第36章
大型帆船での追いかけっこに疲れ切った一行。
遂に海に飛び込み逃げ出した、シャーマンのジュズッピは、イルカの群れの助けにより再びミリオネア島に上陸するのだったーーーー
大型帆船も再びミリオネア島に寄港すると、一足先に到着したジュズッピを追うのだった。
ザマンサはふと幼少の頃の事を思い出した。
そして魔法使いのお祖母様に質問を聞き始める。
「あのう、もしかしてあなたは、私が幼い頃にこの呪い魔法のダイアリーを手渡した皇后様ではございませんか?あまりにもよく似ているのですが……」
するとお祖母様がぽかんとする。
「アナタがあの時のお嬢ちゃんなの?あら、驚いた!こんな事ってあるものなのね、長く生きてみるものね。」
魔法使いのお祖母様が再会したザマンサへお礼に大事にしている透視魔法を伝授し始めた!
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ザマンサはお祖母様の透視魔法に興奮しながら、感謝の意を表すと、お祖母様は微笑みながら語り始めました。
「この透視魔法は、心の奥深くに眠る記憶と結びつき、未来を垣間見るものなのよ。」
彼女が手にした小さな水晶玉を見つめながら続けました。
「ザマンサ、あなたの冒険はまだ始まったばかり。迫りくる試練に立ち向かい、自分の運命を紡いでいくのです。」
透視魔法が展開する中、ザマンサは遠くの海で新たな船が現れる光景を見つけました。お祖母様は優しく囁きます。
「それがあなたの次なる航海の出発点よ。その船には新たな仲間と出会い、未知の島での冒険が待っているでしょう。」
次なる航海が始まる前に、お祖母様はザマンサに手渡した小さなペンダントに込めた言葉を伝えました。
「これは私が幼い頃に受け継いだもの。あなたが強くなり、愛と勇気を持ち続ける限り、このペンダントはあなたを導くでしょう。」
ザマンサは心に新たな決意を抱き、船に向かって進み始めました。
お祖母様の言葉と透視魔法の力が、彼女の冒険を彩り豊かに続けることを予見していた。
すると船長のヒッポ君がバタバタとザマンサの下へと近づいて来ました。
「皆んな大変だ!ミリオネア島の住民に聞いた話だが、ジュズッピはここの酋長だということを信じ込ませるために皆が憑依魔法をかけられているようなんだ!
それによりどうやらこの島の治安がどんどん悪くなってきているそうなんだ。」
そこでヒッポ君はザマンサと協力してこの島を再生するためのプランニングをすることにしました。
ヒッポ君は船を停泊させながら、ザマンサに事情を説明しました。
「ジュズッピの憑依魔法がミリオネア島を混乱に陥れている。彼が皆を支配している限り、この島は再び栄えることはないだろう。」
ザマンサは真剣な表情で頷き、ヒッポ君と共に住民たちとのミーティングを開始しました。
地元の人たちから聞いた話や情報をもとに、二人は島を再生させるためのプランを練り始めました。
ザマンサは透視魔法を駆使して、憑依されている者たちの心の奥深くに眠る本来の思いを見つけ出す役割を果たし、ヒッポ君は彼らとの交渉を担当しました。
プランは着実に進んでいき、次第に憑依された住民たちが本来の自分たちに戻っていく様子が見受けられました。
ザマンサは力強く語りかけながら、心の奥底にあるジュズッピの呪いを解く手段を模索しました。
そしてヒッポ君と協力して見つけた解呪の秘密を島の住民たちに共有しました。
住民たちは再び自分たちの意志で島を発展させることに決意し、団結してジュズッピの支配に立ち向かうことを決定しました。
ザマンサとヒッポ君は島の未来を切り開く冒険の仲間として認められ、共に新たな時代の幕開けを迎えることになったのでしたーーーー
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しかし手分けしてジュズッピ捜索をしていたターシャと魔法使いのお祖母様は、遂にザマンサに協力するためジュズッピを探し出すしました。
ところがジュズッピは即座に、二人に憑依魔法をかけてしまうのでしたーーーー
ジュズッピの狡猾な手により、ターシャと魔法使いのお祖母様も次第にその影響を受け始めました。
魔法の力によって、彼女たちは徐々に変わり、ジュズッピの支配下に置かれたような様子を見せました。
ザマンサは驚きと共に迅速に行動し、お祖母様とターシャの意識を守るために奮闘しました。
しかし、ジュズッピの魔法は強力で、ザマンサもまた彼の操り人形にされつつありました。
透視魔法を駆使してもジュズッピの意志に抗うことが難しく、状況は次第に深刻になっていきました。
その中で、お祖母様は微かな笑みを浮かべながら言いました。
「ザマンサ、私たちは心の奥深くで結ばれているーーーーこの絆こそが私たちを守る鍵なのよ!」
ザマンサはお祖母様の言葉に力を得て、心の中で深く結ばれた絆を思い出しました。
彼女は自らの意志を固め、透視魔法を駆使してお祖母様とターシャを解放する手段を見つけ出そうと奮闘しました。
同時に、ターシャとお祖母様も、ジュズッピの支配から解放されるために自らの力で戦おうと決意しました。
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ターシャとお祖母様が酋長ジュズッピの配下に幽閉された事をザマンサが透視魔法でお祖母様と会話することで知りました。
ザマンサはターシャとお祖母様がジュズッピによって生贄にされる危機にあることも知りました。
彼女は急いでヒッポ君を連れて、救出のための行動に移ります。
二人は憑依魔法の力に立ち向かう覚悟を決め、ジュズッピの支配下にある者たちの中に侵入しました。
しかし彼らの進行を察知したジュズッピの配下たちはすぐに立ち上がり、魔法の力でザマンサとヒッポ君を捕らえました。
四人は無慈悲ながらも儀式の一環としてジュズッピのもとに連行され、彼の前に差し出されました。
ジュズッピは冷笑しながら言葉を紡ぎます。
「おお、なんと面白い展開だろう。私の力に屈した者たちよ、これがお前たちの最期だ。生贄として私に力を供給してもらうとしよう。」
生贄の儀式が始まる瞬間、ザマンサと仲間たちは困難な状況に立ち向かう決意を強めました。
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その夜、先程までバルで酔っ払っていたザマンサの息子のイケメン・ハンクスが生贄の噂を聞くや、バルで仲良くなった皆を連れ立ってジュズッピの所へ助けに向かおうと団結しました。
生贄の時間が迫り、絶望的な状況にあるザマンサと仲間たち。
ザマンサの息子であるハンクスは心の中に母への愛と勇気が湧き上がり、ハンクスはバルで仲良くなった皆を引き連れて、ジュズッピの元へ向かう決意を固めました。
助けが来ないと感じていたザマンサと仲間たちは、生贄の儀式が進行する中、ドアが轟音と共に開く音を聞きました。
ハンクスが仲間たちと共に立ち入ってきたのです。彼の眼差しは母への深い愛と、危機に瀕した仲間たちを救いたいという決意に満ちていました。
ジュズッピとその配下は意外な出現に驚きつつも、ハンクスと仲間たちを生贄に加えようと試みます。
しかしハンクスは力強く立ち向かい、仲間たちと協力して憑依魔法に立ち向かうことを決意します。
バルで築いたミリオネア島の仲間達との団結意識と絆が、彼らを強くし、ジュズッピに立ち向かう勇気を湧き起こらせました。
果してハンクスと仲間たちはどのようにジュズッピとその配下に立ち向かい、ザマンサと仲間たちを救出するのでしょうかーーーー
///to be continued!!!☆☆☆




