第96章
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オレガド王国古代神殿の「部外者立入禁止」エリアでは館長が用意したパリピメロン家にまつわる呪い魔法について記載された古文書の解読のためにと、ケセラ達は必死に読み漁っていたのでした〜〜〜
ザマンサ「あら、この魔法スキルならミッチとターシャの居る夢の中の世界に入り込めるかもしれませんわ。」
ナディア「どれどれ、オレガド王国の独立峰イビーザ山の高嶺にだけ咲くエーデルワイスから抽出したエッセンスで香水を作り、振りかけて願いを込めると、その通りの世界に入り込むことが出来る、ですって!ケセラ、この方法どうかしら?」
ケセラ「お母様何をおっしゃいます、あのエーデルワイスは春先にしか咲かないのよ。だからもう時期外れなので手には入らなくってよ。」
オレガド国王「それならばご安心を。あるよッ!我が王家ではその香水を好んで使っているから毎年献上させているのだ。必ずストックしてある筈だから良かったら試してみなされ。」
オレガド国王は早速執事に申し付けエーデルワイスの香水を取りに向かわせる。しばらくして執事が香水の入った小瓶を大事そうに持ち帰ります。
ケセラは全身にその奇妙な香水を振りかけてみました。彼女はターシャの夢の中の世界へと案内してくれるように、と深く願いを念じながら真摯に向き合いました。しばらくして誰もが目を疑う光景が展開されるのでしたーーー
どうしたというのでしょうか、そんなケセラに変化が現れました。彼女は香水を振りかけ続けるや、みるみる青白い煙に巻かれてしまいました。
そして遂には皆の目の前から忽然と姿を消してしまったではありませんか〜〜〜
あまりの出来事に一同は目を疑わんばかりであったーーー
オレガド国王「なんということだ、ワシがいくら試してみても叶わなかつたエーデルワイスの威力をケセラは難なくこなしてみせるなんて……一体パリピメロン家の魔力とはなんなんだ!」
ザマンサ「あら、国王ったらやだわねぇ、そんなに嫉妬なさるなんて。常々私がおっしゃいましたパリピメロン家の秘められたパワーはやはり「呪い魔法のダイアリー」の謎を解き明かさないと真実は証明されません。
ですから貴方はお兄様のジョシュア様との本気の和解が重要ではないかと思っております。きっとジョシュア様が口を閉ざした理由も何かしらそこに回答があるのではないかしら?」
オレガド国王「なんじゃと、兄貴のジョシュアに?兄貴と我が王家の血筋によってこの不思議なあちらの世界への入り口への門戸が開かれている、という見解であると?」
ナディア「国王様、失礼ながら私の見解を述べさせて頂きたく……
確かに我がパリピメロン家の中で私が知っている範囲、私のお祖母様の皇后からの血筋や代々の古文書の記述から察しましてもケセラの洞察力、そしてこれまでの巡り合わせを含めていよいよ「呪い魔法のダイアリー」の置かれた多岐にわたる世界への門戸が開放される時期に到達したのではないでしょうか。そしてそのキーマンは貴方のお兄様である心を閉ざされたジョシュア様がご存知ではないのかと思われまして……」
オレガド国王「なるほど。今のケセラが消えたことで私もこの神聖なる威力に気づかされた。そして私の幼少記憶の中で燻ったままの兄との確執、それを何故か必死に目をそらそうとした私の親族の行動への疑義は、私のこれまでの人生での謎解きにも関わる難題が、今こそ解き明かされようとしているのだな。ヨシわかったぞよ、是非とも君達の力を貸してくれないか。今から兄に本音で交渉に立ち向かおう。」
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




