表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/94

第18章

 ターシャからダイアリーの解読を頼まれた侍女ミッチは、早速ダイアリーを受け取ると読み始める。







ー☆☆☆ーーー




再会からほどなくしてアーサーは腹違いの妹ターシャが出て行ってしまった事を気に病み始める。






 遂にベルリーナと母親のメチル王女が停めるのも聞かずに捜索を始めました。










ーーー☆☆☆ー



一方ベルリーナは母親メチルからダイアリーの秘密をひたすらに聞き出してみようともしましたが、彼女達もそのダイアリーの不思議な現象について、実はほとんど見識を持っていなかったのでした。







 メチルは「呪いのダイアリー」の後のナンバーが手渡された経緯についてザマンサと話し合いました。







 しかし、なにせ幼い頃の記憶が曖昧であるせいで、お互いに違う解釈や記憶のすり替えが起きている事で正確に内容が思い出せませんでした。






 そのため、ザマンサはあの時ダイアリーを与えてくれたお祖母様の消息から探し始めるのでしたーーーー










ーー☆☆☆ーー



一方、侍女ミッチは難解な文字を苦にするでもない様子でダイアリーの解読に取り組み、その中に書かれた物語を読み進めます。





 まるで先程の現実を綴ったように、アーサーの妹が出て行った出来事、ベルリーナとメチル王女の捜索活動、そして「呪いのダイアリー」の謎が明らかにならない状況が述べられています。









ー☆☆☆☆ーーー



 どうやらターシャと時を同じくしてダイアリーの呪い魔法のことが気にかかるメチルの旧友ザマンサも、叔母様の消息を探す決意をしているようです。






ザマンサはメチル女王を連れ立って、あの幼き日にダイアリーを受け取った場所、湖の畔にある持ち主のお祖母様の城へと馬車を走らせるのでした。







 車窓から湖畔が見え始めるとメチルか身を乗り出して






「あら、ここね、懐かしい……そしてあの丘の上に見える白亜の宮殿がお祖母様の城なのね!」






ザマンサもメチル女王同様、湖の畔にあるお祖母様の城へと向かう途中、懐かしい景色に感嘆しました。







 車窓から見える湖畔と白亜の宮殿は、彼女の幼き日の思い出を蘇らせます。





 城に到着したザマンサとメチル女王は、古びたダイアリーを受け取った場所である文庫部屋に入りました。






 部屋は長い期間放置されていた様子でほこりっぽく、古びた家具や本が棚の高いところまで、所狭しと昔のまま並んでいます。






 メチル女王には一気に懐かしい思い出が蘇り始めると、微笑みながらダイアリーのことを語り始めたのでしたーーーー








ザマンサは熱心に耳を傾け、お祖母様の城とダイアリーの関連性についての新たな情報を収集しました。







 二人はダイアリーの謎を解明し、お祖母様からの消息を見つけるための調査に身を投じました。












ーーー☆☆☆ー




すると、先程この部屋を案内したメイドが、奥の部屋から、杖をついた一人の老婆を連れて来るではないですか!






 二人は思わずその表情に何処かしら懐かしさを感じずにはいられなかった。






 そしてメイドが二人に告げる。






「こちらが貴方がたが昔お会いになられたお祖母様、その娘のナディア様で御座います。」






 紹介されて二人に微笑み返すナディア。






 すると二人にはあの時のおぼろげな記憶だったのだが、徐々にハラハラと鮮明になっていった。




 ザマンサが云う。




「あらま、血は争えないとはまさにこのことよね!だってあの日のお祖母様にそっくりなんですもの……


 当時湖畔で私達がよく遊んでいたのを眺めていたお祖母様。ある日、「面白いものがあるからおいで!」とこの宮廷に案内されオヤツをいただきました。


 それから、確かこちらのロビーで帰りがけにダイアリーを渡してくださったんですわ、そうよ丁度ここだわ、懐かしい。


 それにね、あの時のお祖母様の年齢もちょうど今のナディア様と同じくらいでいらっしゃいましたからね。」







 ナディアは微笑みながらザマンサとメチル女王に返答します。






「本当にお会いできて嬉しいわ。私もお二人のことはお祖母様からいつも伺っておりました。私にとっても懐かしい思い出が蘇りますわ。」







ナディアはダイアリーについての話を続けます。






「お祖母様がこのダイアリーを渡した時、それは何か特別な意味を持っていたと思うの。

 彼女は何かを知っていたように感じられました。私もその後、ダイアリーの不思議な力に魅了され、その秘密を解き明かすために努力しました。」







三人は協力してダイアリーの謎を解明することを決意します。ダイアリーの記述について詳しく話し合い、その中に隠された情報や手がかりを見つけ出すために取り組みます。







 不思議なダイアリーの秘密を明らかにし、叔母様の消息を見つけるために、彼らの冒険は新たな展開を迎えることでしょう。






そしてお祖母様の家系がザマンサと同じくパリピメロン家の末裔であること、呪い魔法で悪名高き皇后様の血筋であることを知るや、ザマンサの表情が曇り、過去に母親から聞かされていたパリピメロン家の歴史について語り始めるーーーー







「パリピメロン家の歴史は、私たちにとって重要で同時に複雑なものです。皇后様の血筋として、我々には責任があります。


 しかし、その一方で、呪い魔法の影響も受けてきたことは否めません。母から聞かされた話によれば、パリピメロン家は長い間、呪いとの戦いに取り組んできました。」





メチル女王も重要な情報を補足しました。






「パリピメロン家の血筋には、呪い魔法を封じ込める力が宿ることもあります。

 このダイアリーには、その力に関する手がかりが何かあるのかもしれません。」






三人は、パリピメロン家の過去とダイアリーの謎を結びつけ、呪い魔法の秘密を解き明かすために協力することを誓います。






 これからパリピメロン家と皇后様の過去と未来に関する新たな秘密は明らかになるのでしょうか。











///to be continued!!!☆☆☆









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ