心中
「ありがとう」
君は、本当に優しい。小説のヒロインになれるぐらい優しい。だから、君の優しさに僕は見合わなくて。
自分でも分かってる。分かりきっている。君を傷つけてしまうと。不幸を隠さないのは、ただの自己満足だと。
だから。
だから、僕は君と心中する。傷つく暇なんか与えないように。これは偽善なのだ。偽善で何が悪い。自己満足よりはましだ。僕にはこれぐらいしかできないんだ。たいしてない胸を張る。
天国で会おう、なんて言わない。天国も地獄も、死のその先なんて一秒だって無いと、思っているから。
その代わり。永遠に、さようなら。
ぐさっ。現実は、現実は、どうしようもなくつまらない。
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この小説の続きを、皆さんそれぞれ書いてみてくれますか。文体は全然違ってても良い。どんな続きも、全部間違ってないから、ぜひ、書いてほしい。