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第12章

 悪役令嬢ターシャが失踪した母親たちを創作するアドベンチャーが始まろうとしていましたーーーー






 此処カロリナアイランドで知り合った真っ黒に日焼けしたヒッポ君は、これまで南国の美しい島々で穏やかな日々を過ごしてきました。






 ある日、彼は島で噂になっているターシャ家族の謎の失踪事件について耳にしました。






 それは、ターシャのお母様である王女メチルと彼女の二人の兄弟、アーサーとベルリーナが突然姿を消したというものでした。







 ヒッポ君は島の港でターシャとミッチに出会い、彼女達からその事情を聞き出しました。

 





 そして一行は協力して王女メチルとターシャの兄弟の行方を追求する決意を新たにし航海に乗り出すのでした。








ーーー☆☆ー





 彼らはカロリナアイランドを出発し、船で様々な島々を訪れるアドベンチャーの旅に出発しました。







 最初に彼らが訪れたのは、謎めいた森に覆われたエメラルド島でした。 






 そこで、古代の巫女たちから失踪事件に関する手がかりを得ました。






 彼らの次の目的地は、火山が噴火し続けるドラゴン島でした。






 ドラゴン島での危険な冒険の末、アーサーの泊まったであろうホテルでの記帳したサインが発見されるや、彼らは次に向かうべき場所の手がかりの感触を得ることができました。






 彼らの旅は、精霊たちが住む秘密の島での出会いや空飛ぶ島々の探索など、数々の困難を乗り越えながら続いていきました。






 最終的に彼らはポカナル島と呼ばれる場所で、王女メチルと兄弟たちが魔法の力で封じられていたことを発見しました。






アドベンチャーの仲間たちは協力し、ポカナルの魔法を解く方法を見つけるのでした。






 そしてメチルと兄弟たちは解放され、安全な場所に連れ戻されました。






 この経験を通じて、彼らは困難に立ち向かい、友情を深めることができました。







 数日後カロリナアイランドに戻った一行に、やっとのことで平和と笑顔が戻ったのでしたーーーー











ー☆☆ーーー





ふとターシャが船内の客室で目を醒ますと、夜明けの窓辺からちょうど無数の流星群が流れ落ちてゆく光景にであった。






 そしてポカナル島で家族と出会ったのが夢だったと気付くーーーー









ーー☆☆☆ーー




 翌朝大海原の水平線に現れた大陸、オレガド王国に上陸する一行は、家族の行く先を訪ねながらアドベンチャーを続けることとなった。






「あれは、夢だったのね……」






 ターシャはゆっくりと起き上がり、窓辺に立つ。






「窓から見える景色は紛れもなくポカナル島ではなく、新しい陸地であるオレガド王国の海岸線だった。







ターシャは傍らの侍女ミッチに囁く。






「ポカナル島での冒険は、全て夢だったってこと?」






 そして船が港に接岸し、上陸することとなった。






 オレガド王国の港に降り立つと、ターシャは家族の行く先を尋ねる決意を固めた。






 「さて、家族はどこに行ってしまったのかしら?」






 ターシャはオレガド王国で新たな冒険を始め、家族を見つけるために興奮しながら歩き出す。






するとヒッポ君があろうことか幼なじみだった友人ハンクスと出会う。ハンクスと出会った瞬間、ヒッポ君は驚きのあまり声を上げる。






「おう、久しぶりっ!お前さぁその髪型、何かぁイケメンになったな!」






 暫く親交を深める二人。ターシャ達もハンクスに挨拶をし、友人たちは再会の喜びで笑顔に包まれた。






 その後、最近ハンクスの母親ザマンサの宮廷に3人の家族が居候していることを聞きつける。






「それってもしやターシャの家族じゃないのか?」






 いても立っても居られない一行はハンクスの母親ザマンサの宮廷へと向かうのだったーーーー










ー☆☆ーーー




やがて宮廷に到着すると家族全員が再会し、喜び勇んで抱き合うのだった。ターシャの母親メチル王女が泣き叫ぶ。






「本当に素晴らしい再会だわ。おかえり、ターシャ。貴方を城に置き去りにしたことを後悔していたのよ、とっても……貴方たちの冒険の途中でこんなにすぐ再会できるなんて、奇跡だね。」





母親の言葉にターシャも涙を流すのだった……






 ヒッポ君はハンクスと昔ばなしに花が咲く。






「本当に奇跡みたいだ。なぁハンクス、クリスタル島の想い出、君も信じられないだろう?」






「あれは本当にすごい冒険だったよ。でも、今は家に帰って家族と一緒にいる幸せが何よりだ。」






一行は突如として出逢ったハンクスの母親の家に招かれることで、家族の行方を共有し合うのだった。






「ザマンサさん、本当に私達家族は貴方に助けられたわ。どうもありがとう。」






「お互い様よ。ここはいつでも貴女たちの家だからね。」






 家族全員が笑顔で再会を祝うのだった。










ーーー☆☆☆ー




そしてターシャ達はその後本題となる呪われたダイアリーについての話を聞かさせられるのだったーーーー





 ダイアリーを前に、新たに綴られた自分たちの未来の運命の話を聞かされることになるなんてーーーー





 ダイアリーの最初のページには妙な魔法の文字で彫られた奇妙な予言が記されていました。






 と、どうしたことでしょう、侍女であるミッチがそれをスラスラと読み上げたのでした。






「これは…未来の話のようだわ。」


 




 ダイアリーには彼らの未来についての予言が新たに綴られていた。






予言の一部には、新たな島々の発見、古代の遺跡での謎の解明、そして新しい仲間の出会いが含まれていました。






 ターシャ達は内容に興奮し、未来の冒険に胸を膨らませました。







ヒッポ君も大喜びで、






「これは本当に素晴らしいことだね。新たな冒険が待っているなんて。」






ターシャも長旅の疲れも吹き飛んだ様子で







「私たち家族はこの予言を良きものにするために、一緒に戦うわ。」







 彼らは呪われたダイアリーの予言に導かれたかの様子で、未知の冒険と謎解きを追求し続ける決意を固めたのでした。









ーーー☆☆☆ー



やがてザマンサの家に集った大所帯となった今宵、デイナーパーティが開催されるや、イケメンでターシャのお兄様のアーサー、同じくイケメンのヒッポ君とハンクスの争奪戦が始まった。






 女子チームのターシャとミッチ、お姉さんのベルリーナがダンス大会ではイケメン相手に猛烈なラブアタックをかけるのだった……






ダンスフロアでは音楽が響き渡り、華やかな雰囲気が広がりました。






 ターシャはアーサーとダンスを始め、彼の目を奪いました。






「アーサーお兄様、このダンスはとっても楽しいわね!」






 ターシャは次第に上手なダンサーとしてアーサーを魅了してゆきました。






 ミッチとヒッポ君も一緒に踊り、会場は彼らの楽しそうな笑顔で溢れました。





「ヒッポ君、あなたと踊るのって楽しいわ。」





 ミッチの楽しい笑顔にヒッポ君は照れくさそうに魅了されました。






 ベルリーナは出逢った時から純朴そうなハンクスと一緒にダンスを踊ることを決めて居ました。いわゆる一目惚れ!






「ハンクス様ぁ、私たちも楽しみましょう。」







 スレンダーなベルリーナの魅惑的ボディにハンクスはついつい心奪われてしまいました。







 夜もふけゆく中のダンス大会は、友情と愛情に溢れた素晴らしい出逢いのフロアになりました。







 ターシャ、ミッチ、ベルリーナの若き恋の行方は、それぞれのパートナーと楽しい瞬間を共有しながらいつまでも新たな思い出を築いていくのでしょうか。







 そして呪われたダイアリーの内容にも、次第に変化が生じ始めたのでしたーーーー














///to be continued!!!☆☆☆









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