表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

25/94

第25章

ダイアリーの呪いに果たしてミッチに変化が訪れる予感がターシャによぎるのだったーーーー







 人魚のコスチュームでカロリナ諸島の守り神と自ら言う変わった少女ケセラの言う通り、その丘の麓の洞窟の中から新たなる呪い魔法のダイアリーを見つけ出したターシャ達。








 期せずして今回ターシャの手元には「呪い魔法のダイアリーNo.0666」と、新たに「呪い魔法のダイアリーNo.0999」が加わった。

 





 果たしてこのダイアリーの組み合わせによって一体どのような未来が映し出されようとしているのか、誰も知らないーーーー







 ターシャの侍女ミッチが新しい「呪い魔法のダイアリーNo.0999」を手に入れた瞬間、彼女の性格が暗く、まるで別の人格が憑依したかのように変わってしまいました。








 ミッチは以前の明るい性格とは異なり、冷酷かつ策謀深い一面を露わにし、ターシャに対する忠誠心も薄れていきます。








 新しいダイアリーがミッチの心を乗っ取り、彼女を呪いの影響下に置いたという説が浮上します。







 ミッチは次第に、ターシャに対する敵意を募らせ、彼女の周囲に不穏な出来事が次々と起こり始めます。








 ターシャはミッチの変化に戸惑いながらも、彼女の救いと真相解明に向けて奮闘します。











ーー☆☆ー☆ー




ターシャはミッチの異変に気づき、彼女の様子を見守る中で、カロリナ諸島の守り神と名乗る変わった少女ケセラは、ピロシキ島のシャーマンであるジュズッピに相談することを提案しました。







 ケセラはミッチの異変がダイアリーの呪いによるものだと考え、除霊を行うことが解決策であると信じていました。







 ターシャはケセラの提案を受け入れ、ケセラと共にピロシキ島へ向かいます。ジュズッピは、この地域で伝説的なシャーマンとして知られ、強力な呪いや悪霊を払う能力を持っていました。








 到着後、ケセラはジュズッピにミッチの状態について説明し、彼女のために除霊の儀式を依頼します。







 ジュズッピは深い理解と洞察力を持ち合わせており、ミッチの様子を鑑みた上で儀式を行うことを了承します。







ミッチは暗い影に囚われたままで、彼女の心は呪いの影響下にあるように見えました。







 ジュズッピは儀式の準備を整え、聖なる言葉と古い呪文を唱えながらミッチの周囲に線香の煙を巻きます。







その瞬間ミッチの体から奇妙な光が放たれ、彼女の表情が次第に穏やかになっていきます。







 呪いが解けつつあるようでした。







 ジュズッピの力強い儀式が効果を発揮し、ミッチの心に軽やかさと明るさが戻り始めました。







しかし儀式の終わりになると、ミッチは深く息を吸い込み、驚きと同時に恐れを示す表情を浮かべます。








 その表情からは、まるで何かがまだ解決されていないことを予感させるものが感じられました。









ー☆☆ーーー☆




 ジュズッピの儀式の後、ミッチの表情は少し穏やかさを取り戻しましたが、彼女はひどく混乱していました。







 彼女はたどたどしく語り始めました。







「私は…あのダイアリーによって導かれた世界を見たのです。そこは私たちの世界とは異なり、闇に覆われた不気味な場所でした。」







 ミッチは深い呼吸をして続けます。








「そこでは、私は支配者としての力を持ち、人々を操ることができました。でも、その力は暗黒の中に閉じ込められたものでした。


 そして、私はそれに溺れていく自分自身を見ていたのです。」








 彼女の言葉に驚愕したターシャは、興味深く聞き入ります。ミッチは続けます。








「その世界では、私は全能のようでありながら、心は絶えず苦しみに満ちていました。

 それは、私の本来の姿ではありませんでした。」








 彼女の言葉に対してケセラは静かに頷き、彼女の苦悩を理解しようとします。







 ミッチは震える声で続けます。



「私は、その世界に閉じ込められている私自身の闇を感じました。そして、今もその影響を感じています。」






ジュズッピは深く考え込み、重要なことを察知したかのような表情を見せます。







 彼は穏やかな声で語りかけます。



「呪いはまだ完全に解かれていないようだ。それはミッチの心に深く根ざしたものだ。この闇を払うには…」






 ジュズッピはミッチの話を聞いた後、祈祷を始めました。







 彼は古代の言葉を唱え神秘的なエネルギーが彼を取り囲む中、ダイアリーを開いた途端、驚くべき出来事が起こりましたーーーー










☆ーー☆☆ーー



 まるでダイアリーの一つのページの中に、ジュズッピが消え入るようにして消失してしまったのです。








 周囲の光が強くなり、強烈な風が吹き始め、ジュズッピの姿が徐々に霧のように消えていきました。






 ターシャ、ミッチ、そしてケセラは驚きと恐れを隠せませんでした。






 ジュズッピはダイアリーの中に消えたのか、それとも異なる次元や場所に引き込まれたのか、誰にもわかりませんでした。







 彼らは恐れと混乱の中で立ち尽くし、次元を超えたような奇妙な現象に困惑しました。







 ダイアリーはまるで不思議な力を持っており、彼らを未知の領域に引きずり込んでしまったかのようでした。







彼らはジュズッピを救う方法を模索しながら、ダイアリーが持つこの不可解な力に対する理解を深めようと努めます。








 次元を超えた旅が、彼らにとって未知の危険や挑戦をもたらすかもしれないことを悟りながらも、彼らはジュズッピを救うために立ち上がる決意を固めました。







彼らの運命がさらなる謎と道へのアドベンチャーへと進んでいく気配をケセラも感じ始めていました〜〜〜〜








///to be continued!!!☆☆☆




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ