった時、屋敷からぞろぞろ貴族達が出てきて
エッフェンベルクの率いる私兵・王国軍に逮捕されていき
「ダミアン ライラックは此処から離れます 連絡はギルドの隣の酒場に居ます
明日は連絡しないでね 1日寝ているから 後はよろしくー」
「みんなー 酒場に直行 わたし身体がもたないよぉー」
ライラックは凄まじい速度で走り去り、酒場の宿で2日寝ていた




