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第1話

 この世界は 人間族 魔族 それ以外の人型種が住んでいて

 どちらの種族も 平等に2つ スキルの種を 持って生まれてくる

------------------------------------------------------------------------------------

 ここは何処なのかな でも凄く気持ちいい あぁ 安心出来る 眠い

 何だろう 眠りを妨げる この声は

ーーー幼き子よ

ーーー貴方は 選ばれました

ーーーあまり気は強くないが 優しい子になるでしょう

ーーー貴方に スキルの知識を授けますが 必要な時が来るまで

ーーーその知識は 封印されています

ーーー信頼出来る 友達を作りなさい

ーーー13歳までに 何に成りたいのか考え それに向かって 努力しなさい

ーーー努力は裏切らない 必ず結果もついて来ます

 何だか 眠く無くなった あれ引っ張られてる 何処に向かうの

 わたし いごごちの良い所に居たいのに・・・

------------------------------------------------------------------------------------

 気が付いたら、元気よく泣いている、自分がいた

ーーーもう あの気持ち良い場所に 戻れないのね

ーーーよく周りが見えない でも感じる別の温かさを


ファルムス王国 王国歴 138年 


 朝起きた時、母は夢を見ていたのだろうと思うが、それは余りにも

生々しかったが深く考える前に、女の子を出産した

 長男・長女の次に3番目の女の子として生まれ両親より、

名前は、リーナと名づけられ

 綺麗な金髪ストレート、目の色は少し金色の入った茶系でパッチリした

可愛い顔立ちをしていた


パパ

「リーナは成長すると美人になるなぁ~」

「フフッ 貴方 顔が土砂崩れしているわよぉ~」


 生まれた時から、意識が覚醒していたが、赤子の為喋る事が出来ず、

父母の言葉から、周りの状況を聞いて理解して行き、又女神の言葉は

潜在意識下に有り、無意識に行動指針となっている

必要な知識はその時に、思い出す様になっている様だ


ーーーわたしは何に成りたいのか 知識が必要ね

ーーー喋れる様になったら 色々聞いてみよう


 ハイハイが出来る様になると、辛うじて家に有る本を読んで、文字を

習得、両親の傍で会話を聞き話し方を習得、同年齢の子より遥かに早く、

立ち歩きと会話を覚え


「ママ パパ おはよう」


 と生後6カ月で喋り、両親は驚いていた

それからは何かに付け、家事をしているママの傍で


「ママ 何しているの?」

「ママ これは何?」


 アレコレ質問ぜめにし


 パパが居る時は、仕事について質問しまくり、なんとも言えない

顔をしていたが、良く話をして聞かせてくれたし、冒険者の事も

良く話してくれた


「リーナちゃんは本当に利口よねぇ」


「オレの仕事を良く聞いて来るし リーナはどんな仕事につくのかな」

「でも 楽しみだな」


「私は リーナちゃんが健康に育ってくれればいいわぁ~」

「リーナちゃん もうお眠しましょう」


「いやぁ もっと話しきかせて」


「明日聞かせてあげるから もうお眠よっ」


「はぁい」


ーーーわたしは 農民の子として生まれたのね

ーーー将来は 剣と魔法で 魔物退治したいなぁ~

ーーーこれなら みんなの役に立つしね

ーーーそうと決めたら 努力してみよう


 そう意識した時、スキルについて一部が解放された


 リーナはまだ小さすぎて、体力の訓練は出来ないので、

覚醒した魔法の知識により、魔法を使える様に訓練を始める


 パパ・ママが居ない時に、魔力を心臓経由で全身に回る様に意識し、

指先に魔力を集中して、イメージで火を点ける訓練を色々試していた


 数日後いつもの訓練していたらいきなり、ぼっと小さな火が指先に点いて、

「キャッ」

 ビックリしたとたん、後ろにひっくり返って漏らしてしまい、赤面して悶える


 火魔法の強弱が出来る様になると、次は火魔法の応用で水魔法の訓練を始め

これは簡単にクリア出来た、風と土魔法は外でないと訓練出来ないので、

我慢をする事にし

 一度魔法発動に成功すると、他の魔法は応用になる様で、習得するのに

時間は掛からなくなる


 1歳になり、歩ける様になるとパパ・ママに

「庭で遊んでもいい?」


パパ・ママは

「家の周りの庭だけで 遊びなさい」

「柵の外に 行ってはいけませんよ」

「柵の外には 怖い野犬がいるからね」


「はぁい 柵の中で遊んでいるね」


ーーーこれで風と土魔法も訓練出来る


 父母は畑作業に行ってしまってから、庭にはリーナ1人で好きに練習し

 魔法知識により、詠唱で魔法を発動するのが普通なのだが、イメージで

発動が可能な事を知ったので、無詠唱魔法をマスターして、他人に詠唱の発音を

聞かれる心配もなくなり、発動スピードも速くなった


 イメージで剣に炎を纏わせるつもりだが、剣でなく木の棒なので、

水魔法で訓練し木の棒を素振りし、その後は庭を走って身体を鍛えながら

魔法も同時にして、身体と魔法発動の連携に身体を慣らす訓練していく


3歳になった頃には、手もしくは杖などに魔力を流して、発動する事から

足からも発動する事に気が付き、試してみた

 火・水・風・土の魔法が完全にコントロール出来たので、手のひら

以外に 肘や足の裏で魔法を発動出来る様に訓練して、

飛び上がる瞬間に足の裏で風魔法を使ったら、予想より高く飛び上がれたので


 遂に身体や武器に、魔法を強化や攻撃に、使っての新しい戦い方も覚えた

 

ーーー体術と魔法の連携の訓練を もっともっとしないと でも面白い

ーーーこれは他人には 真似出来ないし攻撃力は高くなる わたしの

ーーー戦闘スタイルはこれになるかな でも裸足でないとダメね


 この訓練以降、生傷が絶えなくなって、家族にばれそうになり

治癒魔法の必要を強く考えていたら、突然女神フレイアの声が聞こえて


ーーーリーナよ 大魔法使いのレベルに成りました

ーーー貴方は 白魔法か黒魔法のどちらかを選べます

ーーー白魔法は回復魔法 浄化魔法 光魔法

ーーー黒魔法はネクロマンサー ブラックホール 呪詛

ーーーどちらを選びますか

 わたしは治癒魔法が欲しいから、白魔法をお願いした

ーーー正しい選択をしましたね 白魔法を大魔法使いにインストール

ーーーします また逢う時まで 優しい娘で居て下さい・・・


ーーーインストールって何だろう?

ーーーわたしの頭の中ってどうなっているのかな まぁ いつもの事だから

ーーー気にしないでいよ

ーーー治癒魔法は回復魔法なのね 白魔法の一種で 浄化魔法と光魔法も

ーーー含まれているのか

ーーーどっちも 自分に掛けられるから 今後凄く使いそう


 リーナの楽観的・ポジティブな気質が良く表れている


 回復魔法と浄化魔法を覚えた為、余計に訓練を激しくしたが

家族が帰宅するまでに、傷も汚れも無い状態にしていたから、

両親に気がづかれなかった


ーーー13歳の発芽儀式で スキルが判明するまでは ないしょにしとこ


 4歳になると、母が隣の農家の同じ歳の男の子カズトを紹介してくれ、

それ以降毎日一緒に遊ぶ事になる

 初めて出来た友達に嬉しくなりそれ以来、リーナはカズトを慕い、

リーナからカズトの家に行って、遊ぶ事が多くなっていき

 遊んでいる時でも、無意識に足に魔法を常時弱く掛けてられる

(冷たい時は火魔法 等)

 魔法は、火・水・風・土と光を、ほぼ使える様になったいたから

とりたてて訓練はしなくなっている

 カズトのしたい事を主にして遊ぶようになって、身体を動かす事が

好きなんだと思い、わたしから木の棒を剣に見立てての、魔物退治ごっこを

持ちかけて良く遊ぶ

 それからは 何時もカズトの後ろをくっ付いていく、リーナの姿が見られていた


 カズトは面倒見が良く、私を引っ張ってくれたが、遊ぶ物は村にはあまり無く

殆どは村の周りで魔物退治ごっこか走り回ってばかり、2人とも体力は付いて来る


 野犬に襲われそうになった時は、私を震えながら庇ってくれたり

転んだ時は、手を貸して立ち上がらせてくれたり、細かな所で彼の優しさが

心に残り、彼に好意を抱いていき、やがて初恋になった

ーーーカズトは優しい ずうっと一緒に居たいなー

ーーー一緒にいると 何故か安心な気持ちなる

ーーー希望が強いと そのスキルが発芽し易言ってたし

ーーーカズトに少しだけ教えてみよう


「カズトー 発芽の訓練してみない?」


「えっ 発芽は13歳だろ」


「剣のスキルを願いながら 木の棒を振って 身体を鍛えるとか

魔法は 自分が火魔法使っているイメージをするとか

取り留めなくて 悪くてごめんね」

「遊びでも真剣にした方が良いから やってみようよぉー」


ーーーリーナがあんなに勧めて来るなら やって見るか

 遊び方が少し変化したが、カズトは魔法のイメージが上手く出来ない様だ


 カズトから

「大人になっても一緒の仕事して、結婚しよう」

「うん 一緒にいようねっ」

 と笑顔で答え


 リーナにとって、カズトとの出会いは、幼馴染みの最も輝いていた

思い出の1つになる

登場人物  リーナ フローリア       王国歴138年4月生まれ

 性格

  気は強くないが真っすぐで 面倒見の良い 明るく優しく

  多感で 涙もろい素直な女の子

 容姿

  背は同年代に比べ少し低めだがスレンダーな体形 腰まで伸びた

  金髪ストレートヘア

  金色が少し入った 茶系の目パッチリした 童顔美人 

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