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第23章

 セルリアンアイランドから逃げるターシャ、ヒッポ君、ミッチが乗る船を見るや、一気に彼らはザマンサの怒りを買ってしまいました。







 ザマンサ達の追手を振り切るために、彼らは何と言う事でしょうか、メチル女王の率いるザマンサの船に乗り込み、偶然にもアウリング王国のペテリウス国王が持って来ていた古地図を手に入れます。







その古地図には、航海のヒントが隠されており、ターシャたちは次に向かうべき目的地を知ることができました。







 しかしメチル女王はこの情報を盗み見ていたのだった。







 セルリアンアイランドはアウリング王国との連携を結んでおり、ペテリウス国王と共に、先回りする作戦を立てます。







彼らはターシャ達の船の行先を予測し、トラップを仕掛けることを企てています。






 ターシャたちは古地図の手掛かりを元に航海を進め、この辺りの諸島を旅したことのあったヒッポ君の感と勇気を駆使しながら、もはや追っ手となったザマンサやメチル女王の個人的欲望とペテリウス国王の利得絡みの策略をかわしつつ、新たな島へと向かうことになったのですーーーー













ー☆☆ー☆ーー



 ザマンサの巨大帆船は、追跡中のターシャ、ヒッポ君、ミッチを追いかけるため、セルリアンアイランドを出航しました。







 しかし海を進んでいくうちに、突然、巨大なクジラの大群に出くわします。






 そのクジラの大群は予想外の方向から現れ、ザマンサの船はその大群の中に巻き込まれ、行く先を阻まれてしまいました。






 激しい波とクジラたちの起こす姿勢不明な波の動きにより、船は揺れ動き、乗組員たちは船の安定を失いつつありました。






 ザマンサは船をコントロールしようと奮闘しますが、クジラたちの群れはそのまま船の進路を妨げ、やがて訪れる嵐も手伝って船は迷子のように行く末を見失い、漂ってしまいました。







 ペテリウス国王は一人落胆気に呟く。







「このままでは船ごと遭難してしまうのも時間の問題。今更助けを求めても無駄だろうがな……」








 大海原の中での混乱の中、船員たちは船酔いも手伝ってすっかり方向感覚を失い、遠くに見えるランドマークさえもすべて失われてしまったのです。







ザマンサは激しい怒りと無念さを感じながらも、新たな方角を見つけるために船員たちと協力し、再び航海のチャレンジを続けることを決意します。







 現れたクジラの大群によって荒波を起こされ、唯でさえまるで諸島や航路すら迷路のように入り組んだこの海域では、彼らがどのようにこれらを対処するべきか、進むべき方位を見つける出そうと躍起になりました。







 しかし今の状況下において容易ではありませんでした。すると〜〜〜







「おい、あの船は何だっ!」







 ペテリウス国王が指差す波間の先には一隻の巨大帆船、そしてそのマストに掲げられる国旗はオレガド王国の紋章に相違なくて……







 徐々に荒波をいなすような巨大帆船が顕になり始めるとザマンサの船まで近づく。







 そこには何とイケメンのアーサーとハンクスが、傍らにはベルリーナも居る。








 潮風に霞む海原を介し、こちらに手を振り続けているのが見える。







 そしてペテリウス国王はメチル女王に大声で叫ぶ。








「ほら、アンタの息子が助けに来たぞっ!」












///to be continued!!!☆☆☆







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