表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日、君を殺した暁には  作者: 九六式
欲望の海
11/14

スキャンダル


 深月を行動を縛ることには出来たが、それは


「やあ、光くん。迎えに来たよ」


 四六時中、僕は奴に命を狙われてしまうという事に他ならない。


「家を教えた覚えはないんだが」

「そんな固いこと言わないでくれよ。彼女っていうのはお寝坊さんな彼氏を迎えに行くものだろう?」

「寝坊もしてない」


 それだけ言って先に進む。てっきりまき姉が来たのだと思っていたのも相まって少々機嫌を損ねた。


「つれないねぇ」


 でも


「君のそういうところも、ボクは好きだよ。ふふっ……」






___________________________






「おはようございます!深月さん!」

「ふふ、おはよう」


 教室に入るなりクラスの女子達が寄って集る。


「………?なんだかいつもより機嫌が良い様に見えますけど、何かありました?」

「ん?そうだね……」


 チラリとこちらを見る深月に「余計なことを言うな」という念を込めて睨む。しかし彼女はそれを逆に面白がるように笑うと


「最近彼氏が出来たんだ」

「え?いま、なんと……?」

「彼氏が出来たんだ。生まれて初めて」


「「「えぇ!?」」」


 騒然とする教室。その光景に俺は頭を抱えた。


「こいつ、やりやがった……」







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ