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PRIDE or BRIDE  作者: 下野枯葉
英断編
68/121

五十二話 ロリコン「小学生、プレゼント、女の子、検索」

十二月二十二日


 土曜の目覚めに少々の違和感があった。

 昨晩は寝つきが良くなかったからだ。

 劇への期待が高まり……こう、そうだな……。

 簡単に言えば興奮していた。

 付け加え、二十四日への緊張もあった。

 朝八時半。

 もうひと眠りしようか? いいや、今日は起きよう。

 回らない頭を起こしながら布団を畳み、ふらりと台所を覗いた。

 そこにはチラシを広げ、メモを取るリリィの姿があった。

「おはよ」

 いつまでも眺めていたい欲を抑え、変わらぬ挨拶を簡単に。

「おはようございます。朝食をご用意致しますね」

 いつもの土曜より三十分も早く起きたがリリィは動揺することなく立ち上がった。

「手伝うよ」

「ありがとうございます」

 冷蔵庫を開け、漬物とおにぎりを取り出した。

 その間にリリィは味噌汁をコンロで温め直していた。

 嗚呼……日本の朝食だぁ。

「午前中は買い物?」

 おかかの丁度良い塩分に舌鼓を打ちつつ、今日の予定を聞いた。

「はい。年越し前に補充しておきたいものがありますから」

「そっか、じゃあ一緒に行こう」

 大荷物の買い物は一緒に行くことにしているが毎回辛い。

 原付や中型バイクの免許を取るのもいいのかなと思い始めている。

「午後は勉強をしようと思います」

 計画性を持って課題に取り組む……殊勝な考えだ。

 小学生の頃とかケツに火が付かないと何もできない人間だったのを思い出し、泣きそうになった。

 思い出に浸りながらふと意識を目の前に集中させた。

 もぐもぐとおにぎりを頬張る姿に安心感を覚える。

「俺はちょっとショッピングモールまで」

「買い物ですか?」

「ちょいと野暮用でね」

 人差し指を天に突き立て、クルクルと回した。

 これは良いことがあるときに隠そうとすると出てしまう癖だ。

 リリィもそれに気付いたのか、詮索せずに気を付けてくださいと一言呟くだけだった。


 午後になり俺は駅前で芽衣と合流していた。

「よくぞ集った!」

 駅前のロータリーの銅像の前で芽衣は仁王立ちをしながら俺を見下そうと頑張っていた。

「いや、俺が呼んだんだけど」

「王になりたい人生だったの」

「日本は王政じゃないからね、残念だ」

 挨拶代わりに軽く小ネタを挟んだところで調和した。

「それで頼みって……何?」

 俺は今日、芽衣に頼みがあって呼んでいた。

 前日の夜に連絡を取ったが快諾してくれたことは嬉しく思う。

 即日対応とか流石日本人だな。

「実は……さ」

「うん」

「リリィの誕生日プレゼントのアドバイス聞きたくて」

 正直、女子小学生が何で喜ぶとかわからなさすぎる。

 時間もないし、手っ取り早く女子に聞いてしまおう作戦だ。

 芽衣はググっと眉間にシワを寄せてから大きく息を吸い込んだ。

「……はぁ」

 溜め息。

「うん?」

 いや、もしかしたら溜め息ではなく、快諾を意味するものだろうと考えた。

 ……。

 流石に無理があるな。

 呆れられている感覚があるがきっとこれは気のせいだ。

「……なんか慣れた。よしショッピングモール行こうか」

「慣れた……ってなに? え、あ、待って」

 手をヒラヒラと振りながら歩き始めた芽衣を追いかけ、プレゼント選びが始まった。

 不意に振り返った芽衣に、ほのかな桃色を見た。


こんにちは、

下野枯葉です。


新年あけましておめでとうございます。

年を跨ぎ、何が変わったかと聞かれると何も変わっていません。

寒さが増しただけです。


今回は翔太にド直球な悩みを与えつつ、芽衣とのお話を進めていこうと思っています。

なんだか芽衣と向かい合うのが久しぶり過ぎて、正直忘れかけてました。

でも振り返るといいキャラですね。

今後の展開も決まっているのでどう流れに乗ろうか考えています。

まぁ、無難に流れに乗せますよ。

きっと輝いてくれます。


さて、新年の挨拶回りの隙間に投稿したので後書きが短いですが……。


では今回はこの辺で。





最後に、

金髪幼女は最強です。

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